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桃太郎侍、江戸城に現る

2012-02-11 21:36:00 | アート

▲ようやく春らしい風景@皇居東御苑

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 ルドンとその周辺-夢見る世紀末展(@三菱一号館美術館)へ行ってきた。
 http://mimt.jp/redon2012/txt_contents.php

 初めてオディロン・ルドンと出会ったのは1989年。東京国立近代美術館でのルドン展である。その後、どこかでルドンの「闇」にフューチャーしたミニ企画を見たり、ほかの展覧会の中に1、2点作品を見たりしていたが、今回は久々にまとめて見た。
 12年前のときは、ルドンの心象風景に注目した展示だったように思うが、その時から静物画、特に花の美しい描写には心惹かれるものがあった。
 今回は三菱一号館美術館がルドンの最大級の壁画(といってもキャンバス地に描かれている)「グランブーケ」を収蔵した記念に、ルドンの作品を多数収蔵している岐阜県美術館(現在改修中)と協力して展示しているものである。
 つまり、必然的にルドンの色の部分がフューチャーされるわけであった。

 グランブーケはさすがに素晴らしい。そしてそれを収蔵した(いったい幾ら出したのだ三菱よ)三菱一号館美術館の見せ方が美しく、その魅力が十分に伝わる展示だった。
 おそらく、たいていの人はルドンの闇だったり黒だったり神秘性だったり、あるいは色だったりに興味を覚えるのだろう。
 私の場合は、その筆致である。
 大変おこがましいが、私が高校時代に描いていた油絵と筆の動きが似ている(気がする)。ただそれだけでなんだか「同志!」感があるのである。(妄言終了)



 さっくりラーメンを食べた後で、皇居東御苑へ向かう。
 http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
 せっかく近くまできたし無料だから行ってみたかったんだよね。
 しかしここも春まだ遅し。
 ようやく梅は咲き始めてきたけれど、ポツンポツンと寂しい状態。固いつぼみも多い。今月末かな見ごろは。
 でもフキノトウは出始めていたし、マンサクもほころんでいた。ミツマタは来週には開花しそうだな。

 でも一番驚いたのは、ここ(江戸城跡地)で「桃太郎侍」に会ったことである。黒のセーターに黒のパンツをはいていて、サングラスも帽子もかぶらずにごくごく一般人の格好だったけれど、声で分かるよ(≧ー≦)b。
 最初は似ている人? って思ったんだけれど、帰りしな、係員がそんな話をしていたので本物認定。

 江戸城といえば、お侍(当然なことだが、天守台や大奥跡や本丸跡、松の廊下跡などがあるのだよ)。お侍といえば時代劇で、時代劇の代表といえば彼の名前が出てきて当然のわけで…。
 なんだか非日常だけれど、とってもしっくりくる組み合わせであることにちょっと笑ってしまった。
 次の芝居のための研究かな? 百人番所などを見ていたから。おそらく私しか気づいた人がいなかったのだから(たまたま周りにだれもおらず)、握手位していただければよかったとちょっぴり後悔。
 ちなみにその後○ックカメラ(@有楽町)で目撃情報が出ている。

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