山での話しで御座る。その日、かみさんは針の家の隣にある、長門牧場にある、「モンゴル乗馬」クラブに、乗りにいくというので、針はこれ幸いと、何時もながらの事ですが、朝からお酒(ビールね))飲んで、大好きな音楽(リバプールサウンズね。マージービーツともいいます。)を掛けながら、ギターを弾く事に。山に来ると、周りは、隣が廃屋だったり、売却されていたり、買い手のつかない土地であるので、かなりの音量でギター・オーディオを鳴らしても誰からも文句を言われないのだ。
普段皆がいるところで、ギターを弾くと、顰蹙極まりないのだ。少しは、遠慮しているのだわさ。で、しばらくして、行っているはずのかみさんの声が。「早く~、カメラ、カメラ!」。
振りかって見ると、其処に。お馬さんが2頭いるじゃありませんか。ありゃま!。モンゴル乗馬の馬っ子達だ。 慌てて、カメラを持って、パチパチとシャッターを押しまくります。あ、実際のシャッターの音はこういう音じゃありませんね。モンゴル馬は日本の、木曽馬の大きさです。
乗馬倶楽部の先生は、モンゴルから来ているバットさん。何時もは東京の新小岩に住んでいて、短期休暇、土、日にこちらに来るそうだ。ここには、以前、朝青龍の弟もいたみたいで(嘘か本当かわかりません)教えてもらった事もあるそうな。
この馬っ子達は、草原を走るイメージですが、コースによっては軽い丘、(崖というとオーバーですからね)位は平気で登るそうです。昔はジンギス汗の軍馬として重用されたんですもんね。多少の所は平気なんでしょう。「一日、千里を走る」という、「汗血馬」(かんけつば)別名「赤馬」もこの馬の事です。・・・と、思います。←おいおい、そんないい加減な!。
三国時代の蜀の猛将、漢之寿亭侯・関羽の乗っていた「赤兎馬(せきとば)」もこれだね。ちなみに、呂布が乗っていたものを、曹操に渡り、関羽を靡かせようと送ったものですが、主君劉備玄徳を慕って、曹操の下を去りました。
それにしても、バット君、お顔はモンゴル人のお顔。この人ジンギス汗の生まれ変わりじゃないのかって。背も大きいし、昔に生きていたら、将軍になっていたでしょうね。
なんてー事を考えていたら、時間の経つのは早いもので、もう、帰り仕度。バット君と握手して、お別れです。何とでかい手だ。かみさんは馬に乗って振り返り、我が家を見ていました。高い所からみるのはまた違った感じなんだろうね。