いよいよ山の春、到来です。山の春はコブシ、山桜と並んで満開の小梨の花で始まります。冬の間、葉がない状態ですと、全く存在感がなく、ただの汚い木という印象しかありません。それがいざ咲き始まると、桜より見事に咲き誇ります。
山では白樺、ミズナラ、カエデ、ヤマアジサイ、まゆみが一般的ですが、それらを除くと、後は全部小梨の木と言っていい。
庭先に邪魔のように生えていて、木の幹もガサガサした肌で観賞価値が無いと思っていると大間違い。
春にはこんなに可愛らしい蕾を沢山付けて、さぞかしピンクの花を咲かせるのかと思いきや、桜のような花を咲かせてくれます。
それがこの画像です。花を付けすぎて、重くて枝垂れてまるで滝のよう。それがこの近辺そこいら中咲き誇ります
春の先駆けはコブシと山桜ですが、その後の重要な繋ぎの役割をはたしているのが小梨の木です。今日辺り、大分日差しが強くなって来たので帰るまでに開いてくれたらいいね。
もう20年近く山に来ているのですが、まともに満開を見れたのが一回だけです。