山村留学の子ども達が通っている地域・白井川地区の熱郛神社のお祭りの「奉納演芸大会」が夜に開催されました。
カラオケは同好会の方々の演歌、なかなか歌いこんでいるようで上手いです。お年寄りが大半だからかな・・、ちょっとボリュームが大きいのが難ですが、聞かせてくれます。郵便局長、校長先生、議員さんも壇上にあがります。
でも、年配の方ばかりなので、この演芸奉納もいつまで続けれるのかな・・ちょっと心配かな。
これまた、今年2月に行ったミャンマーの田舎話ですが・・・
地域のお祭り(電気が通った)の会場に居合わせたことがありました。村中の老若男女が集まり、若者、年寄り、子ども達の演技がたくさん続きました。会場がどっと沸いたり、大笑いしたり、皆が一緒に楽しんでいる雰囲気がとても素敵で温かでした。 今の日本のようにたくさんの娯楽・レジャー、テレビやインターネットがあるわけではありませんから、村人にとって本当に楽しみな時間なのです。午後から始まるのに、朝8時前から会場で座って待ってたと聞いてびっくりしました。
黒松内でも20年、30年前のお祭りは、ここ作開(60戸)でもたいそう賑やかだったと土地の人の話を聞きます。
時代の波、コミュニティの崩壊と言ってはそれまでですが・・・、人間にとってやはり、同時にたくさんの仲間と喜怒哀楽の共感が持てるコミュニティは、必要でしょう。
今までの地域社会の中に、「かつて」を取り戻すのは難しい・・というよりも、もう無理かもしれません。 それでも、それに代わる 「なんらか」のコミュニティの創造は絶対に必要だと思います。
多くの仲間達と所属を同じくしている・・この安心感が人間には必要です。情報社会ではインターネット上でそれを求める人達もいる訳です。人間は一人では生きてゆけません。
「会社」というものは、地域コミュニティに代わる存在でもありましたが、上流・下流なんて分けてしまう現社会では、会社にコミュニティは求めれなくなっているでしょうし・・。
これからの時代のコミュニティのあり方は、地縁、血縁、仕事縁だけでなく、もっと広域的な「知り合い関係」 知縁というものも考えてゆく必要があると思います。
自然学校を そんな「知縁関係づくり」に役立つ存在にしてゆきたいものです。