高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

アウトドア会議・・なぜ自然体験活動なの

2013-06-10 16:28:11 | 主義・主張

 例年夏は7月から出張を極力作らずに黒松内を活動中心にしていますが、今年は6月からにしようと、5月は懸命に、町外仕事に精を出したおかげで、なんと,今月は1回も泊りがけ出張をセットしておりません。
 カミさんが 「大丈夫なの・・?」と、たいして心配もしていないのに・・、たぶん迷惑の裏返しで言っています・・・。

 なので・・、ねおすの中核スタッフが苫小牧、札幌、旭川から会議に黒松内へ来てくれました。 子ども事業をどのように展開してゆくか、その広報のあり方の会議です。 そもそもなぜ子どもの自然体験活動にこだわるのか・・、そして、それは今の社会状況や送り出す親御さんのニーズに合っているのか・・・。

 議論を重ねるまでもなく、時代が変わって、子どもの教育ニーズや家族のあり方が変わってきても、私達が子どもたちに提供したいことは普遍的です。 正当真っ向から普遍的に大切なことを訴えればいい。それは、今も昔も変わるはずがない。

だって、あたしたちは昔、猿だったのですからね、もともと自然の一部なわけです。子ども時代は多少危険がある自然の中で自由に転げまわって、生きるために必要なことをたくさん、自然の中から体験的に学んでゆくのが当然なんです。 

 環境や自然の大切さは自然の中で遊ぶことで、新しい体験が次々とできます。その体験・経験を通して「自分はできる」という自己肯定感が育まれます。そして、仲間と一緒に過ごすことで他者に対する効力感や共感力も養われます。

 さまざまな感性育成ができます。 感性が豊かなことは人間らしさでもあります。感性が豊かだからこそ、直感力も養われます。この情報があふれる社会において、何が正しいことなのか、自分にとって意味あることなのか・・それを判断するのは直感力です。

はたまた現代社会だからこそ、自然の中で過ごしていないと自然に対する畏敬の念が育まれません。 

 このいいことづくめの、自然体験の意義を今だからこそ、あたし達は訴求し続けないといけないと考え行動します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅い芽吹き

2013-06-10 09:52:35 | 黒松内・寿都

春を通り越してにわかに初夏に到達し緑濃くなりつつある北海道黒松内ですが、まだ芽吹いていない、芽吹き始めたばかりの樹木があります。 山々を見渡すと、枯れてしまったのと思えるような枝ぶりの木があります。写真の左手の樹木です。これはまとまって生えていることもあるので、あれ・・?集団で枯れてしまったのかなと思えるほどですが、ハリエンジュです。 通称ニセアカシア。移入種で繁殖力がとても強い。黒松内にも見受けられます。 

 写真の右手の樹木は、ニワウルシ(通称シンジュ・神樹)。ウルシとついていますが漆ではありません。これも外来種のようです。英語ではTree of heaven(天国の木)とも言われています。 なぜに天国の木なのだろうか・・。 葉っぱが階段みたいな・・・

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/simaroubaceae/niwaurusi/niwaurusi4.htm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「知る」ということ

2013-06-10 02:55:24 | 主義・主張
「溢れる情報の中で、私たちは逆に知るということをどんどんと失ってしまっているのではないだろうか」とKAHIMI Karie さん。

 私は早起きをすると、インターネットやfacebookで時事を、少しばかり本を読んで、世の中のことをできる範囲でチェックしている。しかし、あまりにも膨大な情報に立ちすくみ、「知ってしまったこと」に対して、心が立ち止まってしまうことがしばしある。

「知らなくてもいいこと」ではないか・・。知ってしまったら、その前で何もできない自分にも気がつくことになり、壮大な矛盾を抱えてしまう。

例えば民主党政権で公共工事をストップしようとした八ッ場ダム問題・・・。工事は再開されている。

 あのダムの上流にはヒ素を含む有毒物がある旧万代鉱が存在し、八ッ場ダムの上流域には強酸性の有毒な水質がある。そして、その有毒物を含む水をいったん留め置き堆積し、カルシウムを入れて中和するためのダム、品木ダムがある。ところが、両ダムの関連を知ることは意外と発見しにくく盲点になっている。八ッ場ダムをウテキペディアで検索しても、このことは、全くと言っていいほど情報集積公開されていない・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E3%83%83%E5%A0%B4%E3%83%80%E3%83%A0

 しかし、品木ダムで検索すると、多少は下流にある八ッ場ダムとの関連性が書かれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81%E6%9C%A8%E3%83%80%E3%83%A0

 これだって、原発立地と同じことだ。元々建てるべきでない地勢(原発は地震多発国日本)であるのに巨大な利権構造が構築されてしまい、工事を止めるに止められない構図になっている。 こんなことが世の中のあちらこちらにあるのだろう。

 しかし、今現在、福島第一原発で何が起こっているのか、今日、どんな事故対策工事が行われたのかを知ることはインターネットでも至難・・・。TPP問題も同じだ。つまり、情報を発信する人が少ない。肝心な元の元で情報管制が実は敷かれているからだ。 ところが、これももし「知ってしまう」と精神が持たないくらいに、今を生きることと壮大な矛盾が生じることを「知って」しまうかもしれない。 

無関心でいたい・・・それは不安と恐れの裏返しなのだと思う。

情報社会の中で「知る」ということは、実は、「今」を生きるのにとても大変な作業でもある。

だから・・、

楽しいこと、夢のあることもかたやしていないと、心身が持たない、保てない・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一番草

2013-06-10 01:23:24 | 黒松内・寿都

 あんなに雪が多くて寒かったのに、ここのところは春を飛び越して初夏の様相・・・。本州世間一般はもう夏ですね。 北海道黒松内は珍しい位に毎日、お天道様が主役です。6月9日の日曜日、隣の牧草畑で一番草の収穫が始まりました。

 自然学校でも草刈、草刈が続いています。
さまりとYKPもゲストハウスの花壇のスギナを一日かかりでとってました。 私は午前中は前日の続き・・、独居高齢者のお宅の壊れた納屋の片付け。午前中に軽トラ2回の往復だけでダウン・・・。 午後は草刈機を使った草刈・・機械の燃料が尽きる前にあたしがダウン・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする