高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ミクロの視点から

2013-06-19 07:04:26 | 主義・主張

 私がこの道に入る時に大きな影響を頂いたH氏が入院加療をすることになりました。業界の親分というよりも大兄貴的な存在で、現在、全国の現場にいる自然ガイドのリーダーに号令をかけられるのは、この方だけでしょう。尊敬する御仁です。昨秋に弟分の私は、大兄貴のご指名で、その名代として、自然体験型環境教育、日本の自然学校を紹介するために中国に行ったのですが、その折から心配はしていました。今はゆっくり治療に専念し静養して頂きたいと思います。

 ほぼ同年代です。私自身も身体健康維持がこれまでどうりにはいかない年代に我々も突入したということでしょうね。 そう実感することが多くなった、ここ1、2年です・・・。

私たちの業界は15年、20年続いた組織であっても、代表格が50代後半というところがほとんどです。つまり、組織として世代交代が進んだところはごく僅かでしかありません。古くから続く会社組織は10代20代から各世代がおり、50代が経営責任を負い、後見、顧問役をして6、70代がいるというのば普通でしょう。若い力と長年の経験知と経営感覚が相重なってこそ、継続となります。

その組織成長からいえば、我が業界は、まだまだ世代が一回りしてはいません。

 後進に何を伝えておくべきかを、以前より考えるようになりました。しかし、伝えておくべきこと、伝えなくてもいいこともあります。任せてしまうという領域もあります。

アベノミクスで日本の資本主義は世界のトップをとって崩壊の道を進み始めたと感じている昨今です。原発反対運動も気持ちにあきらめませんが、巨大な旧守力を感じざるをえません。 しかし、止まらない権力と金儲け亡者の欲望により間違いなく、日本の格差、貧困社会はより顕在化してゆくでしょう。そこへ一石を投じ続けなければならないと考えています。

 この社会の流れの中で、自然学校タイプのコミュニティの新しい意義・役割があると思います。 自然学校という現場力を有用した人材育成・人が自らに育てることができる「そだちば」の概念、これは次世代にも伝えてゆきたいし、より具体的にしてゆきたいものです。


「マクロ(地域)とミクロ(世界の中の北海道)の視点からの社会貢献」http://www.neos.gr.jp/が、今のねおすのキャッチコピーなのですが、私は ミクロの視点へ力の配分を変えてゆきたいと思っています。
コメント
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