通信誌復刊にあたって
黒松内に移住して早や12年目を迎えます。しかし、代々この地に生き暮らしてきた地域の方々に比べれば、はるかに新参者のままです。にもかかわらず、身の周りの風景は「囲まれているだけで安心あるもの」として意識しなくなり、関わり合う人も人々も固定化してゆきます。気づかぬものや気づかぬことが増えてしまっていると自省をしています。
一方で、都会から来る地域づくり系の助言者は「地域に住む人が地域の宝に気がついていない」等と嘆きますが、何をおっしゃる、そんなことは住んでいれば当たり前になるもんだ。「あんたに言われたくない」と素直になれない時もあります。しかし、私達は自然学校という活動を展開し、その使命のひとつが「農山村と都市の人の交流づくり」と定めている限りは、しっかりと地域の自然や風土を肌身で感じ、習慣、産業や人々の暮らしや仕事も知っておくべきだ、と改めて原点的な姿勢を正したいと思います。
2013年度は自然学校がある黒松内を選んで来た活動的な女性達がスタッフとなりました。彼女達の感性にあやかりながら、しばらく途絶えていた通信誌を復刊し、「地域に生き、暮らすとは」を改めて私も見つめ考え直す機会としたいと思います。どうぞ、購読お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
黒松内ぶなの森自然学校運営委員長
高木晴光
黒松内に移住して早や12年目を迎えます。しかし、代々この地に生き暮らしてきた地域の方々に比べれば、はるかに新参者のままです。にもかかわらず、身の周りの風景は「囲まれているだけで安心あるもの」として意識しなくなり、関わり合う人も人々も固定化してゆきます。気づかぬものや気づかぬことが増えてしまっていると自省をしています。
一方で、都会から来る地域づくり系の助言者は「地域に住む人が地域の宝に気がついていない」等と嘆きますが、何をおっしゃる、そんなことは住んでいれば当たり前になるもんだ。「あんたに言われたくない」と素直になれない時もあります。しかし、私達は自然学校という活動を展開し、その使命のひとつが「農山村と都市の人の交流づくり」と定めている限りは、しっかりと地域の自然や風土を肌身で感じ、習慣、産業や人々の暮らしや仕事も知っておくべきだ、と改めて原点的な姿勢を正したいと思います。
2013年度は自然学校がある黒松内を選んで来た活動的な女性達がスタッフとなりました。彼女達の感性にあやかりながら、しばらく途絶えていた通信誌を復刊し、「地域に生き、暮らすとは」を改めて私も見つめ考え直す機会としたいと思います。どうぞ、購読お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
黒松内ぶなの森自然学校運営委員長
高木晴光