高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

櫻井ブルース農場

2014-09-19 18:10:21 | いろいろシゴト

砂川から黒松内に帰るなら、櫻井ブルース農場に寄らねばならぬ。

長年やって来た自然農法の苗も今年のお天気には合わせ難かったらしい・・・・。 10Kg当たり○○○○円以上で販売できる自然農法の田んぼの収量は例年の何分に一にもなってしまいそうですが、大豆は順調とのこと。なんとか今年もなると、「わっはは」と苦労のくの字も表情に出さずに、いつもの櫻井さんでした。

黒大豆の枝豆を頂きました。

人生哲学と有機農業へのこだわりを短い時間でしたが、若い人たちに話をしてくれました。よく言われるフレーズ・・。「一度だけの人生だからね・・」、櫻井さんと話していると本当にそう思います。

最初からこうなろうと目指していたわけではないけれど、自分の興味と世の中の平和を考えることに妥協しないで来たら、自然と今の生き方暮らし方に到達していた。 人の人生はもちろん一度だけ・・、誰しも迷うし紆余曲折はある。しかし、自分の価値観と考えをしっかりと持つにも時間はかかる、いやかけなければいけない。他と関わりながらも自分の世界を作り、それを、ドントドンとど真ん中を進むことができるのは、素晴らしい。


櫻井さん風味で書かせて頂くと・・・、

いろいろな植物様や動物様がこの地球には生きていらっしゃる、

 ヒトはその生き物様たちの営みを感じることができる、知ることができる能力をもっている

それなのに、その能力を使わぬ幸せなんぞ、あるわけはない・・・。

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市民活動ステップアップセミナー

2014-09-19 07:24:25 | プログラム 研修、講演等

夕方に砂川へ。 市民活動ステップアップセミナーの2時間講師。

組織運営の人と資金。壮大なテーマでしたが、ジェットコースターのように1時間ちょっと話させて頂き、後半は2組で話しをしながら、キーワードを探してテーマ内容について理解を深めるという手法をとりました。 ステップアップにはもっと時間をかてワークショップしたいところですが、みなさんの、何かきっかけづくりになって頂けたら・・・、と祈るばかり。

小難しく書いているレジュメは、次のようなものです。 ご参考までに・・・。

 

①   使命(使命)とは・・NPOは社会的活動の使命達成のために活動する・・

顧客や提供するサービスを決めて、自分の社会的役割を決め、成果(果たしたいこと)を明確化したもの。 「社会や個人が、より良い方向へ成長してゆくために目指す大きな目標で、それはとても強い意志と継続した行動によって実現されてゆくものである」

【NPOねおすのミッション】

北海道の森や山、海や川、山麓の町や村に触れ、自然豊かな地域に暮らす人たちに出会う、

  自然への旅と交流づくりを通して、自然と社会との心地よい関係(人・地域)づくりに貢献し、

 人々の心の糧になるような北海道らしい自然体験文化を育ててゆきます。

 ②   使命を果たすための具体的な手法は何か

【ねおすの手法】

 自然環境・地域ツーリズム=交流と学びがある地域社会づくりの実践 → ねおすツーリズム 

人材の育成   独自や受け入れのインターンシップ、自らも使命を果たせる人材として成長する

自然学校という場と仕組みづくり

事業の企画実施と人材育成はねおす経営の両輪である  NEOSのSは、SHOOLのS

 ③   事業化の達成度の「物差し」は何?

 何人参加した、なんぼ売り上げたが指標なのか → よろこび 度合い → 数量評価しにくい。

 「自らが企画提供したサービスを顧客が喜んで頂いている様子を見て、喜べる自分」を何人輩出できたか?

 事業規模が大きなNPOにしようとは考えていない。→ 個人の自律・自立 → 独立 

 ◆○○○ができているか・・、相対的評価】

   「特徴ある個性的な小コミュニティをいくつ創り出せたか、そして、そのそれぞれがミッションに置いて関係し合うネットワーキングができているか」

  ・働き甲斐、生き甲斐の創出 → 自己実現の達成 → 心の豊かさ社会的スキル、社会的コミュニケーション力を高めることはできたか

  • コミュニティや地域への愛着、誇りづくりに貢献できているのか。
  • 地域の自然環境への関心を高めることはできたか
  • 新たな生活価値の創造しているのか

 

◆事業の進展度の サーキットステップ評価 (北大・敷田教授の考え方をベース)

  第1段階  責任ある個人がシゴトをおこす。 

  第2段階  シゴトを進めるに当たっての必要な情報、ヒトとのネットワーキング

   ↓    シゴト内容の具体化と広報

  第3段階  協働作業・実践での試行錯誤 

  第4段階  仕組み化による事業の実施

   ↓    役割やルールの見直し、事業組織・プロジェクトチームの再編

  2順目のサーキットへ。 

   *原野に農地を開き作物を収穫するのになぞられた、「農業機械たとえ評価」もあります。 

④   人材の育て方・

  • 理念・イズムを明確にする ⇒ 求める
  • 必要とする個人の社会的スキルの提示 ⇒自己評価、 
  • ベースとなる力 ・・・ 自己受容力、共感能力
  • On The Job Training、     小さな町村での研修制制度

権限の委譲、それによっておこるリスクと責任は上位責任者が配する。

・ 各種研修   人材養成コースの常設、長期の有給研修,  他の組織、個人との交流促進

・ 目標の設定       個人のレベル、プロジェクトのレベル

・ 独立への起業支援 

⑤   理念、ミッションのスタッフとしての共有・・・明文化したものが必要

【ねおすの場合】ねおす活動のエコロジーの8原則 ,ねおすツーリズム憲章 、ねおす自然案内人の定義

ねおす自然案内人の学びの目標 、ねおすスタッフ心得、ねおす経営の安全管理のてびき

個人スキルの自己評価リスト いろいろある。 

⑥   経営の原理 ・・・ねおすというよりも、高木というNPO経営者としての経営原理

(その1)ミッションのバランシング

   思いを実現させてゆく仕組み ・・・  個人の使命と組織の使命のバランス

   各人の使命が、組織の使命へ焦点をしぼれなくなれば、個人がやめるか、組織を消滅させる。

(その2) 公開性

    「思い込み」のミッションにしない → 思いに公共性を持たせる 運動体でもある。

     活動内容の広報、説明に心がけ、かつ日常活動の公開をも大切にする

(その3) ネットワーク性

     協働事業型のネットワーク組織を作る   一人では活動しない・・必ず協働を前提とする

     さまざまな背景の人たちが 関われる仕組みを作る

 (その4) 権限と責任の補完性

     権限と責任 ・・・ より現場(市民生活)に近いところに事業遂行の権限を移譲する方向性を持つ

     その責任リスクは、上位者が持つ・・・

(その5) 人材育成性

     NPOの社会的役割は、人材の育成である。

新たなコミュニティの創出 ・・・ コーディネイター、自然活動のインタープリターなど

 

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