4月9日は久しぶりに札幌へ。昨年に急遽カテテール手術をした狭心症の経過検診でした。 レントゲンや心電図をとったり、いろいろ検査をして、まっ、良好でした。 次の検診は1年後だそうです。
10日の夜に、核ゴミ最終処分場誘致をテーマにした演劇のDVD上映会があるというので、札幌滞在二泊となりました。コロナはオミクロン株の変異が続いていて、感染者は高止まりのまま。 人は出ているのだから仕方がないよなあ・・・。
で、この演劇は「ガラクタ」という題名です。 高レベル核廃棄物の処分場誘致にゆれる小さな町の騒動がモチーフなのですが、まるで、現実問題でゆれる寿都町がモデルでした。 具体的な地域住民の取材はなかったそうで、この脚本家は、いろいろな現実報道や資料を参考にしたのだろうな。 寿都町でも上映するか否かの話があるのですが、実際に観たことがある人がほとんどいないので、反対する寿都町民の会のメンバーも複数来ていました。
役者さんの各配役(町長やら、賛成反対住民、役場職員)への感情入れ込みが、たいそうで、大声でどなったり、泣いたりで、休憩を挟んでの3時間以上の上演なので、観ているのに精神的に疲れました。 これを寿都町で上映するのは、現実を想起させる場面がありすぎて、帰って「分断」を煽ってしまうのではないかと心配になりました。 しかし、主題は「対話」にある舞台なのだと思うのですが、対話とは穏やかに話し合う、言葉を飲み込み合うだけでは、だめだな・・、時には感情的にもなり自分の心底を吐露しあうことも必要ではないかとも思わされました。
私の住んでいる場所は寿都の隣町の黒松内町ですが、川隔てたすぐ向こうが寿都町であり、行政史的には、現寿都町域といっしょの村だった時もあります。 しかし、今は寿都には選挙権もないし、気持ち的には寿都住民にも近いのに、歯がゆい位置にいる住んでいるアタシです。
昨秋の町長選挙で、賛成派候補が再選されて、町民運動としては、なんだか今は沈静化している雰囲気なのですが、文献調査だけではく、次の概要調査まで踏み込もうとするような町長の雰囲気もあり、住民投票も視野に入れての、「待て、待て!!」状況なのですが、逼迫感がありません・・。 アタシの立ち位置で何ができるのだろうと悩ましい・・・。
町民の会は、「子どもたちに核ゴミを残さない町民の会」なので、やはり私にできることは、寿都の自然のすぼらしさを子どもたちに、大人たちにも再確認してもらうような催事開催かな・・・。
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