私たちの住んでいる黒松内町作開(さっかい)地区の上水道は、地域住民による水道組合で運営をしています。 山からの水を浄水場に引き入れて、その浄水場の管理、水道料の徴収も行い運営が行われています。 私は水道組合の役員に引き入れてもらっているのです(監査・・なのに全貌をわかっていない・・)が、その役員会がありました。
自然学校でも浄水場のろ過槽の砂かえなどのお手伝いをすることもあるのですが、その管理運営の全貌までは把握しているわけではありません。 わからないこともあり質問をしたところ、いろいろと組合長が答えてくれて、役員会は2時間におよびました。
2年続けて西アフリカから来たJICAの研修生を案内したことがありました。地域の人も来てくれて地域の上水道事業を話してもらったこともありましたが、コーディネイトした私が管理運営の大変さを知らないままだったなあ・・・浄水の仕組みを改めて聞きました。知っているようで知らないことばかりでした。
水質管理や浄化槽のメンテナンスはもとより、山からの取水なので、取水から浄化槽までの配管の管理、季節や積雪、降雨による配管のメンテナンス、漏水など、その仕事の範囲はかなりなものです。浄化場の異常を伝える警報は組合長の自宅に伝えられ、それも夜間や明け方が多いとのこと、その度に出動されるご苦労話し・・(吹雪の夜にスノーモービルででかけて、慣れた土地勘もあるのに、迷ってしまうこともある) 毎日、当たり前においしく安全な水を使っているのですが、その裏方管理のたいへんさを改めて知った次第です。 代々地域で受け継がれてきた重要な役割であって、組合長は私より年長者です。なので、目下、次世代の地域の若手HHさんへ仕事内容を伝承中とのことでした・・・。
知らないというのは、罪だなあ・・と、感じた次第です。
ありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます