ゴールデンウィークに入り毎日のようにゲスト来訪が続いています。昨日からは、一緒に黒松内ぶなの森自然学校を立ち上げた伊藤輝之さんが、息子さん二人を連れて来訪でした。同じく同時期を共にしたスタッフだった寺坂さん、山村留学生だった翔太郎くんも宿泊。夜は現有スタッフと共に、昔話に自然体験教育論と愛情・結婚論(恋話にはならず・・・)話に花盛りの楽しい宴会となりました。
黒松内ぶなの森自然学校には研修生制度があります。有給・無給の研修生が過去たくさんおりましたが、輝さんは立ち上げ期で町からの補助予算も今考えればふんだんにありましたので、最初から有給スタッフ扱い研修生でした。教育学を専攻していましたが、野外自然活動をたくさん経験していたわけではありませんが、持ち前のガッツでめきめきと私の相棒となりました。夏の3週間に渡る長期(自然)体験村は彼と共に開始したのでした。 私自身も長くて4泊5日の宿泊体験活動しかしたことがなかったので、3週間にも渡る体験活動は試行錯誤の連続でした。 子ども同士のいざこざトラブルは日常茶飯事、カウンセラースタッフとディレクタースタッフとの確執、野外道具も今ほどに揃ってもいない、子どもとスタッフ合計50人近い食事の準備など、毎日毎日、目の前で生じるできごとを乗り越えることで精一杯・・・。 まさに Donika-Suru-Ryoku(どうにかするチカラ)を自己鍛錬する日々でした。最初の2,3年は私が総合ディレクターとして全体の現場責任・進行役でしたが、4年目でしたでしょうか、彼にチーフディレクターを移譲しました。 その時は私としては、自分の役割が終わったようで、なんだか寂しかったなあ。 彼はここ黒松内ぶなの森自然学校で事務局長・チーフディレクターを6,7年務めたあとに、NPO法人ねおすの札幌本部へ移動となり全体コーディネイトをさらに数年務めた後に独立しました。
今は、稚内の勇知という田舎で、ゆうち自然学校http://yuchi-ns.at.webry.info/、日本最北の自然学校を経営しています。お連れ合いも元NPOねおす職員だったKORさん。彼女は同じく日本最北の地鶏・養鶏場カヤニファームを経営し二人の男の子と共に自然な暮らしを営んでいます。
年に一度、この時期に息子たちを連れて訪ねてきてくれます。お互いの生存・成長確認であります。