晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

猪鼻のこと(9) 7/20 

2012-07-20 | 上林界隈(AKB)

2012.7.20(金)雨、雷

 猪鼻の地名についての考察

 全国的な猪鼻地名については柳田国男氏はじめ多くの研究者が語っておられるにもかかわらず、今ひとつ納得のいく答が無い。それはイ、ハナについて多くの意味があるためにイノハナ自体に様々な意味があるのではないかと考えられる。
 イは漢字で表せば、井、鋳、蛇、泉、夷、堰あたりの意味が考えられ、特に”井”の場合は、水の湧くところ、井戸などの水関係にとる場合が多いようだが、竪坑など鉱山関係の意にとる研究者もある。蛇、泉も水に関係するので水地名という風に考えるのが一般的だろう。
 鋳は鋳物師(いもじ)地名が多く、芋と書かれるケースはあるようだが、猪となるのは確かめようが無い。
 堰はそのまま使われ大堰川などは代表的である。

 ふと気づいた言葉に市井(いちい)というのがある。人の集まるところ、町、集落というような意味が市にも井にもあるそうだ。そういう風に取ったときイノハナは井の端として、集落のはずれという意味に取れないだろうか。

 ハナの意味も多くあり、端、崖、岬、塙などの意味が考えられる。最も多い使われ方は岬の意味で、海の地図を見れば何々鼻という岬はごまんとある。海だけでなく川や平野に突き出た尾根の末端なども鼻と呼ばれる。岩鼻、竹ヶ鼻など川縁に多く、五津合町の古城ヶ鼻など鼻地形そのものである。Img_3699

日吉山の家


南丹市日吉町笛吹神社から日吉山の家に至る木住川流域には岩鼻、竹ヶ鼻、木戸ヶ鼻、ユリハナ、鼻ムケ、鼻ノ奥など鼻地名が目白押しである。

 崖の意味は崖(ハバ・ハマ)が転訛したものかとも思えるが、単純に岬の先端などは崖になっているのでそのままの意味で取れば良いのかもしれない。
 塙(はなわ)は河岸段丘など一段高くなったところで、東日本でよく使われる地形用語で、西日本で一般的なのは段(だん)だろうか。
 「地名の語源」(鏡味完二)に”穴”の転訛と書いてあるが、その例を知らない。
 
 その他にイノとして低いという意味がある。これはもともと犬(いぬ)と呼ばれるものなのだろうが、上林から和知に抜ける犬越峠(いぬごしとうげ)などは最も低い峠である。
 このようにイノハナについてはイについてもハナについても多くの意味があり、各地のイノハナについてもいくつかの意味があるのではないだろうか。つづく

今日のじょん:恐くないはずなのに、、、。
じょんは雷が恐くない。といえばあらかたの飼い主の方はえ~とおどろかれるだろう。皆さん雷雨時の犬の対応には困っておられるだろうから。よく聞く話は、パニックになって家中暴れ回ったり、飛び出して帰ってこなかったりというものである。あれだけ怖がりのじょんが雷に平気というのは実に不思議である。ところが先日から雷の時尻尾下げておとーのところにすり寄ってくる。恐なってきたんかなあと思いきや、どうも雷鳴のでかいのは恐くは無いがズシンと響くのが恐いみたいだ。P1020241

 雷鳴ってきたら不安そー。

コメント
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