11月27日(月) 今日は 冷たい雨に
大木に小さな手足をいっぱい伸ばして 登ってゆくんだよ
どこまでも・・・いっしょうんめいにね
ぼくは がんばる!ということばは きらいです
気楽に生きて行くんだ
ぼくは 神様に感謝しています
体に障害をもって生まれてきたことに・・・
心うたれる Aさんの言葉だった
入院中に 病室のテレビで見たマジックショウ
体に強い障害をもちながらも
リハビリを兼ねてのマジックショウに一生懸命に挑む 福岡在住の Aさんの姿があった
養護施設や老人ホームなどを慰問して
いっしょうけんめいのマジックショウを見ていただく
「大きな拍手がとてもうれしい」
顔をほころばせて答える 汗だくの Aさん、彼はまだ若い
仕事場では 一社会人としての責任も しっかりはたしておられた。
不自由な体に大きな夢を持ちつづけながら
器用に手、指先を使って リハビリを兼ねての元気いっぱいのマジックショウ
すばらしかった いい笑顔だった・・・
あ~ なんだ、なんだ わたしは
「なんで わたしばっかり こんなことに? どうして 治らないの?
早く帰りたい・・・」
入院のたびに くよくよと 顔をみるたびにやっぱり みんなを困らせている
留守を守っている家族ののつらさ、さみしさ、心配など頭の中ではわかっているのに
世の中にはもっとつらい思いをして 苦しんでいるひとたちがいっぱい いるのに
なんと甘い考えばかり・・・
心のリハビリが先だ ようやく気がついた
ゆっくり、ゆっくりで いいから・・・ね