我が家には、亡き父親の遺品となった大工道具があります。
亡き父親の形見にとおもい、父が仕事用につかっていた大事な大工道具を
少し分けてもらっていた。
手にとると、今もはっきりと思い出すことができる。
あの太い腕にはしる青く浮き上がった血管、鋸くずがいつも仕事着に
張り付き、父が動くといつも木の香りがして森の中にいるような・・・
亡き父の50年忌もすぎて、もし元気でいれば
この9月の誕生日をむかえたら、104歳・・・
父は52歳で旅たった。
今や人生100年時代ともいわれるが
その半分しか生きられなかった父は、さぞや心残りであったろう。
のこぎり、鉋、金槌、ペンチ、ノミ、指金、折尺などなど・・・
父の温かみの残る古い本箱の引き出しに、こぼれるように詰め込んだ
道具で、いろいろなものも作りました。
ブログにも作品を数点アップしていますが、あまり昔のことで
記事をさがすのは
「ちょっとむつかしいか・・・」
さがしてみました。一番の代表作品のウッドデッキです。
https://blog.goo.ne.jp/himawari_008_may/e/5d7bfbaf3ccea4f5bec7b87ce1174d5e
もう一つみつかりました。イーゼル風の写真立てです。
https://blog.goo.ne.jp/himawari_008_may/e/4fd398c0dae83bcc40665ba8597e45ae
道具箱を抱えるに、最近は次第に重く感じるよういなり
「もし、これを足元にでも落としたら、絶対に骨折するな・・・」
残っていた材料の中から、
パソコン机の下に置く踏み台を作ることにしました。
久しぶりに挽くのこぎりは、滑りが悪くて終えるころには汗だくで
玄関先は鋸くずだらけになったが、ようやく完成したところに
帰ってき爺やが
「ほう、また大工さんの来とらすばいな」と笑う。
このようにして、足を乗せればラクチンです。
残り材料なので満足とは言えないが、
電気ドリルで、もくネジもしっかり止めているので
大根足のせても グラグラはしません。
長い間の役目を終えた大切な大工道具は、
ガイド仲間の Kさんにと爺やの提案。
昨年買ったばかりの電気ドリルも もういらんし
亡き父も「よかやんね、役にたつなら」と きっと喜んでいるでしょう。
あ~ でも ちょっとさみしい
でもでも 満足!!
お世話になりました大工道具たちよ さようなら~~