ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

夢で・・・

2010年06月30日 | ばあやの本棚



オイオイと堰を切ったような泣き声に、目がさめた
瞼がぬれている。

   「あ~夢か・・・」






 わたしがまだ小学校低学年の頃
・・・帰りの遅い父の姿を待ちわびて、とうとう泣きだした幼いわれの姿。

小さな木工所経営の父は
店を締めたあとの商店街に、ショウウインドウの据付の為に夕方から夜あけまで
仕事に出かけていくことが多かった。

夜12時をすぎても、 仕事先から帰らずにいて・・・
「かわいそうだぁ」と、たまらなくなり、胸を締め付けられ、
とうとう泣いていたような・・・


そんな夢だった。

享年51歳、父が、亡くなってからもう45年が過ぎた。


・・・いつもなら、「夢ぞ!夢ぞ・・・」

ゆり起こしてくれるはずの夫は、

今日もそばにいない・・・なぜ? どこへ?
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交通 安全

2010年06月27日 | ばあやの本棚
これは、梨の花  そうかな? 



熊本の病院からの帰りみち、 国道208号線、荒尾付近で・・・

警察官の手まねきでストップ

「ハイハイ」
「ドキッ
は、落ち着いているよ・・・

警察官 「 交通事故が多いから、気をつけてくださいね」
テイッシュと ボールペン1本を手渡しでもらっちゃったわ・・・

「なぁ~んだ 」、 違反?かと思うたて、ガックン

 「事故は、ナシナシ
  「荒尾なら、梨・梨、  荒尾梨が、よかったね」
 「梨の季節は、ま~だ早かて


 =八朔の花でした。
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セ・キ・タ・ン

2010年06月23日 | ばあやの本棚
なんでしょう?



看護師のAさん 「セキタンは、でますか?」
 「もう、セキタンは出ませんよ、タンコウ在りませんから」

看護師のAさん 「タンコウ?」
  「もうヘイザンされましたからネ・・・」

看護師のAさん 「ヘイザン???」ますます分からんなぁ~
  「・・・」あら、まぁ

職業病だと言われた看護師のAさんは、 患者さんの体温計の音が、
離れていても、おしゃべりしていても、「あ、今鳴りましたよ」

一方、難聴気味の杏子さんは、自分の体に挟んでいてもまったく聞こえません。

そんな二人の、トンチンカン会話でございま~すよ。
     
     セキタン(石炭)=咳、痰
     タンコウ=炭鉱
     ヘイザン=閉山

てなことで、朝の病室での ひとコマでした ないでね。
答えは 竹の切り口でした。
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私は、ハーフで・・・  

2010年06月22日 | ばあやの本棚
入院病棟では

部屋食もできるが、2日目からは食堂へ行くことにした。
50メートルほどの廊下を湯のみとお箸を手に、ぞろぞろ~
と言っても6人だだが食堂へ・・・
(ちょっと珍しい風景でしょ?、これは以前と変わってはいなかった。)

16名程の入院患者数のうち、歩けるのは6名のみ。


ある日の昼食時

「あら、今日は茹玉子が来とるタ~イ 
 
「あら、ゆれ玉子ね」

「うんにゃ~、茹玉子たいね
 
「よ~く見て、 皿の上でゆらゆらゆれてるから・・・ゆれ玉子

「はぁ~、あんた おもしろか人ねぇ

ところでよくみると食事の量が・・・微妙にちがうのだ。

 わたしがみつめていると、

「わたしゃ、ハーフですたい
「えぇっ どこの国のお方と

「うんにゃ~たい、ごはんがハーフたい、半分・・・」
 
と言って食事開始、おかゆだ。おいしそうにいただかれた。

Tさんは、いつものようにテーブルを拭いたティッシュペーパーを
椅子に座ったまま、少し離れたごみ箱にシュート

「入ったッ、ヨシッ」とニヤリ。

78才。2年半にもなる入院でも、認知症なんかカケラもない。

野球や相撲、サッカー、天気予報なんかも察知がはやいこと
ちゃ~んとテレビを見てしっかりしたものです。

すぐに仲良しに、食事が楽しみになった。

さて私は、今日から一ヶ月ほどの間に、50本の点滴がはじまった。

1本90分×2回×25日

「杏子さ~ん、おトイレすませていてくださぁい」

さあ、がんばらないで、なんばろう・・・

名前はわかりませんが、散歩道にはこんな花も・・・

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にゃ~美人登場

2010年06月21日 | ばあやの本棚

 
同じ病気の仲間いりをされた Y N さんです
(ご本人様のお許しをいただきましたので・・・)

腹が立つ時は
「癇癪(かんしゃく)から、の文字をひいたらにゃ~・・・」

 」
「かんしゃ・・・感謝に、なるにゃ~  わたしは、これで30年もてましたにゃ~」

「はは~ん、そうか、感謝にゃ~・・・」

同室のYN さん、まだ50代ですが
スマートで美人でしょ?  お茶どころ、八女からです。

にぎやかな方で、話がはじまると、難聴気味の杏子のために、
ベットから降りてきて大きな声で、話しかてくださいます。

 
 カメラが趣味のご主人と義母さんと3人暮らし。
結婚して、かわいいお嫁さんをむかえた息子さん夫婦が2家族あり
まだ、おばぁちゃんには、なってにゃ~ だって、一寸さびしそうだったな

入院中は、ときどき一緒に散歩しました。

ひろい散歩コースには、 ちょうど盛りの 竹の子(ハチク)がニョキニョキ
「来年はここに、竹の子堀りに来るか?」と秘かに。 

熱い 竹の子?

散歩道だけではなくて、硬い砂利道を抜けて、
病棟の壁横からも、次々と竹の子が顔をだしています。

 ”ど根性な ”  竹の子

         

           闘病日記は、まだ続きます・・・ 
  美人の公表は、3日間限定にて品切いたしました 

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 MRI の検査で・・・(脳梗塞)

2010年06月20日 | ばあやの本棚
 ~ みんな ゆめのなか~



今日で決まる、入院か?吉か?

緊急手術が入り、 結果報告は予約より2時間待ちになってしまった。

さて、2時間は~

「わぁ~2時間もどげんする?」
10倍ぐらいの待ちと感じただろう、いままでならだ。

しかし、今の私はそうは思わない。
もう、結果は出ているのだから、バタバタして始まらんし・・・

「お昼ごはんでもいただいて、待っとこうかね」
てなぐあいだ。


病院を一歩でると、すぐ前にデパートなみの店がずらりとあり
お客さんや患者さんが思いおもいに、買い物を楽しんでいてびっくりさせられた。

テーブルとイスが3脚おかれた数台のセットがならび、満席!!
 
ようやく空いた席にすわり一息つくと、買った弁当をいただいた。

薬をのみ、時計をみると15分前だ。
「そろそろ行こうか?」「うん、そうやね」


「杏子さ~ん」
「は~い」

Dr 「長くお待たせしましたねぇ。見てください、きれいでしたよ」
とパソコンの画面を クルクルと表示してにっこり、 

「はぁ?、なにも無かったですか?」

初めて見る自分の脳の写真、あ、ほんとうにきれいだ!!

「発症から2週間の間に、悪いところがあれば影が残っていますが
 今は12日経過していますねぇ、なにも見えないですよ、だからOKですね」
と、ていねいな説明に夫が一番に笑顔、そしてようやくわたしも気がついて
「はぁ~、そうですか?良かったです・・・」

まさに”破顔一笑”でおひらき、「よかったねぇ」

帰りの車は早かった。



「実にスムーズに行ったと思わんとでけんたいね」
「うん、うん・・・」半分は、ぼんやりとして聞いていたが
そのうち眠くなり・・・

「着いたよぉ」と肩たたかれて目がさめた。



玄関前の薄紫のあじさいの花が、いっそうさわやかに感じられた。
終わったのだな・・・
右の手は、まだ力が充分ではないが そのうちよくなるだろうから・・・

皆様方には、やさしいお見舞いと、ご心配をおかけいたしました。
おかげさまで、またぼちぼちと、元気になれます。

 「ありがとうございました。」

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新患さんでっす! よろしくぅ~

2010年06月14日 | ばあやの本棚
脳梗塞は心配だけど、落ち込まないように


《 独立機構◎■▽病院での闘病日記から~ 》

入院中の一コマを時々、リハビリ更新です。


色々コースはありますが、こんな散歩道を通っていると・・・

今日はまず、どんぐりと木の葉・枝で、ご挨拶です。
う~ん、ちょっとだけ似ているかな?やせたからね~
  
6年前の古い病棟は、すっかりきれいにリフームされていて、トイレも快適だ。
6人から4人へとベット数は少なくなり、ゆったりしているし、
ピンクの間仕切りカーテンが、病んだ体を充分にいたわるように思えた。

病棟は数棟あるが、わたしは1病棟の5号室
 「杏子と申します。どうぞよろしく・・・」


6年ぶりの呼吸器科入院
先生は「よくもてました、優秀です」 と。

これでいいのだ
1ヶ月間の、骨休みと思って、静養はご褒美と考えた。
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おみやげには

2010年06月13日 | ばあやの本棚


姪の夫・ASさんのママから、いい香りのホワイト石鹸をいただきました。
外国製の化粧石鹸は初めてです。



「これ以上、美しくなったら、どうしょう?~」


姪っ子たちには、床の間に掛ける表装掛け軸を2本選び、おみやげに。

これは、書から表装まで仕上げた、杏子の手製の掛け軸。
20年書き続けていた、自筆の掛け軸、数十本から厳選して、お好きなのを2本選び
差し上げました

「家宝にするわ」と二人。

「しまった
写真に残すのを忘れていた。

気がついた時はすで機上の人
まぁ、みなさまに見ていただくほどのものでもなし、忘却も友なり・・・か。
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自然におとずれるもの

2010年06月08日 | ばあやの本棚


2~3日前の朝
「あれ?水が漏れるよ、どうして?」

顔を洗っている時、両手ですくった水が指のあいだから漏れている
手の平を見る、右の手だ

力が抜けて、中指とクスリゆびが離れていて 水が漏れる・・・おかしいな


もしかして?黒い不安が頭をよぎった。

メモ帳に、鉛筆で文字を書いてみる
あ~震えている、力なく弱々しい線がゆれていて・・・

Dr「軽い脳梗塞でしょう、詳しく検査しますからね・・・」

こんなことは初めてだ。
とうとう来たか、逃れようのない現実
70年も使ったものねぇ~

でも困ったものだ、右手か?

白い花は 
キムタク主演ドラマ「グッとラック」のエンディングに、流れていた花です。
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もてもての~~~

2010年06月05日 | ばあやの本棚
月遅れ報告ー2です。

スイス人と国際結婚した姪っ子
もうすぐ1歳の誕生日をむかえる、Eちゃんと夫のASさんを自宅にむかえて

ちょうど遊びにきていたまごのS君(春には中学生に)とその友達がEちゃんをぐるりととりまき、ご機嫌とり
男の子は、赤ちゃん、とくにおんなの子だから?めずらしいのか?
そばからはなれません。

お昼寝中もそっとのぞいて「かわいかね~」の連発・・・
すやすや寝顔をみつめては、ほっぺや、ちいさなお手々をそ~っと
かわりばんこにさわっては、にこにこしています。




はじめは
「どうしょう、英語わからんし
グツト・モーニングってお昼にはおかしいし、アイアムア・ガールもあたりまえだし・・・・
ハローぐらいか?通じるのは?」

いろいろ、やせるほど心配したのに、逢ってびっくり

「コンニチハ~」とにこやかに、日本語がとてもうまいのに、びっくりです。

大黒柱、敷居の高さより夫のASさんの身長が20cm以上高いので・・・

「あっ、当る!!」 

そばまでくると ひょいッ!と 膝を曲げ、頭を下げて難なく 通りぬけて


「ダイジョウブですよ~」と
「アレレ
おかしくて、みんなでアハハハと『日本語』で笑いました。

お昼のご飯は、何が言いかと考えていました。
結果、ちらし寿司(これは酢桶がひさしぶりの登場で乾燥状態)、
まづはたっぷりと水をはりました。

古強者の寿司桶は43年目ですがしっかりしています。

3合炊きの炊飯器で2回炊きます。具はいつものように5種類と錦糸卵焼き10ヶ
これは汗かきました。赤と緑のあま~いふりかけに海苔の千切りをぱらぱらとのせて
「はいッ!できあがりぃ」

美味しいおいしいと、みなさんでたべてくださいました。

杏子さんちでのひとこまでした。
あまったお寿司は容器に入れて、おみやげに・・・


妹の次男夫婦が新築しましたので、そこを拠点にしての法事が
4月11日、飯塚でありました。
お寺の住職さんは、亡き妹の亡き夫の幼馴染
なんと言う不思議なご縁でしょうか。

心をこめて読経されて、ご焼香に、また妹夫婦の若かりし頃の姿が思い出されて


午後からは姪夫婦の結婚披露宴がありました。
 乾杯!!

日本のように、ややこしくはありませんから、
本人夫婦も平服でスカッと赤ちゃん抱いています。
爽やかなものを感じました。

子どものEちゃんには何語ではなす?と聞いてみたら、もちろん日本語だと
日本語の絵本を、読んで・・・いるそうです。

ASさんとは?
 「フランス語よ」
「え?スイス語じゃないの?」
「スイスでは普通に使うのはフランス語だから、いま勉強中・・・」

「じゃ~日本語という言い方ではなくて、つまり大牟田弁と思ってよかね?」
「そうね~」

だれかがいった。
「あ~、スイス弁、フランス弁、ドイツ弁、英語弁、ついでに
ほかほか弁当かぁ?・・・」

これをみんな聞いてふきだしてしまいました。


午前中の7年忌の沈みきった雰囲気が一度に溶けそうですよ、このぶんだと・・・
午後からの結婚披露宴でした。

姪っ子、Eちゃん、ASさん
幸せいっぱいね。

おめでとうさん!!

 で、負けんごてぇ~
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