8月23日(火)
「今日は、ちっと涼しかごたるね」
「うん・・・」
あれ、聞こえた! 「なんて?」とはいわなかった・・・
余程大きな声だったらしい。 いままでなら、全然聞こえんじゃったしねぇ。
朝 窓をあけたら、涼しい風
あ~ 夏が過ぎてゆく・・・
この2週間ほど、会話が思うように通じなくて、いらいらしていた。
「何て?」の繰り返しで、相方もたいていは不機嫌になるかと思うが
根気強いのか、のんびりなのかわからんけど、は腹も立てずに対応してくれる。
もし逆の立場だったら・・・
気が短いわたしなら、「もうよか!」と云うに違いない。
目眩がようやく納まったので、今日は用心しながら早目に車で耳鼻科へ。
案外空いていて、3番目に呼ばれた。
「目眩がおさまったので薬を一つ減らしますね。しばらく通気治療をやりましょう。
治りますけど、体調次第で再発はありますよ・・・」
先生のふくみある言葉にちょっと不安になった。
もともと持って生まれた体質で、耳管が細くて詰まりやすい状態だそうで
難聴は免れないということだった。
加齢に伴う体調変化に大人しく合わせるしかないと悟ったら
少し楽になった。
「ハイ、また来週きてくださいね」
薬局へまわる。
「少しはいいですか?調子は?」
「はい おかげさまで・・・」笑顔で答えている自分が妙に可笑しい。
「それはよかったですね。お気をつけてお帰りください」
耳をかしげながらの受け答えは、少々自信がないが、
この一言は、とてもうれしかった。
薬局の人、わたしが聞こえないのを覚えていてくれたらしい。
薬局を出てから駐車場まで歩く。
押しボタンで、横断歩道の信号が青になるのを日傘をさして待つ。
この横断歩道を毎回往復する。
この信号はとても長く感じている。今日は40秒近く待った。
足には、まだ自信ありなので渡り切るのは簡単だけど
もし、眼が不自由だったら、時間内に渡りきることが可能だろうか?と
ふと思った。
一般道路には点字ブロックがついている。
しかし、横断歩道には 点字ブロックは見当たらない。
目の不自由な人には、どのようにしてこの歩道を渡れというのだろうか?
容赦なく照り付けていた日差しが、少し弱くなったような気がする。
そう、今日は処暑… (8月23日)
9月2日
ひそかに秋支度が始まっている
台風12号が九州地方にせまっているが
あ~ 心配・・・
今日のうちに、お薬もらっておかねば・・・