ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

蝉の旅立ち

2005年07月30日 | ばあやの本棚

 

蝉の旅立ち   

短い梅雨があけたと思ったら
今度は容赦なく、かっと太陽が照りつける。

あ~真夏の太陽だ。
エアコン漬けは、なるべく避けなくてはと
パソコンの手を休めて裏の畑に気分転換。

トマト、きゅうりはもう終わり、いまはゴーヤが元気だ。
かぼちゃもすっかり大きくなって出番を待っている。

植樹してから16~17年ぐらいの八朔の木もある。
今年もいっぱい青い実をつけてくれている。
もう8~10cmぐらいの大きいのもあり楽しみだ。

あ? 八朔の木をよくみると葉に何か、おや、蝉のぬけがらだ。

「うあ~ 数え切れない。あっちにもこっちにも」

一枚の葉に団子のように重なってしがみついているのもある。
昨年は孫がやっとさがした2ひきを喜んで持って帰ったのに。

木の下に目をやると硬い土に、これまた直径3cmぐらいの穴が
無数にあいていておどろいた。

 「来て、来て ほら見てごらん!」 夫を呼んだ。
「あ、蝉たい。蝉の幼虫?がおおきくなって土の中から出てきて、
八朔の木の葉で羽化したったい。今年は多かねぇ」


カラカラの硬い土をどんなにして掘って出て来たのだろうか。
飛び立っていっただろう若い蝉の姿を想像しながら 
じい~っとながめていた。


子供の頃、夏休みも終わりに近づくと「宿題おわったの?」と
催促されているように聞こえていたような蝉の声。
 

しかし、わたしは 蝉の鳴き声を今年はまだ聞いていないようなのだ。

「あぁ、朝鳴いていたよ」と夫がいった。
  

 

 「卵から生まれて7年目の夏の夕方、あぶらぜみは親になるために土の中から出てくる・・・」

                           (注 )
 「昆虫図鑑」講談社の学習大図鑑を参考にしました。

               http://homepage2.nifty.com/saisho/Zikade.html
      http://homepage2.nifty.com/saisho/life.html

 

 

 

 

コメント (7)
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土砂降りもたのし・・・

2005年07月11日 | ばあやの本棚

このなかのだれかが雨男か  雨女よね.       

 あれほど待ちくたびれた待望の梅雨のはずなのに、

よりによって今日降り出すなんて

天の神様のいたずらか?・・・

10さいの孫娘のたんじょうび祝。

 阿蘇のファームランドへのドライブは 

バケツをひっくりかえしたような雨が降り出してはじまった。

雄大な阿蘇の山々も全然見えない。 

おもいっきり、阿蘇のファームランドであそびたかった孫たち3人と娘夫婦、

じいやとばあやだったのだが、 山の雨は遠慮しない土砂降り.

おまけに深い霧がでてきて孫たちはびっくりしたり、よろこんだり。

・・・しかし,

土日曜になるとこの雨の中も行楽客はさすがに多い。駐車場はいっぱい。

屋内の体験コーナーのガラス工芸、らく焼きの絵付け体験で遊んだ。

帰りの車のなか。    

  あ~ちゃん 「あ~、あしたがようちえんのおやすみでよかった~」      
  
   おじいちゃん「あ~ちゃんも苦労がおおかばいねぇ。ようちえんで・・・」        

   あ~ちゃん 「ちがうよ。あ~ちゃんのワンピースは黄色よ!」

苦労を黒と思った4さいのあ~ちゃんの素直なひとことで大爆笑。

みんなの疲れを忘れさせた。

帰りは近くの温泉であせを流した。 

    「さあ、おばあちゃんのでハッピーバースディしょう!」            

    「いいとも!」 

    「あ~でも、つかれたぁ~」チョッピリ本音も・・・   

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一日早い電話に

2005年07月09日 | ばあやの本棚
  


 今、八朔の赤ちゃんたちががんばって、この秋がたのしみ・・・                

  りーん!りーん
     「はい、ありがとうございます。いや明日です・・・
      ちょっとかわりますから・・・」

   夫が笑って受話器をわたしに。
        
     「今日は誕生日、おめでとう!」
   
   母からの一日はやい誕生祝の電話。

     「ありがとう。でも明日よ」去年も前日この電話をもらった。

     「あら、明日やったかねぇ・・・」

   六人の子沢山の母は今年九十一才。六人の子それぞれの誕生日を
   むかえるたびにこの電話コールを忘れない。

     「あんたが生まれたときは、嫁入り道具も少ししかなくて、
      近所の桶屋さんにとうちゃんがたのんでいたタライと桶を走ってとりにいって
      もらって産湯を使わせたよ。
      とうちゃんがよろこんであんたをはだかのまま新聞紙にのせて近所に
      見せて回ったつよ」

    昨夜はその時のことを思い出して眠れんやったと
    母はうれしそうに元気な声ではなしてくれた。

    ・・・五十一才で夫に旅立たれた母はそれでも六人の子供たちと共に
    がんばって生きてきた。
    昨年、三女を病で亡くしたときは、大丈夫だろうかと知らせるのを躊躇し、
    弟妹で案じたものであったが、
    涙を流したあとの立ち直りは 私たちよりも早かった。


    今こうして私は
    六十余年も元気で生きてこられた。暖かい家庭もあります。幸せな人生も。
    ありがとうございます。

     
     「かあちゃん、また来年も一日早い誕生日の電話をください・・・」





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