プチトマトの花
思いがけない人に逢えた、そう8年ぶり位だろうか?
先日、大型スーパー Y タウンへ出かけた時、
その日は、ポイントがいつもの5倍とかでお客さんがいっぱい!!
雨の日も、お客さんが多いはずだなと感心しながら、いつもの眼鏡屋さんで
補聴器と眼鏡の調整をすませた。
しばらく店内をウロウロ、
別に買うものはないなぁと、食品売り場を歩いていた時だった。
「「あらッ!杏子さん!!」声をかけられてびっくり!・・・じっと瞳を凝らしたその人は、
いまでも逢いたいなぁ、叶わないだろうなぁと、せつない思いをいだいていた
その人、その人(わたしよりも、うんと若い女性)だった。
うすいグリーンのTシャツに濃い目のグリーンの細いパンツが、長身によく似合っていた
ショートヘヤーは、毛先がすこし外側にカールしてグッと若々しい
8年位前は、ひかえめな姿かたちで、細い無色の眼鏡をかけてあったと思うが、
今日は、キリっとした感じ、さらに活き活きとした瞳で、にこやかな微笑みがすばらしかった。
「わ~ N・E子さんっ!、逢いたかった・・・」 ぐっとくるものをおさえて、
しばらくは、時が止まったかのように棒立ちになっていた。
14年前にもなるか?
公民館のサークルに、太極拳を見学に行った時一番に目をひいた人、
若くてスラリとした姿
その体の動きから、なんとも表現しがたい磁気のようなものを感じた
流れるような体の動きには、しなやかさと力が交叉していて、とてもうつくしかった
何か?わからないが体にじ~んと感じるものがあって・・・。
太極拳を習うきっかけは、この人からいただいたような気がする。
「杏子さんは、遅くまでパソコンをやってあるけど、午前一時までには
絶対に眠るようにしてくださいね、体のためにね」
あの時の優しい言葉が忘れられない。 ひまわりの花のようなひと・・・
「今も太極拳やってる?」 「いいえ、体調をくずしてからとうとう止めましたが、
いまも心やさしいK先生に甘えていますよ」
「そう、それはよかった。なにか体を動かしたほうがいいですよねぇ」
「ハイ、毎日2~3キロのウオーキングをやっていますよ~」
N・E子さんは、今は別の先生について、しっかり太極拳を勉強中だとか、
もうかなりの有段者になってあると思うのだが・・・
あ~今日は、いい日だったぁ~
梅雨シトシトの中を心弾ませながら、車のハンドルも軽く、花屋さんで
緑鮮やかな寄せ植えの鉢をひとつ求めた。
いい日を、ありがとう・・・