いつものように6時半、ウオーキングに出かけるずだった。
その前に朝ごはんの準備中、お味噌汁に使うつもりの大きな白菜を包丁でサクッと切るつもりだったのが・・・チカッ!としたときは遅かった。
研いだばかりの包丁は手元がくるい、私の人差し指にかみついた。
慌ててティッシュペーパー2~3枚で指先をくるんで、胸より高く上げて数秒、そっと指先を見たら
ティッシュペーパーはもう真っ赤に染まって あ~やってしもうた!
何度か取り替えてみたが、なかなか血はとまらない。
あ~どうしょう・・・
タオルでさらにつつんで、ソフアにに横になってしばらく目をつぶっていた。
どくどくと痛みが強い。このまま血が止まらないなら救急車か?
いや、そんなことにはならんだろう・・・
5分ぐらいしてからタオルをはずして、赤く染まったティッシュペーパーを取り替えようとしたが、すでに血が固まり始めたとみえてはずれない。
このままで様子を見るかと気をとりなおした。
爺やが2階からおりてきたので、「指切った、包丁で!」
「うわ~、はよいかんね病院に!」
未だ病院は、時間が早すぎて開いとらん・・・
9時になるのを待って、かかりつけのN整形外科に電話した。
「包丁で、指を切りました!」
「血はとまっていますか! じゃ、すぐに来てください。気をつけてですよ」受付の男性は早口だったがテキパキとしてやさしかった。
予約無しなので少しは待っても仕方なかろうけど、いつものように患者さんはいっぱいで・・・
問診表を書いてから30分ぐらい待ったところで、名前をよばれた。
先生「ありゃ~、包丁で指切ったですか!処置室でよく診てみましょう」
「あ~これは・・痛かったですねぇ。 縫いますか?
治りははやいですが・・・ 今は強力なテープもありますよ。
う~ん・・・テープにしましょう。大丈夫ですよ!」
私の肩をポン!と叩いて、3本の細い絆創膏で傷口をしっかりとめてくださった。
傷は左手の人差し指先、斜めに1センチぐらいで、深くて皮膚がめくれるほどに切れていた。
初めての先生だったが、意外なほどに明るい先生の話ぶりに、張り詰めていた気持ちがす~っと楽になった。
「1週間後にまた診てみます。それまでは毎日消毒に来てくださいね」
病院行きがまたひとつ増えたが、そそっかしい私にはいい薬になった。
そして二日目、ガーゼを外した人差し指は、ブドウのように赤く
腫れあがっていた。痛みはないけど・・・
炊事ができんなぁと爺やにいったら、「俺がするたい!」
ハイ!、感謝!!
俺さんがいてくれてよかったです。
あ~、ようやく再開したウクレレの会、これじゃ当分弾けないな・・・
ガッカリ・・・
こんなことも考えるぐらいに落ち着きました。
のんきな婆やは、長生きしそう・・・