hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

新政 天蛙

2013-08-07 06:39:48 | グルメ

思いがけない贈り物が、後輩の飲み友達M君から届いた。包みを開けると、予想通り日本酒、しかも四合瓶が3本、長年勤めた会社の退職祝だという。左党の小生には何よりのギフト、持つべきはいい後輩である。
さて、肝心の酒だが、新政の『天蛙』(秋田)、『雪の茅舎』の生酒(秋田)、『加茂錦』(新潟)の三本。まず、すぐに飲むべきは発泡の天蛙であることは間違いない。

ラベルには図案化された葉っぱの下の青蛙、喜び勇んで開けようとすると意外に強い炭酸。ゆっくりだましだましあけるが、その時間がじれったい。注ぐとやや白濁しており、冷やしたグラスの中では小さな泡が弾ける。
一口目は正直、米の香りというよりフルーツ、例えばすもものような香りを感じる。濁り酒にありがちな甘みはそれ程強くない一方で、酸は柔らかいながらしっかり感じられる、味はアルコール度8%の優しさとよく冷やしてシャンパングラスでグイグイ飲んでしまえる心地よさを併せ持つ。後味も日本酒感が弱く、これは女性にはきっと受けるなあと思う。今日のような夏の暑い日に喉ごしで飲みたい酒。ただ、気がつくと飲み干している不思議な酒であった。数年前の新政という蔵からこの酒が生み出されるなど想像だにできなかったことも一つの驚き。それにつけても、あと二本も楽しみである。