hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

百日紅(サルスベリ)

2014-09-08 05:00:00 | 日記
7日の東京は最高気温が23度と前日より8度も下がり、少々驚かされたが、夏から秋への季節の変わり目は一時的に花が少なくなる。街を歩いていてもヒマワリやアサガオも見ないわけではないが、少し花が小さくなったりして頼りない。ムクゲなどとともに以前から咲いてはいるが鮮やかにその存在感を出してくるのがサルスベリ、漢字で書くと『百日紅』となるが、字の通り夏から秋にかけて長いあいだ花を楽しませてくれる。

ところでその名の通り実際に猿が滑るのかということだが、サルスベルは幹が成長していくにあたって古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいスベスベとした感触の樹皮が表面に現れて更新していくという性格を持つ。そのため常に幹がツルツルしていて思わず滑ってしまうのではという人間の想像の中でこの名前は付けられた。実際に猿がやってきてこの気には簡単に登ることができるようである。

また、花の色はピンクに近い赤以外に白も多く有り、花が美しく、病気にも強い、また必要以上に大きくならないといった特性を持つため公園への植樹や庭木としての人気が高い。種には小さな翼があり、風に飛ばされて飛んでいく。そのため、大きなサルスベリの木の近くに種が飛ばされ、そこから小さなサルスベリが芽吹くことも多い。

駅から自宅まで数えてみるとサルスベリは10本以上有り、みな美しい花をつけている。この花がなくなるともう秋、少し寂しくなる。ちなみにサルスベリの花言葉は『愛嬌』『不用意』『世話好き』などである。