hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日本橋茅場町

2014-09-04 06:27:20 | 日記

日本橋町巡りシリーズ その10。今回は日本橋茅場町である。茅場町は日比谷線や東西線の駅があるので知っている人も多いが、中央区のほぼ真ん中にあり、西側が兜町、南側が八丁堀、東側が新川、北側は川を挟んで小網町に接する。その名前の由来は江戸城拡張の際に神田橋外の茅商人をここに移し、町を開いたためであるらしい。茅場町は1~3丁目に別れているが、これはかなり以前からで、その境界もあまり変わっていない。

江戸時代には川沿いに酒の問屋の蔵が多く、白壁が河岸沿いにならんでいた。


今は兜町に接することもあり、証券会社の本社や証券業会館といった金融機関に加え、花王、カネボウ化粧品、プレナスなどの本社などのビルが林立している。


しかし、一本裏通りに行くと居心地の良さそうな居酒屋やバルなどが数多く、また、昼食時は列ができる親子丼の店などレベルが高い。また、サラリーマンの多い町らしくチェーン店以外の立食いそば店が味を競う。

一方、ベローチェやドトールなどの喫茶店が数多く立ち並んでいる。残念ながら昔ながらの喫茶店は劣勢のようである。前にこのブログでも紹介したが、銀行の支店を改造したバーなどもなかなかいい雰囲気である。


寺社は日枝神社山王御旅所が江戸時代に作られ、縁日や勧進相撲などが行われ、賑わった。元禄時代には俳諧師宝井其角が住んでいたとの記録もある。今でも6月中旬に行われる山王祭では山王神社摂社から茅場町、八丁堀を通り京橋まで12基の神輿が連なる光景は圧巻らしい。