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寒天を使ったデザートが食物繊維が豊富だとか言って人気である。しかし、クックパッドなどで調べても殆ど糸寒天や粉寒天を使ったものばかりである。
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今から約5年ほど前に西伊豆の温泉旅館に泊まった際にデザートは寒天ですと言って仲居さんが干したテングサを水でふやかしたものを持ってきて温め、ミカンの缶詰と合わせて、氷の中に入れて、簡単にデザート作りをしてくれた。これが、素朴ながら寒天の味と固さが心地よく、一気に寒天ファンになった。そうでなくとも夏に葛やゼリーなど口当たりのよいデザート好きの小生は早速これを真似て何回か作って見たことがある。
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先日の旅行でも伊良湖岬の道の駅で一袋500円の乾燥させたテングサを見つけ、すぐに買ってしまった。先週はそれを使い、缶詰のミカンとシロップをいれてデザートを作ってみたが、思いのほか硬く、再チャレンジしたもの。
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寒天デザートの作り方は簡単、15gほどのテングサを少し細かめにちぎり、鍋に水をいれて、酢を小さじ1杯程度、砂糖は好みで加え、20分くらい弱火で煮る。これで素はできたので、後は応用するだけである。
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一つ目は抹茶小豆。ゆであずきの缶詰を開けてカッブに1/4までいれ、暖かい寒天の素を半分程度まで入れて混ぜる。粗熱を取り、冷蔵庫で表面が固まるまで待つ。次に小鍋に抹茶やグリーンティーの粉末を入れて先程の寒天の素を加え溶かし、小豆を入れて冷やしたカッブに一杯まで加え、粗熱を取り、冷蔵庫で固まらせる。
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二つ目はパイン寒天。これはパインジュース(100%果汁が好ましい。)を温め、先程の寒天デザートの素を加える。カッブに缶詰のフルーツを予め入れておき、これに液体を入れて、粗熱を取り、冷蔵庫で固まらせる。その際にグランマニエやコアントローがあれば少し加えるとさらに香りが出る。
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この2種類のデザートを作り、食べると意外に簡単で美味い。水の量を調整すると固さがかわるが、最初は水を500ccくらいでやると失敗しない。自画自賛だが、テングサから作ると風味があって中々。来週はトコロテンでも作ってみるか。
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