hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

キッチンサウザ〜人形町ランチグルメ

2020-09-03 18:12:00 | グルメ

『キッチンジロー』は私の中では『キッチンカロリー』『バンビ』『キッチン南海』の並んで普段使いのできる洋食屋である。初めて店に入ったのはたぶん学生か予備校生の頃に御茶ノ水の店だったと思う。それから考えるともう40年近く経っているに、同じ店構えで頑張っているのは嬉しい。

但し、人形町周辺は少し事情が異なる。水天宮前にあった店が別のステーキチェーン店に、堀留町の店はフランチャイズから抜けて現在では『キッチンサウザ』という名前になっている。ただ、張られているメニューを見るとちゃんと『ミルクコロッケ』という特徴的な(中身は単なるクリームコロッケだが。)が残っているので味は変わらないだろうと入店した。

店は狭く、お弁当を求める人が半分くらいなのか。サービスランチは5種類、①ハンバーグとミルクコロッケ、②ハンバーグとスタミナ焼、③メンチカツと唐揚げ、④メンチカツと魚フライ、⑤スタミナ焼とミルクコロッケでいずれもご飯と豚汁がついて750円とかなり安い。

やっぱりメンチカツは外せないと③にした。今どき珍しいが店内にはラジオが流れていて奥でマスターが料理を作り、フロアはたぶん奥さんが動き回っている。

すぐに、料理は到着。たっぷりの刻みキャベツにはドレッシングをかけ、メンチカツにはとんかつソース。箸で切りながら頂くが、味が昭和、学生の頃と同じ味。

やや濃いめだがとにかくご飯に合う。豚汁も大根と人参、ごぼうばかりだが、ご飯とは素晴らしい相性。カウンター以外には5人席と2人席が各1つ、10人で満員である。

この懐かしいランチを味わって頂くが、あっという間に店内は満員、さらに次々と弁当にお客さんがやってきて大盛況。私はランチはじっくりいただき、満足できたランチとなりました。ご馳走さまでした。

キッチンサウザ
中央区日本橋堀留町1ー5ー7
0336649728

時刻表机上旅行の楽しみ①

2020-09-03 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その263。コロナ禍もあり、普段の年ならば必ずどちらかへ旅行に行っていたのに。
今年は家で古い時刻表でも眺めて旅行気分を味わうことにする。それにしても昭和39年9月号時刻表のページをめくると現在に比べて急行・準急の多さと各駅停車の運行距離の長さに驚く。

例えば東海道本線の東京駅発を比較してみる。現在は東京駅発で最も長いのが沼津行、23駅126kmである。一方、昭和39年9月では名古屋行、大垣行、大阪行、姫路行などがゴロゴロある。

実際に乗ったらどうなるのだろう。東京発5時20分で大阪まで行ってみる。現在の時刻表では東京発5時20分の沼津行に乗ると三島0711、静岡行で静岡0828、浜松行で浜松0943、大垣行大垣1147、米原行で米原1246、新快速姫路行で1413、かかる時間は8時間53分、東京〜大阪は556.4kmだから時速62.6km/hとなる。

昭和39年9月では東京発5時20分の名古屋行に乗ると名古屋着は1334、1355発の京都行で京都着1732、1744発の神戸行で大阪着は1819、12時間59分で到着していた。わずか乗換えは3回だが、時速換算すると42.8km/hとなる。(全て電車)
この大きな差は現代の米原〜大阪に利用した新快速が80km/hで運行されていることが大きい。まあ、これを除いても60km/hは出てはいるが。

次に大阪〜博多を見てみる。今度は昭和39年9月から見ると大阪からは東京始発の夜行各駅停車姫路行0502に乗車、姫路着0645、0657門司行に連絡しており、門司着2020、同発2038久留米行で博多着2202、17時間ちょうどで博多にたどり着く。乗換は3回、しかし、時速は37km/hととにかく遅い。これはひとえに姫路〜門司が客車であり、480kmを13時間23分、時速に換算すると時速36km/hしか出ていないからである。

現代の時刻表で見ると大阪発0524の加古川行に乗車、西明石発0641播州赤穂行に乗換。姫路で0731新見行に乗換、さらに岡山、糸崎、岩国、下関、小倉と乗換、1840に博多到着。7回も乗換があるため、乗車時間11時間48分に対して要した時間は13時間16分と1時間28分も待合わせ時間がある。それでも時速換算(含む待合わせ時間)すると48.2km/hとなる。

乗換が少ない56年前と比較しても車両の進化もあり、要する時間は大幅に短縮されている。しかし、まだ、新幹線もなく、姫路から門司まで13時間も客車に揺られ旅をするのもいいものだろう。それにつけてもコロナ制圧が待たれる。