hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

川治〜浜町グルメ

2020-09-24 05:00:00 | グルメ
人形町から少し浜町寄りに大衆割烹を標榜する名店『川治』がある、いや正しくはあった。ちょうど警察署の向かいあたりを少し歩くと古ぼけたしもた屋の前に看板がある。6時15分スタートだから少し早いかと店の入口を見ると何と移転したとある。

時間前だからと地図を見ると大して離れていない浜町公園の近くに移転していたのだ。新しい店の前に着いたのが6時10分、一緒に飲む予定のTくんが所在なさげに待っていた。店が開くのが6時15分、すると中から大将がのれんを持って現れた。大将は『いらっしゃい』と言いつつ、のれんを掛けるが反対向き、まだまだ慣れないとおっしゃる。



我々2人が店には一番乗り、コロナも考えて店の入口に座る。まずはビールが枝豆付きで運ばれる。これが、冷えていて美味い。すぐに最初のつまみ、『カラスミとダイコン』が登場。




一つ摘むとすぐに2皿目『フグのカルパッチョ』『鮎の風干し』。フグのカルパッチョには細ネギとミョウガがたっぷり、オリーブオイルに違和感はない。鮎はカリッとして頭から行く。



ぼやぼやしていると日本酒を頼み損なうと羽根屋(富山県)を2合、思ったよりしっかりとしている。『鱧の梅肉挟み揚げ』、もう終わりに近づいた鱧だが、梅との相性が素晴らしい。



次いで大きな『岩がき』と『なめろう』。岩がきはたっぷり七味のかかった大根おろしとネギ、さらにポン酢でいただくが、半分でも一口で食べられない大きさ。なめろうは鯵、海苔で包み、酢につけていただく。新鮮な魚介はさすがである。




まだまだ、続く魚介、炊き合わせは『穴子と茄子の炊き合わせ』、皿いっぱいの『蛤の酒蒸し』。肴だけで腹が膨れ始める。しかし、刺身の盛り合わせはここからの登場。



これもすごい、中トロ、しめ鯖、帆立の生うに添え、金目鯛、白身3種と中々のラインナップ。酒の追加は水鳥記(宮城県気仙沼市)という初見の銘柄だが、サラッとしていて刺身にちょうどよい。



さらにここからが凄い、『鯛の昆布蒸し』『毛蟹の剥き身』。特に毛蟹は味噌が堪らない。最後に鯨刺しがあると言われたがもう食べられない状態のため、丁重に断り、締めにしてもらう。



糠漬けで残った酒を飲み、最後に赤だし。もう本当に満腹、しかも1人6000円程度。気がつけば満席であった。ご馳走さま、1年先までは予定で予約できない意味が良くわかった。本当にご馳走さまでした。さらにのれんが出ていないと店はかなりわかりにくいです。
川治
中央区日本橋浜町2ー52ー5
0336661100