タイトルを『久我山散歩』から『久我山歳時記』に変更しました。


アントシアニンにより土壌のアルミニウムが吸収されると青く発色するのだが、元々酸性土壌ではアルミニウムがよく溶けるのでアジサイの花は青くなる。一方、アルカリ土壌ではアルミニウムが溶けにくいためにピンクの花をつけるのである。

土壌によらない場合もある。花が長く咲いているうちにアナベル種は白から緑色に。ヤマアジサイは白から紅色に変わってしまう。

また、白い花は元々アントシアニンを含んでいないため、土壌に関係ない。


花はアジサイと野生種のニホンアジサイ(ヤマアジサイ、ガクアジサイ)に分けることができる。



これは訪花動物、つまりミツバチや蝶などを誘引する効果がある。一方、ニホンアジサイを改良した一般的なアジサイは全てが装飾花であり、果実は付かない。

どうしても雨が多い時期ではあるが、色々なアジサイを見ながら散歩するだけでも目を楽しませてくれる。そう考えると雨の季節もいいものである。

(カシワバアジサイ)
久我山を歩いているとアジサイの数と種類に驚かされる。まずはその花の色、以前に土壌が花の色に与える影響をこのブログで書いた。


アントシアニンにより土壌のアルミニウムが吸収されると青く発色するのだが、元々酸性土壌ではアルミニウムがよく溶けるのでアジサイの花は青くなる。一方、アルカリ土壌ではアルミニウムが溶けにくいためにピンクの花をつけるのである。


土壌によらない場合もある。花が長く咲いているうちにアナベル種は白から緑色に。ヤマアジサイは白から紅色に変わってしまう。


また、白い花は元々アントシアニンを含んでいないため、土壌に関係ない。


花はアジサイと野生種のニホンアジサイ(ヤマアジサイ、ガクアジサイ)に分けることができる。


ニホンアジサイの場合は中央部の青い部分が中性花と呼ばれる小さな花の集合体であり、それを取り囲むのが装飾花、つまり萼片である。


これは訪花動物、つまりミツバチや蝶などを誘引する効果がある。一方、ニホンアジサイを改良した一般的なアジサイは全てが装飾花であり、果実は付かない。


どうしても雨が多い時期ではあるが、色々なアジサイを見ながら散歩するだけでも目を楽しませてくれる。そう考えると雨の季節もいいものである。


(カシワバアジサイ)