褒めるとすぐ図に乗るのが阪神タイガース、22日の試合はとにかくいただけない試合の典型である。
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終わってみれば7回裏までは接戦、新人の佐藤がよく同点弾の19号ホームランを打ったと書いてある大手新聞もあるが、ヒットは12本も打ちながら、2点しか取れなかった。
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まずは4回佐藤、サンズで無死1、3塁を作るも糸原はゲッツーで1点のみ。5回は1アウトから近本のヒットのあと、中野が内野安打、これを相手投手が悪送球するが、近本が本塁を欲張り、憤死。6回は佐藤のHRのあと、糸原がヒットで2死1塁。散々牽制の後、盗塁死。7回も近本がヒットで2死1塁、これも散々牽制の後、盗塁死。
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アルカンタラもあまり良くはなかったが、3回以降はよく抑えた。しかし、リリーフ藤浪は球は早いが荒れ玉。無死でキャッチャー桂に四球、代打三ツ俣はバント失敗するも、大島にヒットで1死1、3塁。ここで代打福留を攻めきれず四球で満塁。高橋は三振に取ったものの、ピシエドに押出し四球。さらに堂上に走者一掃のツーベース。6対2となり、万事休す。
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チャレンジングが悪いというわけではないが、5、6、7回と全て走塁死、それもかなり無理がある走塁である。これで流れは引き寄せられない。さらにリリーフの先頭打者の四球、ありえない。
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同じような展開が6月19日の巨人戦でも起きている。1点負けていた8回、伊藤将を藤浪にスイッチ。この時も先頭の松原を四球で出塁させ、ウィラーは打ち取ったが、3番の丸に対してストライクを取りに行った2球目をバックスクリーンに2ランで5対2となり万事休す。
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セットアッパーの常識である先頭の打者に四球を出さない、もらったチャンスを無理な盗塁で潰す、こんな基本が出来ないチームではとても優勝はおぼつかない。反省と謙虚さのないチームでは先が見えている。この声が届くかな、矢野監督に。