築地駅近くには老舗のお蕎麦屋さんが結構ある。『木挽町 湯津上屋』『築地さらしなの里』、立食いでは『天花そば』など、いずれも江戸前の辛いつけ汁の店である。
そんな中で今日は『築地 布恒更科』にお邪魔した。いかにも老舗という佇まいだが、大森にある同名のお店の長男が暖簾分けして作られたお店である。
そんな中で今日は『築地 布恒更科』にお邪魔した。いかにも老舗という佇まいだが、大森にある同名のお店の長男が暖簾分けして作られたお店である。
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店は地下鉄日比谷線築地駅で下車、一本入ったところにある。金曜日の昼だが、お店は半分くらいの入り、静かな雰囲気である。名前からして蕎麦は細く白っぽい更科を想像するが、この店はそうでもないようだ。
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驚くのは天ぷらのネタの数、定番の牛蒡と桜エビ、海老、穴子などはもちろん、季節物でジャコ、モンゴイカ、キス、白魚、白エビ、はも、生桜エビと取り揃えている。コロナ禍の中、お酒のメニューが見られないのは寂しい。その中で定番の牛蒡と桜エビのかき揚げと冷たい蕎麦(大盛)にした。値段は『ごぼう天もり1680円+大盛240円=1920円』である。
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奥の調理場では天ぷらを揚げる音、すると大きめのボールのような入れ物に黒々としたツユ、さらに小さな蕎麦猪口とレンゲ、聞くと蕎麦は蕎麦猪口にツユを入れ、大きな方で天ぷらを食べてもいいとのことである。
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10分程度待ったところでまずはかき揚げが登場、半分に切ってあるが、上の部分に大量の桜エビ、お店のかき揚げにはたっぷりの桜エビがいるのが嬉しい。
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厚さは4センチほど、これを箸で割っていく。通常、真ん中部分はあげ残しというか、ホットケーキのようになり易いが、こちらのかき揚げは中までちゃんとパリパリ。技術の高さに驚く。
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次いで蕎麦が登場。3つに分けて盛られているが、やや太め。エッジの効いたさらしなよりやや濃いめの色、一口いただくとコシがあり、しっかり。ツユはやはりかなり辛口、ただ醤油辛いのではなく、しっかり出汁が効いていてさらに奥の方に甘さも感じる。要するにどっぷり付けなければよいのである。
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カリカリのかき揚げに少しツユを付けて頂くがこれこそビールのあてにピッタリ、だけど今は我慢。蕎麦の量とかき揚げの量がちょうどいい具合、牛蒡の香りもよく、大満足である。最後に蕎麦湯を頂いた。次回は是非酒が解禁されてからお邪魔したい。ご馳走さまでした。
築地布恒更科
中央区築地2ー15ー20
0335458170