『久我山歳時記』その15。以前にテレビでも取り上げられた『根性だいこん』のようにアスファルトの継ぎ目や玄関のコンクリートブロックの隙間などにも色々な植物が健気に生え、花をつけ、実を実らしている。そんな姿を久我山町内で探ってみた。
他の町内も同様かもしれないが久我山の道路はアスファルトの継ぎ目に土が溜まり、そこに零れ種が落ち、芽を出していることをよくみる。写メにあるスミレはかなりややこしいところに生えていて3月には紫色の花を付けていた。
(今年3月撮影)
次は排水溝の蓋の隙間から芽を出したポーチュラカ、まだ小さく、花を付けるまでは至っていないが、8月には花を付けるかもしれない。
毎年ひたちなか海浜公園で秋には真っ赤にある色づくコキア。この家に昨年鉢植えがあったが、その種から本当にコンクリートの継ぎ目の僅かな土から芽を出した。既に20cm程度まで育っているが、何しろ車庫の入り口のため、いつまで保つかはわからない。
大きくなっているのはヨウシュヤマゴボウ、生命力が強く、また、あっという間に大きくなり、白い花を付け、さらに葡萄状の房となって黒褐色の実を付ける。高さも1mくらいにはなり、草ではあるが、茎は太く立派に育つ。
最後はタマサンゴ(玉珊瑚)、コンクリートの隙間に根を張り、次第に大きくなり。元は観賞用として輸入されたが、実に毒があるため、雑草のように自生しているものが多い。
(今年6月撮影)
白い花が咲き、緑の球のような実をつけ、これが黄色、朱色と変わっていく。なぜこんなに増えるのか分からないが、色々なところでみることができる。
観賞用の草花もいいが、その中で頑張って花を付け、実をならせている姿をみるとなぜか感動してしまう。