hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

宿場町を歩く〜幸手宿②

2022-08-14 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その12。幸手宿②、再び幸手駅入口の交差点まで戻り、日光街道沿いを歩く。角にあるのが小島商店、薪炭商・繭糸商を営んでいる。1937年築の建物は今も現役である。

向かって左手には永文商店、お酒屋さんで外にはなぜか獺祭の樽が置かれている。店の中には荷捌き用のトロッコ『横丁鉄道』がある。

入口をよく見ると『電話三十五番』とあった。猫も杓子も携帯電話を持つ時代とは違い、電話がステイタスだった名残である。

他にも古民家は沢山ある。次の信号のところには竹村家の建物、元石炭商である。



信号の先には小さな公園があり、この辺りに問屋場があったことを示す説明板がある。曲がった2軒目が勤労福祉会館、ここで宿場印をようやく購入することができた。



反対側に渡ると食堂があるが、ここが本陣跡となる。説明板によると『知久家は本陣、名主、問屋を兼ねた宿場では最も重要な役割を果たした家柄であった。』とある。



角を右に曲がると古い商店、看板の塗料も全て落ちていて名前も読めないが、真ん中は『彦』という字のような気がする。本屋さんかな、薬屋さんかななどと勝手に想像する。

左手に洋品店、アベ洋品店と書かれた店、新しい方も今は営業していない様子。その左横に元々の店舗。こちらもシャッターが下りているが、立派な店舗である。(以下、次回)