hokutoのきまぐれ散歩

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離島キッチン〜日本橋ランチグルメ

2022-08-01 05:00:00 | グルメ
日本橋のクライアントに行った帰り、先日ジャムを購入した離島キッチンで少し遅いランチを頂くことにした。

メニューは漁師丼、ただ、魚の種類によって料理法が微妙に違うようである。魚はカンシマメ(隠岐島海士町)、マグロ(大分県保戸島、ひゅうが丼)、トビウオ(鹿児島県屋久島)、ヒラマサ(長崎県小値賀島)。この他にもブリ、シイラなどの季節商品もある。



私はこの中で『ひゅうが丼』(1400円、小鉢2、サラダ付)の定食をお願いした。



まずは屋久島産のほうじ茶、通常のほうじ茶より色は薄いが、味は濃いような気がする。

すぐにお盆に乗ったセット登場。小鉢2つは『ごろごろやさいの利尻昆布酢漬』『ぬかほっけとキノコバター炒め』。野菜の酢漬は和風ピクルス、オクラ、れんこん、パプリカ、メキャベツを優しい酢につけたもの。ぬかほっけはおもいのほか塩味が薄かった。


サラダには利尻島の塩ワカメと奥尻島のめかぶを使っており、和風ドレッシングでさっぱりと頂く。

味噌汁は久米島のたいら味噌を使い、具は焼尻島のギンナンソウという海藻を使っている。とろみのある海藻で僅かに銀杏の香りがすると思っていたが、広げたところが銀杏の葉に似ているかららしい。

肝心のひゅうが丼は漁師が強い風が吹く船上で火を使わずに食べられる料理。名前の由来は風の音が『ヒューヒュー』と聞こえるからなとなど複数ある。

マグロの刺身を付ける汁は醤油・砂糖と生姜、ネギ、茗荷などの薬味が入っていてかなり甘め。これは九州の醤油が甘いことも要因であろう。なぜか刺身を醤油に漬けると表面がトロッとする。木サジで掬いながら頂くが食欲が進む。無い物ねだりかもしれないが、ワサビがあるとさらによかった。

デザートには利尻島の『りしりしかくいも』、沖縄県伊江島の『ケッタン』が付いてきた。ケッタンは油で揚げたワンタンの皮、リシリシカクイモは小さなキューブ状にしたサツマイモ。いずれも素朴な菓子である。

色々と付いてきたが、北海道、九州・沖縄の産物が多い。夜になると青ヶ島の焼酎なども揃う。ご馳走さまでした。

離島キッチン
中央区日本橋室町2ー4ー3日本橋室町野村ビルB1
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