hokutoのきまぐれ散歩

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天亀そば〜神田ランチグルメ

2022-12-05 05:00:00 | グルメ
神田駅前から日本橋に向かう国道17号線(中央通り)沿いに間口の狭い『天亀そば』がある。周辺にはSMBC神田支店など大きなビルの中にポツンとあるスタンドアローンのお店。

中に入ると左右に7、8人しか立てないくらいの狭いお店。入口には給水機、しかし、流行りの券売機などありません。まあ、置くところがないのかも。とにかく昔のまま、昭和のままでカウンターで注文をし、品物とお金を引き換える方式。左奥の鍋では天ぷらを揚げ続けている。入ったら3人目、大人しく並ぶ。

順番が来たので注文する。平凡に『天ぷらそば(かき揚げ)420円』に『いなり寿司100円』を付けてもらう。

1,000円札に20円を足すとお釣りがないから助かるよと言われました。すぐに茹でそばを温めて器に入れ、ツユを注ぎ、ネギとかき揚げを乗せて出してくれる。いなり寿司は冷蔵庫から。それでも感染対策なのか、ビニールの向こうにおばさんがいて窓口が小さいため、少しまごつく。

蕎麦といなり寿司を持って1番手前の空いたスペースに蕎麦といなり寿司を置き、水を汲み、七味唐辛子を掛ける。

箸を取ってまず一口目はツユから。カツオと昆布で出汁を取ったご自慢のツユはやや濃いめだが、美味い。かき揚げは硬く、少しツユに浸して柔らかくしないと小さく切れない。流石に揚げたてで熱い、さらに蕎麦を食べるとこれも熱い。麺は茹で麺で少し太め、立ち食い蕎麦によくあるタイプ。

かき揚げには玉ねぎ、ニンジン、長ネギなどが刻んである。まあ、天ぷらというより衣を食べているのだが、やはり立ち食いはこれが一番。

いなり寿司は大きい。裏返して下から見るとちゃんと煮た椎茸、山菜などかやくが入っている。油揚げにパンパンに詰めてあり、味がいいだけでなく、食べ応えもある。

店はどんどん人が来て、すぐ食べて、すぐ帰る。椅子がない効能なのだろうか。回転で勝負の店だが、お客さん同士は譲り合い、机の上に荷物を置く様な輩はいない。食べ終わり、ご馳走さまというと、ありがとうございましたの声が嬉しい店である。ご馳走さまでした。

天亀そば
千代田区鍛冶町1ー7ー9