hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

グラシア〜浅草橋ランチグルメ

2024-02-16 05:00:00 | グルメ
ガッツリしたものが食べたいと浅草橋駅に降り立ったのが11時35分、そこから店を探しながらスマホを頼りにお店に到着したのが11時40分頃。しかし、あまり広くない店内は満席、外には1人男性が待っていた。



こうなっては後ろに並ぶしかないと私としては珍しく飲食店の前で待つことにした。しかし、開店が11時半、まだ20分ほどしか経たず、簡単に先客が帰るとは思えない時間だが、やむを得ない。しかも日陰だから結構寒い。ようやく1人目お客さんが出てきたのは11時50分。しかし、前の人がいなくなったので日当たりの良いところで待つことができてラッキー。

12時になると急に3人が帰り、私も店内に入ることができた。

メニューは壁にかかっていてどう注文すれは良いか分からなかったが、やはり名物の四日市『とんてき』(1600円)をお願いする。同時に入店したカップルは常連のようで『かきバターソテーはいくつですか?』と尋ね、マスターは『6個だけど1個単位で増やせる』などと会話していた。また、カレールーを机に乗せている人もいたが、こちらは謎のまま。

どうもこの店の牡蠣バターも人気商品のようである。次のお客さんも注文して、『後1人前』とマスターがボソリ。
次いでまずはお冷と漬物が出された。

マスターはすぐに厚切りの豚ロースをフライパンに乗せて焼き始める。ニンニクと醤油の焦げるいい香りが立ち込める。この店では注文を受けてから一つずつ調理するようである。作るのに時間もかかり、さらにカウンター5席、テーブル4席しかないので混むのも致し方ない。

7、8分して料理が仕上がりかけると『ご飯を1番さんへ』とマスターがいう。これで私のトンテキの出来上がりがわかる。すぐにグローブのような大きなトンテキとご飯が到着する。あれ?味噌汁はとは思ったが、取り敢えず食べ始める。大きな皿にトンテキ、山盛り千切りキャベツ、ポテサラが乗っている。グローブ状の肉を切り離し、短冊状にナイフを入れてから箸で頂く。

口に入れるとカリッとした食感、次にジュワっと豚の脂が滲み出し、ソースと醤油、ニンニクなどでできた濃いめのタレの味が口に広がる。これが、実に美味い。とにかくご飯がすすむ、すすむ。

隣の席を見ると大ぶりの牡蠣が到着、いい牡蠣である。(今日のは三陸産らしい)
そういえば確か壁のメニューにキャベツ、味噌汁、ご飯はおかわりOKとあったはずと忙しそうなマスターに『味噌汁は?』というと、驚いた次の瞬間に大変恐縮して『申し訳ありません。すぐにお出しします。』と言って頭を下げてくれる。そしてフロアの女性に指示する。

マスターは小皿に牛肉の煮物を入れ、『お詫びにお召し上がり下さい』と言って出してくれた。つまむとこれが美味い。これだけでもご飯が一杯食べられてしまう。

トンテキを食べ進めるとキャベツがタレと絡まり、こちらも美味い。山のようにあったキャベツもおかわり。ただ、カロリーオーバーを気にしてご飯とおかわりはやめておいた。私はあっという間に完食、いやはや、四日市風トンテキなど聞いたこともなかったが、実に美味い。一度でファンになってしまった。

マスターも人柄がよく、帰る際には『お待たせした上に申し訳ありませんでした。また、よろしくお願いします。』ととにかく丁寧。実に美味くて気持ちいい店であった。次回は夜に予約し、酒を組み合わしながらトンテキや角煮を食べに行くことにしたい。ご馳走さまでした。
グラシア
台東区浅草橋2ー27ー5
0338658966