職場の仲間で作った居酒屋研究会もコロナの影響などで活動を約2年にわたり停止していた。しかし、ようやく集まれる状態になり、1人は欠けたものの、5人で久しぶりの例会を楽しむことができた。
場所は小川町(神田)にある『鮨とおでん +アンド』というお店。集合の10分前に到着したが、既に2人が到着している。机の上にはコンロ、その上にはおでん鍋。ただ、飲み放題なのでフライングはできない。
時間になって全員が揃い、まずは生ビールで再会を喜ぶ。いや乾杯のビールがうまい。コンロに火をつけ、蓋を取ると中にはよく煮えたおでん。大根、ガンモ、揚げかまぼこ、エノキダケ、玉子の5品が入っている。まずは大根から頂くが、これが大ぶり。
箸で切って、辛子を付けて口に入れたが、やはり少し油断していたのか熱くて辛くて大変なことに。口内やけどはものともせず頂くが、中まで出汁がよく染みて美味い。あまり濃い色の汁ではないが、関東風にしてはやや甘め、私にはちょうど良い。
がんもも玉子もいい感じ、ここで燗酒を注文、銘柄は忘れたがやや甘め、本当はもう少し熱めの燗酒が好きなのだが、ここは我慢。新しいつまみはニューウェイブ、イカ塩辛の岩石焼き。よく焼いたゴツゴツめの石の上にイカ塩辛を乗せ、石の熱さで料理する。想像はつくがあまりやったことのない一品。イカが程よく焼かれていいつまみになる。
この辺りでおでんもなくなったが、蟹クリームコロッケが1人に1つ。パリッと揚がり、中はトロリ、下にオーロラソースが引かれていたがなくても行けるほど味がしっかり付いている。
燗酒を二合開けたところでレモンハイにする。小ぶりな焼き鳥が登場。緑の小さ下さい刻んだ青唐辛子がアクセント、塩だれでスッキリと頂いた。
空いたおでん鍋に火を入れて2回めのタネの牡蠣、ツミレ、ワカメを大胆に投入。いずれもかなり美味いが、ワカメのおでんがこんなに美味いとは再認識する。
次いでおでん出汁で豚肉、油揚げ、水菜を煮て頂く。おでんしゃぶしゃぶも初めてだが、シャキシャキした水菜、油揚げを入れた後なはしゃぶしゃぶ用の豚を入れて食べる。しゃぶしゃぶというより寄せ鍋の乗りだが、悪くない。
締めはご飯と玉子を投入して雑炊にしていただくがこれだけ色々な具材が入っていて不味いはずはない。さらに薬味に添えられた青唐辛子、少し加えると味がしまって美味かった。
スタッフも若い人が多いが、サービスもよく、気持ちの良い店であった。次回はどこでやろうかな。ご馳走さまでした。なお、店の前ではくれぐれも騒がないのがルールらしい。
鮨とおでん アンド
千代田区神田美土代町11ー3
05055903010