人形町には100年を超える老舗が幾つもある。今日お邪魔した小春軒も明治45年創業で109年に渡り、洋食屋として営業してきた。その由来は明治の元勲、山縣有朋のお抱え料理人が女中頭と所帯を持ち開いた店、一風変わったカツ丼が有名である。
店に入ると席数もあまり多くはないが、11時40分で既にほぼ満員。厨房に近いカウンター(とはいえ厨房はすりガラスがあって見えない)に座る。注文は最近エビフライを食べたため、メンチカツ(900円)をお願いする。
厨房内は大忙し、メニューも多く、盛り合わせが多いため、盛り付けも大変そう。カツ丼が一番人気かと思ったが、海鮮がほぼ尽くされている特製盛り合わせ(1500円)が一番人気である。
それほど待つこともなく、メンチカツが登場。皿には2つ並んでいてソースがかかっている。他にキャベツの千切り、ポテトサラダが添えてある。このやや味の薄めなドミグラスソースは主張が控えめだが、辛子を添えて食べるとご飯によく合う。
一部ソースがかかっていないところはウスターソースで補完。揚げたてということもあり、中々の味、さすが100年超えだけある。
ただ、エビフライを中心とした海鮮フライ&バター焼きはかなり旨そう。遠くから来て食べるなら特製盛り合わせは頂きたいところである。食べていると次々とお客さんが来店、エビフライ盛り合わせはあっという間に売り切れとなってしまった。
また、100円でつけられるしじみの味噌汁はあった方がいい。ご馳走さまでした。
小春軒
中央区日本橋人形町1ー7ー9
0336618830
中央区日本橋人形町1ー7ー9
0336618830