『ぶらり橋めぐり』その113。鞍尾根橋から野川を下る。国分寺市を流れているうちはコンクリートで固められた細い水路のような川だが、鞍尾根橋で小金井市に入ったところからは川幅が広がり、川の護岸も土に戻り、さらに川の横に遊歩道が整備されていて歩きやすくなる。ただ、春の小川に出てくるような川は浅く、まだ細いままではあるが。
川に沿ってそれほど大きくないソメイヨシノが植えられていて花見の季節はさぞや綺麗だろう。川の中の大きな石には鴨が乗っかり、日向ぼっこ。
ただ、歩いた日は天気が良すぎて私ならはクラクラきそうであるが。すると隣の橋『西之橋』が現れる。日当たりがいいのか、両側に植えられた木や草が繁り、川の流れが上からは見えないところもある。
次は『弁天橋』、ここで対岸に渡り、河岸段丘の上を眺めるが見事に横に繋がっているのがわかる。
次が『貫井新橋』『坂下橋』と続く。この辺りも川沿いにはソメイヨシノが植えられている。他にも、木や草が生えていて川がみえなくなる。
ここで新小金井街道とクロスする。この手前で水辺まで降りることができる場所があり、水面の高さから橋を眺める。緩やかに流れる川を見ているとつい眠くなってしまいそうになる。
野川はこの先、武蔵野公園を通り、西武多摩川線を越え、調布市にある野川公園、さらに三鷹市、世田谷区を通り、最後は二子玉川で多摩川に合流する。
ここで野川とは離れて再び薬師通りに戻り、坂巡りをすることにした。(以下、次回)