『東京の坂、日本の坂』その191。赤羽駅に降りて坂巡り。実は赤羽の坂道を歩くのは今回で5回目、前回は2018年2月だから5年前のことになる。今回は以前訪れた坂道も一部かぶるが、この辺りはご容赦を。
赤羽駅東口駅を降りて右手の方に歩く。線路沿いの道には国際興業バスのバス停が並び反対側からは坂上にある星美学園の小学生がたくさん歩いてくる。要所には父兄だろうか旗を持って監視している。中華料理店の手前を左に曲がり、少し先を右に上っていく坂道が『大坂』、坂の上には赤羽台団地がある。
標識によると昔は上の台に登り、旧板橋街道に抜ける道だった。また、狸にまつわる民話が残っていて狸坂という別名もある。
元の道に戻り、信号を左に曲がると東洋大学赤羽キャンパスに向かう坂道が現れる。これが『うつり坂』、名前の由来はわからない。
坂の麓には小さな祠がある。以前来た時は坂の上に高校があったはずだが、系列の東洋大学の立派な校舎に変わっていた。
再び元の道にもどり、蕎麦屋の手前の広い道を左に曲がると次第に坂道となる。左側には大きな墓地、そこそこの勾配があり、また長い坂道。
これが『八幡(やわた)坂』、坂学会の資料では石の標識があったらしいのだが、今は撤去されてない。その標識には『大正8年に旧陸軍被服廠が赤羽台に移転してきて道の一部が敷地に入ったため、一般の通行のため、被服廠の北側に作られた坂道』とのことである。なお、この坂の名前は坂下にある赤羽八幡に因むものではなく、北側の『八幡谷』から取られたとのこと。
坂を降りると赤羽八幡の入口となり、ここから延々と参道が続いている。以前来た時には参拝したようだが、坂と階段が厳しいため、今回は前回の写メを載せた。(以下、次回)
(2018年2月撮影)