hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

旧隠田川を遡る②

2020-04-21 05:00:00 | 川と橋


『ぶらり橋巡り』その100。隠田川跡のキャットストリートを歩く。隠田橋を越えると右手に隠田商店街の地図か出てくるが、その規模の大きさに驚かされる。階段を数段上り。表参道に出るが、ここに『参道橋』の親柱がある。




歩道橋を渡り、反対側へ。表参道ヒルズの横を通り、そのまままっすぐ行く。少し道路は高いところを通っているようで再び階段を数段降りる。




表参道から一本入ったあたりだが、大きな建物が多い。一本のサクラが満開となっていて姿をしばし眺める。この辺りにもブティック、さらに気がつくと時計を売っている店も多い。




商店街は原宿神宮前商店街に変わるが、道は相変わらず細くグネグネとしている。蔦が絡まるアパートの横を通るが、ここでやや広い通りを横切る。後で調べると川跡は左に行くのだが、ここで私は右に曲がり、外苑西通りに到達。実は隠田川はこの先、千駄ヶ谷を通り、新宿御苑に通じていたのである。




外苑西通りからはできたばかりの新国立競技場が見えるが、反対側に渡り、まっすぐ行くと青山熊野神社、青山の総鎮守である。




1644年に徳川家邸内にあった御宮をこの地に移したもので元は熊野権現と称していたが、明治になり、青山熊野神社となった。
少し戻り、青山通りを目指す。




途中には赤い山門に特徴がある黄檗宗の海蔵寺の前を通る。青山通りを左に曲がると東京メトロ外苑前駅、結局2駅分を歩いたことになる。







銀座梵天〜銀座ランチグルメ

2020-04-20 05:00:00 | グルメ


コロナウィルスの感染拡大からめっきり外訪が減る中、銀座に仕事に行く。昼時となったため、同僚のGくんとランチの場所探し。元から高級店が多いエリアに加えて臨時休業の店も多く、やや不安が高まる。
その中で『極細麺ラーメン』という看板を見つけて店の前まで行く。銀座とはいえ、かなり大衆的な店構えに安心して入店。


メニューはかなり個性的でおすすめの『新作和風極細ラーメン』、『スーラータンメン』、極辛つけ麺『麻辛丸』、ほかに普通のつけ麺もあるが、今回はおすすめの『新作和風極細ラーメン』(890円)にしてみる。ランチは小ライス付きである。


待つこと5分、ラーメンとライスが到着。確かに博多ラーメン並みの極細麺、焦げ目のあるチャーシュー、メンマ、三つ葉、煮卵半分が乗っている。まずはスープを飲むが、優しい鶏ガラ出汁が香る塩味で柚子の風味がする。麺はするりと喉を通り、本当にあっさり。


チャーシューも厚めにカットされ、香ばしい。ライス用に沢庵がテーブルにあり、合わせて食べるとちょうどよい量である。全体の調和がよく、食べ終わった後に満足することができるなかなか旨いラーメンであった。




それほど広い店ではないが、12時過ぎるとあっという間に満席。厨房1人、ホール1人ではかなり忙しそうである。銀座で手軽にランチを取るには良い店である。ご馳走さまでした。



銀座 梵天
中央区銀座1ー9ー12
0355799968


旧隠田川を遡る①

2020-04-19 05:00:00 | 川と橋


『ぶらり橋巡り』その99。今回は廃川跡、渋谷川の上流にあった旧隠田川を遡って歩いてみたい。旧隠田川というと聞き慣れないが、渋谷〜原宿に掛けて続く裏原宿とも呼ばれる『キャットストリート』が暗渠の上に作られた遊歩道である。現在の渋谷区神宮前は原宿、竹下、隠田の3つを統合して1965年にできたのである。




スタートは宮益坂下から新宿方面に少し歩くといかにも川の跡にできた通りが現れる。渋谷川は以前に散歩で歩いた稲荷橋より上流は暗渠化している。宮益橋(JR渋谷駅あたり)があったが、このあたりで宇田川と合流、それより下流が渋谷川となる。上流は隠田川と呼ばれていた。今回はキャットストリートの入口にあった宮下橋跡から歩き始める。


キャットストリートは裏原宿とも言われる有名ブランド目白押しのお洒落な通り。隠田商店街になっていて少し歩くと渋谷教育学園渋谷高校(略称、シフシブ)がある。




江戸時代には大きな水車で脱穀などをやっている風景を安藤広重が絵にしたのはこのあたりと伝えられている。


また、隠田の名前はすぐ裏にある隠田神社に残されている。




若者向けのトミーヒルビガーやアンティークのクロレックスが並ぶあたりからは道端が狭くなり、また、道路に重さ制限の標識が出てくる。




さらに道は細くなり、ラルフローレン、リーボック、ティファニーなど銀座と変わらないブランドショップがならぶ。




ここで植え込みの植物の中を古い橋の親柱を発見、よく見ると『隠田橋』と書いてある。小規模な古着屋が増えてくるが、なんとなくお洒落なのは流石に原宿である。


(以下、次回)




鶏三和(再訪)〜人形町ランチグルメ

2020-04-18 05:00:00 | グルメ


コロナウィルスの関係もあり、ランチで遠出をすることが減った。今日は以前お邪魔した親子丼の美味かった店でカロリーの低い鳥カツ丼のセットをいただくべく、COREDO室町に出かけた。店の名前は『鶏三和』、明治33年創業の名古屋発祥の店である。


最初に会計するシステムで『鳥カツ丼+小とりそば』(税抜1380円)をお願いする。普段に比べると客の入りは悪く、比較的空いている。この店の特徴は定食の場合、肉団子または蜜梅干しを選択するが、私はいつも肉団子を選択することにしている。


いつもより早めに丼が到着、まずは『とりそば』というより、『鳥だし煮麺』から頂く。


鶏の出汁がよく出ていてじんわりくる旨み。小さな鶏団子が2つが嬉しい。また、出汁にこくがあり、塩味が丼とバランスを取る。


次に鳥カツ丼、親子丼同様見事な火の入れ加減、やや甘めのふんわり卵にカリッとする脂の少ないカツが旨い。普通のカツ丼に比べてヘルシーだが、食べ応えは十分。箸と木のサジを駆使して食べ進める。


肉団子は甘いタレがよく絡み、これも旨い。とりそばの汁をスープがわりに飲む。勧められた柚子胡椒も香りが立つ。最後にデザートの小さめの卵黄たっぷりのプリンいただき、ご馳走様。何回きてもうまいのである。





鶏三和
中央区日本橋室町2ー3ー1COREDO室町B2
0362223118



原宿駅の新駅舎訪問

2020-04-17 05:00:00 | 鉄道


『鉄道シリーズ』その248。高輪ゲートウェイに続いて3月21日に新しい駅舎ができた原宿駅に行ってみた。従来は島式ホームを使い、一つのホームで内回り・外回りの山手線が発着、正月など多客時飲み臨時ホームを使用していた。




これを変更して、従来のホームは内回り専用にし、臨時ホームを改装して外回りのホームを新たに作った。私は渋谷駅から先頭車に乗り、原宿駅に下車。前方を見ると日本にここしかない皇室専用ホームが右前方に見ることができる。最後に使われたのは2001年のこと、ここからお召し列車が出発していた。しかし、まだ、廃止されたわけではない。


駅舎は旧駅舎から明治神宮寄りにガラス張りの大きな駅舎が完成、渋谷寄りに出口を作り、エレベーターを降りると大きな改札口が待っている。通路も広くなり、1つのホームから2つのホームになったため、今までの混雑が絶えなかった旧駅舎とは全く異なる様相になっている。




改札口を出ると従来と同じ東口に加えて、新たに西口を作り、直接明治神宮横に出る神宮橋を渡ったところに出ることができる。




つまり、橋を渡らずに明治神宮参拝ができるようになり、正月の混雑緩和も可能となった。また、階上にはお洒落な猿田彦カフェが作られている。




正面に回り、旧駅舎の前に行く。八角形の屋根が特徴のこの駅舎は1924年築の木造で都内の駅では最古参。残念ながら耐火性能に欠けることから取り壊しが決まっている。




細かいことだが、以前は東京メトロ明治神宮前駅から乗り換える際に雨の日は降られていたが、屋根続きになったおかげで便利になった。近くの代々木駅や千駄ヶ谷駅も改築され、オリンピック開催時の利便性も高くなるだろう。あの高原の教会のような旧駅舎がなくなるのは寂しいが。









麦と卵〜吉祥寺グルメ

2020-04-16 05:00:00 | グルメ


吉祥寺に新たな店ができたので早速行ってみる。先月のHanacoの特集が吉祥寺だったが、これにも大きく取り上げられている『麦と卵』というパスタの店。


売りはモチモチの手打ちパスタと新鮮な卵だそうで入口にあるメニューをよく見てから入店する。①『究極のグリルチキンと下田六〇酵素卵が乗ったオイルソース』②『ふわふわチーズがたっぷり北海道カルボナーラ』③『自家製キーマ風スパイシーミートソース、卵添え』の3つで迷うが、最後はボリュームで③をチョイス。


階段を降りて行くと突然食券の券売機。その前に店員さんから手にアルコールスプレー。予め注文を決めて置いてよかった。因みに『自家製キーマ風スパイシーミートソース』の大盛りは1230円(税込)である。


先客は女性1人、男の店員さんの『ありがとうございました』の声は元気でいいが、取り残され感の方が強い。5分少しでパスタ到着。


よく混ぜて食べて下さいと言われて混ぜ始める。卵は少しキミがレモンイエローで美しい。粗めに叩いた肉で作ったミートソースはボリュームがあり、味付けも甘さ控えめ。チーズ、さらにピンクペッパーが散らされている。麺は断面が円で確かに腰があり、モチモチとしている。ミートソースにもよく絡み、美味い。大盛と言っても夕食には丁度いいくらい。


辛味が足したくて唐辛子ソースか胡椒をお願いしたが、タバスコのみ。止むを得ず掛けたが、酸っぱ味が前に出過ぎてやや残念。卵やチーズ、麺が売りだけに次はカルボナーラがいいかなあと考えた。ご馳走様でした。




麦と卵
武蔵野市吉祥寺本町1ー9ー2 B1
05054566564


日本のスポーツ切手①

2020-04-15 05:00:00 | 切手


『切手シリーズ』その76。このシリーズも昨年2月以来だから久しぶりとなる。東京オリンピックも1年延期となってしまったが、『日本切手とスポーツ』というテーマで考えてみた。日本切手とスポーツを考える上で欠くことができないものは『国民体育大会』(国体)である。


戦前には明治神宮大会というものはあったが記念切手は発行されていない。また、第1回国民体育大会(近畿五輪)が1946年8月に開催されたが、この時も発行されず、初めて切手が発行されたのが1947年10月の第2回(石川国体)からである。その際はハードル、ダイビング、円盤投げ、バレーボールの4種類が発行された。これが日本のスポーツ切手第1号である。


そこから数えること73年になるが、毎回切手が発行され続けている。(記念切手として発行されたのは2001年の56回大会までで、それ以前の44〜46回、57回以降はふるさと切手として発行)これだけ長いシリーズは年賀切手以外にはない。


国体切手は第2〜5回は4枚ずつ、第6〜21回までは2種類の凹版単色切手が発行されていたが、第22回からは多色刷りとなり、さらに開催地に因むもの(植物など)があしらわれた。




面白いのは国体にあってオリンピックにない種目も切手に描かれている。まずは1952年第7回大会の山岳競技、1963年第18回大会の相撲などである。


国体以外のスポーツ切手の第1号は1954年1月に開催されたスピードスケートの世界選手権に因む切手。


その後、1954年5月にレスリング、56年4月に卓球、5月に柔道の世界選手権に因む切手が発行されたのである。


また、昔の切手を見ると今とはスタイルがかなり変わっている種目もある。1949年発行の第4回冬期国体のスキージャンプ、この頃は手を前に出して飛ぶのが主流であった。


しかし、1971年2月発行の札幌冬期オリンピックの図案では同じ種目では手は体の横にぴったりと付けてスキー板はまっすぐくっついたまま飛んでいる。


ご存知とは思うが、今のジャンプは次の写真のように先を八の字に開くのが常識となっているのだ。(以下、次回)


泰興楼〜日本橋ランチグルメ

2020-04-14 05:00:00 | グルメ


日本橋で昼近くになったのでランチの店を探す。井の頭五郎ではないが、今日は五目チャーハンの感じ。八重洲仲通で店を探すがもう混んでいたり、休んでいたりで中々見つからない。東京駅前に到着直前に『泰興楼』があったことを思い出し、ドアを開けるとまだ空き席があった。

相席の女性は名物餃子定食、大きなきつね色の旨そうな餃子が4つ、スープ、搾菜という組み合わせ。かなり心惹かれたが、初志貫徹で五目炒飯(1050円)をオーダー。

周りのお客さんを見ているとやはり餃子定食が1番人気、次いでレバニラである。そんなことを考えているうちに五目炒飯が到着、搾菜、スープ付である。

スープからまず一口、珍しくぬるい。しかし、炒飯は出来立てで上に乗っている大きめの3尾の海老が目立つ。角切りチャーシュー、椎茸、卵、細かく切ったイカ、ネギ、彩りのピーマンと5つ以上の具が絡み合う。

海老は下味がしっかり、プリプリで美味い。イカは食感がよく、椎茸は味付けに一役、色々な具がうまく調和して旨さを盛り上げ、またパラパラで脂っこくない仕上がりである。ら



途中で酢、ラー油などで味変を楽しみながら完食。さすがに名店、美味しかった。ご馳走さまでした。次は餃子定食を行きたいところです。ご馳走さま。

泰興楼
中央区八重洲1ー9ー7
05059698999


中目黒付近の坂道③

2020-04-13 05:00:00 | グルメ


『東京の坂、日本の坂』その125。藤の庚申塔の前を通り、庚申道をいく。左側に長泉院という浄土宗のモダンな寺の建物が現れた。寺の入口には卵のような石でできたオブジェ。寺自体も歴史のあるものだが、珍しいのは境内に現代美術館を備えていること。




中に入ろうとすると新型肺炎により閉館中、縁がないなあと思うと左側に作品の第3、第4展示場がある。こちらは入ることはできるが、黒い御影石から人が飛び出しているものは意味は分からないがなぜか感動した。


さらに横には何かの石碑、よく見えないが、これも庚申塔と関わるものかも知れない。




庚申道に戻り先に行くと左側に急坂を発見、この坂が『馬喰坂』。由来は『江戸時代に馬を扱う馬喰が何らか関わっている説とこの辺りの方言で地面に穴の空いた状態をばくろと言ったことに因むという説がある』と案内板にはある。この坂道はS字に曲がる急坂で写メの左側に黄色のキャスター付きの鞄を転がしながら往生している若者がいた。




また、坂の頂上には庚申塔が4つ、最も古いのは1860年であるから先ほどの藤の庚申塔と同じくらいである。




庚申道をさらに行くと左側にかつて働いていた銀行の中目黒寮が廃墟となって残っており、その隣にはまた庚申塔と墓地がある。この庚申塔は『十七が坂上の庚申塔』とある。




ただ、肝心の『十七が坂』の案内板は表面が朽ちて読むことができない。調べてみると『この辺りには17軒の集落があっだことからこの名前となった。また、この坂で転ぶと17歳になった時に災いを呼ぶという言い伝えがあった』と書いてあったらしい。


庚申塔の先が坂道となっているが、今までの坂道では勾配が最も急で10%の注意標識や手すりもある。




坂道を降りて左に向かうと山手通りに出る。これを左に曲がると中目黒駅に向かうのだが、『田道』という信号の先に『田道小学校入口』というバス停を見つけた。そこから『目黒警察署前』『東京共済病院』『正覚寺前』『中目黒駅』と4つもバス停があった。坂の上り下りの後としてはかなり遠かった。


大野亭〜吉祥寺グルメ

2020-04-12 05:00:00 | グルメ


何となく吉祥寺で洋食屋に行くことにした。私が吉祥寺で洋食屋というとまず浮かぶのが『ラスプール』『まざあ・ぐうす』などだが、商店街の中の地下にある『大野亭』には今回が初訪問、入口にはメンチカツ1080円とある。



地下に降りて店に入ると広い。カウンターとボックスがあり、空いていたので2人がけのボックスに座る。メニューを見てとにかく品数が少ない。数種類のハンバーグ、メンチカツ、ポークソテー、ステーキくらい。

メンチカツは売り切れと言われてハンバーグの中で悩む。デミグラスの包み焼き、チーズバーグ、オニオンバーグ、おろしハンバーグ。周りはカリッとしたいと思い、オニオンバーグ(1180円)にミニサラダ(180円)を付ける。



すぐにスープとミニサラダは登場。珍しい生姜の香りがするスープは飲みやすい。サラダは普通、和風ドレも普通。

整形して作り立てを出すらしく時間はそれなりにかかり、丸い鉄板に乗ったハンバーグが登場。これにソースをかけるが、はねるのでペーパーナプキンでガードする様に言われ、その通りすると確かにソースが跳ねる。焼きたてのため、鉄板は熱いと言われていたがついつい中指が触れてしまい、かなり熱い。



大きなハンバーグをナイフで切るとお約束の肉汁たっぷり。付け合わせはナス、カブ、沢山のコーン、ブロッコリーである。
まずはハンバーグから、ソースを付けて食べるがやはりかなり熱い。ゆっくり、また鉄板に触れないように慎重に作業する。


ソースは和風に玉ねぎを入れたものでやや甘め、ご飯との相性を考えてある。さすがに肉専門の店だけあって肉の弾力があり、食べ応えあり。付け合わせも特に素揚げしてある茄子が美味い。この味は若い人からお年寄りまで万人に受けるであろう。鉄板に乗っているため、冷えることもなく、ゆっくり味わいました。


イチオシはデミソースハンバーグの包み焼きだが、最近はローストビーフ丼のようである。ご馳走さま。
大野亭
武蔵野市吉祥寺本町1ー8ー2FC吉祥寺ビルB1
05055975029