hokutoのきまぐれ散歩

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球審の謝罪の是非を考える

2022-03-27 05:00:00 | 阪神タイガース
いよいよ野球の季節となってきた。選抜高校野球が始まり、25日にはプロ野球が始まった。そこでいつも気になるのが『正しい判定』である。

ぼんやりと選抜高校野球を見ていたら、滅多にないシーンを見ることができた。大会2日目(3月20日)第一試合敦賀気比(福井県)vs広陵(広島県)、4回広陵の攻撃で無死1塁の場面、打者大山くんが1塁側にバントしたがこれがイレギュラーしてフェアゾーンに。1塁手が捕球して1塁カバーの2塁手に送球して1アウト、打者走者は1.2塁間に挟まれ、2アウト。ダブルプレイが成立した。

しかし、広陵側は2塁審判がファウルのゼスチャー(誤り)をしたため1塁走者がストップしたと抗議。審判団は集まり、球審は『二塁審判がファウルのゼスチャーをしてしまいました。私たちの間違いでしたので2塁に(1塁走者を)進めてプレイを再開します。大変申し訳ございません。』と謝罪したのである。

その後、この時の尾崎球審の判断は素晴らしいという投稿が幾つもあった。今までも明らかに誤りの判定はあったが、謝罪のコメントを聞いたのは私は初めてである。野球でもサッカーでも行い、せっかく盛り上がった試合を台無しにした例は幾つもある。

このため、プロ野球では『リクエスト』制度が始まり、何回も判定が覆る例を見ているし、サッカーはVAR、ラグビーでもTOMが普通のものになってきている。
しかし、高校野球では基本的に異議を唱えることは難しく、確認することしかできないが、誤った判定をした場合に審判団が謝罪して判定を覆し、試合を続行させる勇気には感動を覚えたのは私だけでは無かったはずである。もちろんビデオ判定の導入もいいとは思うけど。