『鉄道シリーズ』その161。西武多摩川線に乗りに行く。このブログを書き始めて以降、関東近郊の私鉄線に乗りに行ったが、様子が変わった線も多い。
前回に西武多摩川線に乗車したのは2016年9月だから5年以上経過している。JR中央線武蔵境駅で降りて多摩川線に乗り換える。Suicaならばそのままでも乗換られるが、一旦降りて多摩川線に乗車する。
エスカレーターでホームに入ると西武鉄道新101系は変わっていないが、塗色が白っぽかったのに対し、旧西武鉄道色(赤とベージュのツートン)に変わっている。当時からワンマンだったことは変わらないが、最後尾車両はサイクルトレインとして一部の駅(多磨駅は不可)以外では自転車でしかも追加料金なしで乗車できるようになっている。
いつものように先頭車に乗り、まずは是政駅を目指す。西武鉄道多摩川線の歴史は古く、開業は1917年10月(武蔵境〜白糸台)、さらに1922年6月には是政まで延長されていて今年全通100周年にあたる。
武蔵境駅を出るとしばらくは中央線に沿って走るが、すぐに左に分かれてひたすら真っ直ぐ線路は伸びる。単線ながら左側にもう一線作れる余裕のある部分も。
すぐに新小金井駅に到着。『新』が付くのは東北線小金井駅を意識してのもので武蔵野小金井(1924年)、東小金井(1964年)より古い1917年開業である。
多磨駅に停車し、次が白糸台駅。左側には車両基地があり、こちらには100周年記念として伊豆箱根鉄道の塗色(青と白のツートン)が留置されている。白糸台駅で上下の車両が交換する。
多摩川線は中央高速道の下をくぐり、左に小学校が見えるあたりで久しぶりのカーブ。右に曲がり、競艇場前駅に到着。競艇が開催されていない時はシーンとしている。
そのまままっすぐをゆっくり道に沿って走り、是政駅に到着。乗換があるわけでもなく、中途半端な終着駅となっている。
日中は12分間隔ではあるが、あまり乗降客もおらず、当初は多摩川の土砂を運搬する目的で作られたことがよくわかる。駅を降りると左側に多摩川に架かる是政橋が見える。