3月になると春めいてきて例えば缶ビールやペットボトルのお茶ひとつとっても桜色のラベルとなり、何となく旨そうに見える。
よく通っている『小諸そば』でも季節感を出すために3月からは『桜エビと白魚のかき揚げ、筍の穂先の天ぷら』を使ったメニューが登場する。
よく通っている『小諸そば』でも季節感を出すために3月からは『桜エビと白魚のかき揚げ、筍の穂先の天ぷら』を使ったメニューが登場する。
もちろん、組み合わせはたくさんあって『かけそば+かき揚げ』『かけそば+かき揚げ+生たまご』『もりそば+かき揚げ』『かき揚げぶっかけそば』『かき揚げ丼+かけそば』『かき揚げ丼+もりそば』と6種もメニューに並ぶので自分が食べたいものを券売機で選ぶにも時間がかかる。
私は『かき揚げ+かけそば』(490円)にしてみた。食券をカウンターに出すと数分で出してくれる。
水を汲んで席に着く。まずはネギをたっぷり、七味も振って準備完了。かき揚げがかまりツユを吸わないうちに食べ始めるのがポイント。普段のかき揚げそばにはほうれん草が添えてあるのだが、このそばには菜の花が添えてある。
いつものかき揚げに比べて面積は大きく、薄いコロモで口に入れるとサクッとする。特に桜エビの香りが強く、厚ぼったく玉ねぎ中心の普段のかき揚げと比べワンランク上の味がする。
二つ付いてくる筍の穂先の天ぷらは柔らかく、春の香りがして盛り上げている。たかが立ち食いそばとはいえ、季節感もたっぷり加えてあり、500円でお釣りがくる値段にも頭が下がる思いである。
翌日はかき揚げぶっかけそば』(500円)にチャレンジ。ぶっかけは冷やしたぬきのような作り方でかき揚げ、筍天ぷら2個に加え、ピンク色がかわいい細切り蒲鉾、細切りキュウリ、大根おろしが付く。
カウンターではツユをたっぷりとお願いして、商品をもらい、席に着いてワサビを溶かし、振りネギをたっぷり入れて食べる。ぶっかけはかき揚げがツユに浸っていないため、バリバリ言わせて食べることが可能、普段はない食感で中々いい。また、前日のかけそば同様にかき揚げではやはり桜エビが主役のようである。
元々、小諸そばの麺はツルツルしているため、グダグダにならなくていい。筍も自然の甘みを感じることができる。また、私が小諸そばの好きなところはネギとワサビは入れ放題であること。粉ワサビだが、入れすぎるとかなり効く。これらをたっぷり入れて満腹となりました。味だけでなく食感も楽しめる春の蕎麦、ご馳走さまでした。