是政橋の往復に思っていたより時間がかかり、是政駅に戻ったのが16時17分、21分の武蔵境行に飛び乗って多磨駅に向かう。競艇場前駅からはボート帰りのお客さんがパラパラ、やはりスポーツ紙を持っている。
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次の白糸台駅では交換のため停車する。何気なくホームを見ていると左の方から自転車を押すおじさん、違和感がある。なるほど、サイクルトレインは地元の人も使っているんだと変な感心をした。
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多磨駅に到着、この駅は1929年前身の多摩鉄道多磨墓地前駅として開設、2001年に多磨駅に改称した。似たような名前に京王線多磨霊園駅があるが、元の名前の通り多摩墓地の最寄り駅は多磨駅である。改名したのは南側の旧米軍キャンプ跡に東京外大を始め、警察大学校、さらに榊原記念病院の移転を機に『墓地前』を取ったのである。
駅舎は2020年12月に改築されたもので2002年に移転してきた東京外大前が副駅名となっている。
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西口を出ると周辺は府中市が保有する公有地となっていてその周辺には昭和30年代を彷彿させるマーケットが存在する。その中を抜け、人見街道まで出るが道幅は何とか車がすれ違えるほど狭い。この辺りに来ると周囲は石材屋ばかり。広い間口の店もあるが、建物はかなりの年代ものである。
ジグザグ道を歩くと多磨霊園の壁に突き当たる。ここまで5分程度であるが、正面に周るまでが遠い。
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派出所の前を通り、墓地内は碁盤の目に加え斜めの道が整備されていて地図の上では分かり易い。私としてもお参りしたい方々、例えば向田邦子、高橋是清、有島武郎、江戸川乱歩、平沼騏一郎などのお墓もある。しかし、ここで5時の鐘。やむなく日を改めることにしたのである。
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元きた道を戻り、多磨駅に到着。あれ!路線の名前は『多摩川線』なのに駅名は『多磨駅』と『ま』と発音する字が違うではないか。まあこれは以前のブログに書いたので今回は省略としたい。
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多磨駅は単線の非離合駅のため、上りと下りの電車が交互にやってくる。あまり単線の路線に普段乗らないため、やや違和感を感じた。やがて武蔵境行の旧西武鉄道色に塗装された新101系ワンマンカーで戻ることにした。
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