hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

都電スタンプ④

2023-06-20 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その210。都電スタンプ逍遥④。新庚申塚電停のお隣は『庚申塚』電停、ホームには懐かしい時計付の駅名板が置かれている。



電停を降りるとすぐのところに猿田彦大神、その先は巣鴨地蔵通り商店街となって居て賑やか場所となっている。

飛鳥山方面の停留所にはすぐ前に『いっぷく亭』という甘味処、まさに徒歩0分のところにある。



名物はおはぎとかき氷のようだが、あまりに大きく甘そうなのでトコロテンをお願いした。出てきたトコロテンは抹茶色、お茶の味をつけた寒天を突き出したもの。





タレは酢醤油、辛子も添えてありとにかく爽やか。抹茶の風味のするトコロテンは初めてだったが大変に美味。茶店には都電の写真や絵がいっぱい。わたせせいぞう風のこのお店の絵を撮らせてもらった。

スタンプは近くを通る旧中山道、もちろん『いちにちなかやまみち』ではありません。



『巣鴨新田』電停は西巣鴨1丁目にある。雨も強くなってきた。スタンプは近くにある都立文京高校、ただ、所在は豊島区。これには訳があり、戦災で焼けた校舎を文京区内に作る予定だったが、諸般の事情で不可能に。やむなく1950年にこの地に作ったためである。


次の『大塚駅前』電停は通り越して『向原』電停で下車。春日通りには面しているが、バス停以外は近くにない。スタンプは『豊島区立中央図書館』の意匠である。ただ、この図書館は次の東池袋四丁目電停の方が近い。



『東池袋四丁目』電停は東京メトロ有楽町線東池袋駅との乗換ができ、またここからサンシャイン60も至近にある。





スタンプは少し離れた『護国寺』のデザインである。なお、都電の線路に沿って都道の建設は進むが、かなり時間がかかっていて中々できない。(以下、次回)

うすけぼー〜日本橋ランチグルメ

2023-06-19 05:00:00 | グルメ
日本橋の昭和通り沿い、地下に降りたところに『うすけぼー』というビアレストランがある。うスケボーの由来はUisqebaughiのことでケルト語で『いのちの水』、これが転じてWhisky(ウイスキー)になった。

元々はニッカウヰスキーが展開していたものでピークは10店舗ほど。青山や表参道、常盤橋などにも店舗があった。しかし、コロナ禍もあり、他企業に売却され、現在残っているのはここ日本橋昭和通店のみである。



店に到着したのは11時40分、まだまだ席は空いていて4人のボックスシートに2人で座る。ランチメニューを見るが、オススメが今ひとつだったので『チキン南蛮』(1050円)にした。ランチはやや高いが、スープとコーヒーなどの飲み物が自由に飲めるのでじっくりと話をするにはいい。



まずはスープのコーナーに行ってお冷やとスープ、アイスコーヒーを取って席に戻り、ゆったりと飲んでランチの到着を待つ。

ランチは比較的早めに到着、大振りの鶏肉が6つ、たっぷりタルタルソース。トマトや千切りキャベツも添えてある。


鶏はカラリと揚がっていて甘めのソース、タルタルソースで食は進む。量もたっぷりあり、お腹もいっぱいになる。

食後はホットコーヒーを飲みながら仕事の話をするが、まわりと隔絶されていてビジネスランチにはもってこい。シートもふかふか、インテリアも落ち着いている。

1時間ほど滞在したが、追い返されることもなく、コーヒーもおかわりしてしまう。ランチ後に喫茶店を見つけてコーヒーを飲むよりは効率的である。最後の1店舗となってしまったのが実に勿体無い。ご馳走さまでした。



うすけぼー
中央区日本橋3ー13ー11
05054861560


南麻布・西麻布の坂道②

2023-06-18 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その179。有栖川宮記念公園の周りを反対方向に歩く。こちらは緩やかな坂道となるが、これが『木下坂』。名前の由来は北側が木下家という大名の屋敷に接していたからつけられた。



長いダラダラ坂を登ると右手に愛育病院が現れる。



四辻となるが、これを左手に降っていくが、この坂が『北条坂』。由来は南側に北条家という大名屋敷があったために付けられた名前である。



この坂は長く、勾配が一旦緩くなり、再び坂がきつい降りとなるが、先の部分のみ、『鉄砲坂』と呼ばれる。



これは江戸時代に坂の崖下に幕府の鉄砲練習場があったため、そのように呼ばれた。坂全体は北条坂、先の部分のみ鉄砲坂と呼ばれ、共に案内板があるのは珍しい。



北条坂を再び登り、左に曲がる。警察官の姿が増え始めたと思えば右手に中国大使館。壁面には中国の風景がカラーで何枚も描かれていて鮮やかである。



左に坂道が出てくるが、これが『中坂』。北条坂と芥坂(紺屋坂)の間にあるためこの名前となった。坂を降りると笄小学校となっていた。

再び坂を登り、左へ。再び左側に坂道が現れるがこれが『芥坂(紺屋坂)』。坂の名前は崖下がゴミ捨て場となっていたためで、別名の紺屋坂の方は坂の脇に紺屋があったためと言われているがはっきりしない。



坂を登り、元来た道を左に曲がる。この辺りには中国へのビザ代行などの店が多い。次の信号を左に曲がる1車線の坂道、これが『大横丁坂(おおよこちょう)』である。坂の真ん中あたりにラオス大使館がある。

今もタクシーが多く通る道だが、外苑西通りまで繋がっていて六本木通りができる前から渋谷方面に抜ける道として重宝された。(以下、次回)


『かつやの海苔弁』を頂く

2023-06-17 05:00:00 | グルメ
毎年、この時期になると『かつや』の特別メニューが登場する。



昨年は『大人のためのお子様ランチ』、メニューは『オムカレーの上にエビフライ、タルタルチキンカツ、ウインナー(フライ)』が乗せてあった。

今年は『かつやの海苔弁』(869円)。内容は『海苔弁の上にポテサラ厚切りハムカツ、エビフライ、鶏唐揚げ、ちくわ磯辺揚げ、赤ウインナー(フライ)』と中々の豪華版である。注文の際に豚汁を勧められ、豚汁(小)をお願いした。



この店はカウンターのみだが、12時少し前でほぼ満席。注文はもちろんカツ丼(梅)が最も多いが、意外にも海苔弁は人気である。

カツ丼は注文後すぐに出されるが、手間がかかる海苔弁は待つこと8分であった。

皿はカツカレーと同じものだが、スプーンは付いてこない、まあいいかと食べ始める。まずはポテサラハムカツから頂く。厚切りのハムカツにポテサラが挟まれ、まずはそのまま頂くが、この店の揚げ物は軽く、さらりとしている。少しソースを掛けるとさらに美味い。ここでご飯を掘り出すが、具が多く苦労する。さらに箸でカレーを食べるのが難しいのと同様、かなり食べにくい。

鶏唐揚げ、ウインナーと平らげていく。ちくわの磯辺揚げが入っているのは海苔弁らしさを醸し出す。

ここで豚汁を頂くがとにかく具が多い。豚肉、大根、にんじん、長ネギ、里芋など十分な繊維質も摂れる。

最後はエビフライ、タルタルソースを付けて頂くがやはり美味い。ただ、やはりご飯が食べにくく、後半は行儀が悪いがカレー皿を持ち上げて平らげた。もちろんスプーンを頂けば済む話ではあるが、何らかの工夫が欲しいところ。

とにかくご飯の量に比べておかずがたっぷり、貧乏くさいかも知れないが何となく豪華な気分となった。ご馳走さまでした。



かつや浅草橋店
台東区柳橋1ー13ー5
0358231310


南麻布・西麻布の坂道①

2023-06-16 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その178。久しぶりに港区の坂道を歩いてみる。東京メトロ日比谷線広尾駅で降りて外苑西通りを左に曲がり、有栖川宮記念公園方向へ。

突き当たりを右に曲がると廣尾神社の前に出る。廣尾神社(広尾稲荷神社)は二代将軍秀忠が鷹狩りの際に立ち寄り、お稲荷様の分霊を祀ったもの。



社殿の天井には『鮭』の絵で有名な高橋由一作の黒龍図がある。社殿は1845年の火事で焼け落ち、1847年に再興された際に描かれたものである。



すぐお隣には庚申塔、元は廣尾神社の別当寺であった千歳寺の住持祐道の代に講の人の浄財で作られたもの。真ん中のものが1690年と言われている。三猿が彫られていた。



元の道を歩くが右手は大きなマンション、左手は古い民家が並んでいて、これを改装したレストランが点在する。まず新富士見坂が出てくるが、その先の青木坂まで行く。



『青木坂』は北側に旗本の青木氏の屋敷があったため、この名前となった。細く急な坂道で途中から右側に高い塀と緑色の門が現れるがこれはフランス大使館である。



また、青木坂の別名は富士見坂、かつてこの坂の上からは富士山がみえたのであろう。



フランス大使館の緑の門を左に曲がり少し歩くと左に坂、これが先ほどの『新富士見坂』を上がったところ。



左側には少し変わったお屋敷がある。この坂道は左に90度、さらに右に90度曲がって先ほどの道に戻る。

右に曲がり、有栖川宮記念公園の方に向かう。公園手前にNATIONALというスーパーがあるが、それに沿って登って行く坂道が『南部坂』。



この公園は江戸時代に赤坂から盛岡藩南部氏の屋敷が移されたが、その屋敷の周りの坂道のためこの名前がある。



有栖川宮記念公園は南部藩の下屋敷跡だったが、1896年有栖川宮御用地になる。さらに1913年には高松宮御用地となった。

1934年に高松宮が故有栖川宮威仁親王の命日に11000坪の御用地を子供達の自然教育のためにと東京市に下賜され、有栖川宮記念公園として開園したもの。

今は都内中心部では珍しい自然溢れる公園として皆に愛され、また中央には東京都中央図書館もある。(以下、次回)


やきやき三輪〜恵比寿グルメ

2023-06-15 05:00:00 | グルメ
2年ほど前まで広尾にあった『やきやき三輪』という鉄板焼きの店も店舗の老朽化で店を閉じてしまった。この店に初めてお邪魔したのは今から20年ほど前に新梅田シティ(大阪市、閉店済)にあったお店。いつ行っても必ず待たされる繁盛店であった。広尾店も東京で唯一残ったお店だったが、閉店してしまいあのお好み焼きソースが食べられなくなったかとガッカリした。

しかし、最近恵比寿に場所を移してしっかり営業を続けていることを知り、本日お邪魔したのである。場所は恵比寿駅から5分程度で到着する。余談だが毎月のように行く整体の治療院のすぐ向かいだったのには驚いた。

ただ、店の前の木が育ちすぎて見にくいので店の発見が遅れたことは間違いない。
店に入ると真ん中に厨房、それを囲むようにカウンター席が並んでいる。

カウンターの角の席に案内される。メニューは以前より増えているのか、なかなか見終わらない。取り敢えず生ビールを注文、さらにこの店の定番『きゅうりの一本漬け』も合わせてお願いする。



生ビールを一口、その後に胡瓜を酢漬けして一味を振りかけただけの料理をつまみに一口、これが美味い。特に変わった手を使っている訳でもないのだが、ビールによく合う。

焼き物はまず『豚バラのキムチ炒め』から頂く。豚バラを鉄板に並べて丁寧に焼いていく。これにキムチ、細かく切ったこんにゃくなどを合わせ、調味料を数種類。アルミ箔に乗せて目の前に。もちろん熱々だが、やや甘めのキムチと豚バラの相性がいい。ビールはあっという間に飲み終わる。

『グリルドオニオン(淡路島産)』、厚めにカットした玉ねぎをじっくりと鉄板で炒めたもの。時間がかなりかかるため、途中まで調理したものに仕上げして登場。
単に玉ねぎを炒めたものと言う勿れ。じっくりと時間をかけて甘みを出した玉ねぎは自然の甘さが出て、塩で頂くと驚く。もちろんポン酢で頂くのもいい。

2杯目はレモンサワー、甘めの蜂蜜入りにしてみる。相方は爽やかスダチサワー。ここで名物『黒毛和牛(100g)コロコロ焼き』の登場。若い頃は肉増しもしたが、いまはレギュラーで十分。野菜はもやし、ピーマン、にんじん、舞茸、玉ねぎ。さらに豆腐も2切れ付いて来る。

まずは黒毛和牛から。じゅわっと脂が感じられ、幸せな気分。ただ、もやしをはじめとする野菜が負けないほど美味い。

お好み焼きは悩んで豚玉に脂カスと牛すじを入れてもらうことに。ミックスではジャガイモがややボリューミー過ぎるからである。

タネをよく混ぜ、じっくりと時間をかけてお好み焼きを焼いてくれる。ソースを塗る際にマヨネーズとカツオ節をかけてもよいか聞かれ、もちろんイエスと答える。

目の前に移してくれ、手元のヘラで切り分けながら口に運ぶ。ふわふわの生地になんとも優しいソース。これだけツンと来ないソースはないと私は思っている。もちろん熱いのだが、ハフハフしながら食べ続ける。

酒はジンをシロップ漬けのフルーツで割ったソーダ。これで終わろうかと相方と話すが、やはりそばメシは食べたくなって店の人に聞くとハーフもありとの返事。もちろんお願いする。



そばメシも梅田の店で食べたのが私にとって最初。焼きそばと焼き飯の融合がこんなに美味いとは。この再現で最後まで感動できた。追いドロソースもいい。
ご馳走さまでした、また是非とも来たい店である。
やきやき三輪 恵比寿店
渋谷区恵比寿西1ー3ー13
0354223638

オールスター阪神独占でいいのだろうか〜阪神ファンの戯言

2023-06-14 05:00:00 | 阪神タイガース
プロ野球のセパ交流戦も残すところ2カード、我が阪神タイガースは現在5勝6敗1分。ようやく甲子園に戻ってはきたが、残りのカードはオリックス、ソフトバンクと難敵揃いである。

今までの戦歴を見るとロッテには佐々木朗希に才木が投げ勝った試合など好調だったが、西武・楽天・日本ハムはいずれも初戦を落とし、負け越しとなった。確かに大阪から仙台、仙台から札幌と移動日なしの9連戦は選手も疲れるし、さらに6月は先発投手が疲れ始める時期だが、この点は他球団も同じであまり言い訳にはならない。昨年はラスト6試合を全勝で行ったのだが、今年はどうなるのであろう。



ところで今年のオールスター戦の中間投票結果が6月12日に発表された。7月19日にナゴヤ球場、20日にマツダスタジアムで行われるのだが、特にセリーグは偏った結果になりつつある。

今までに23百万票が投票されているが、12日の中間投票の状況を見て驚いた。投手(先発、中継ぎ、抑え)の3部門を含めて11のポジションのうち9までが阪神の選手(村上、岩崎、湯浅、大山、中野、佐藤輝明、木浪、近本、ノイジー)。

阪神でないのは捕手(巨人・大城223百票、阪神・梅野220百票)だが、これも僅差。外野の3つは(阪神・近本526百票、広島・秋山412百票、阪神・ノイジー310百票、阪神・森下222百票)と阪神2、広島1となりそうである。

一方、パリーグは12のポジションに対し、昨年優勝のオリックス6(山崎颯、平野、森、頓宮、杉本、宗)、ソフトバンク2(近藤、柳田)、西武2(外崎、源田)、ロッテ1(佐々木朗)、日ハム1(松本剛)とまあばらけていて楽天以外からは選出されている。

翻って実績から行けばセの三塁手は佐藤輝明より宮崎(DB)だろうし、抑え投手は湯浅よりR.マルティネス(D)であろう。
阪神ファンが熱心に投票するのは分かるが、贔屓の引き倒しにならないようにして欲しい。オールスター期間はせっかくリセットができる期間であり、レギュラーで出ていない選手にまで投票するのことには私は疑問を持つ。まあ、昨年も6人(岩崎、スアレス、梅野、マルテ、中野、佐藤輝明、近本)とファン投票で選ばれてはいるのだが。

一方で、まだ実力が発揮できていないのかも知れないが開催地球団である中日からは選ばれていない。さらにファン投票2位の選手すら1人もいないのはあまりに寂しい気もする。中日ファンも是非積極的に投票したらいいのでは。
今年と同様に2003年は先発投手以外全て阪神の選手が選ばれたこともある。さらにヤクルトの川崎投手が辞退したので2位の井川が選ばれ、9つのポジションが阪神の選手で埋め尽くされたこともあった。(ただ、その際も中継ぎは中日・岩瀬選手、抑えはヤクルト・高津選手が選ばれている。もちろんこの年は阪神が星野監督で優勝した。)夢の祭典もオール阪神では面白くないと思うのは私だけだろうか。(脱稿・6月13日1800)

孫〜日本橋ランチグルメ

2023-06-13 05:00:00 | グルメ
COREDO室町には陳健一さんの『四川飯店』と孫成順さんの『孫』という有名四川料理店がフロアの上下にある。両方とも素晴らしい料理を提供してくれるが、私は孫さんの店の麻婆豆腐を食べたことがなかった。

今日は『孫』の麻婆豆腐を食べようとメニューを見ると確かにあるが、『孫さんの大辛麻婆豆腐』とわざわざ説明書きが付いている。少し気になったが、夏場に入ると汗が吹き出しそうなのでやはり麻婆豆腐をお願いした。



店は調度も凝っていて広々、今回は奥にある2人掛けの席に通される。

注文をするとすぐに副菜2品とスープが運ばれてくる。スープはきゅうりを浮きみにした卵スープ。気をつけてみたが、かなり熱い。



副菜は日本で言う五目豆腐、酢豚である。いずれも冷菜で、熱い麻婆豆腐の箸休めという意味もあるのだろうか。

少し待つと大きめな皿に盛られた麻婆豆腐、ご飯が運ばれてきた。普段見ているものよりやや色は薄い。

細かい立方体に切られた豆腐と緑のネギのコントラストが食欲を掻き立てる。まずは麻婆豆腐を一口、温度は驚くほどは熱くないがじわじわくる辛味。想像するより甘くない。また、挽肉を使うことが多いが、肉を細かく叩いてあるため、歯応えがあり、肉料理であることを実感できる。



麻婆豆腐を一口、ご飯を一口と食べ進めるがどうしてもご飯を食べ過ぎてしまう。ここで副菜、酢豚の甘酸っぱさ、五目豆腐の薄味がいい。スープも少し温度が下がり、合いの手に一口。

しかし、食べ応えのある麻婆豆腐。全く飽きはこない。さらに口が痺れて味がわからなくなる訳でもない。そのあたりが名店たる所以であろう。

食べ終わるとマンゴープリンのデザート、これが口をさっぱりさせてくれた。よく計算し尽くされたランチ、これで1540円は高くないと思う。ご馳走さまでした。


COREDO室町3F
0362252728

都電スタンプ③

2023-06-12 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その209。都電スタンプ逍遥③。飛鳥山公園の上に登ると明治通りの坂を都電が登るのが見える。

飛鳥山交差点まで登るまでは一般道を自動車と並行して走る区間だが、その先を大きく右に曲がり、専用軌道に戻る。曲がった所に飛鳥山電停があるのだが、珍しい信号がある。

というのは直進と右折の信号は緑なのだが、次の直進の信号は黄色。自動車教習所では必ず習うのだが、この黄色の矢印こそ路面電車に対して『直進可』の合図である。



無事に『飛鳥山』電停に到着、次の電車を待つ。飛鳥山のスタンプはもちろん飛鳥山公園のサクラ、江戸時代からの名所である。



『滝野川一丁目』電停のスタンプには『緑の吊り橋』の図案が描かれている。これは近くの緑地にあり、旧石神井川跡に掛る吊り橋。



以前に石神井川に沿って歩いた際に渡ったことがある。因みに橋の下には水は流れていなかった。



『西ヶ原四丁目』電停は近くに高校や中学が多く、乗車する学生が多い。スタンプは江戸三大閻魔を祀る『善養寺』の閻魔様が描かれている。





『新庚申塚』電停に到着。都営三田線西巣鴨駅との乗り換え駅となっていて乗降客は多い。この電停の名前では新たな庚申塔があるように思われるが、実は昭和6年道路拡張のために電停を作った際に隣の『庚申塚』に新を付けただけのことである。

スタンプは染井公園から近いため、染井吉野のふるさととしてサクラの絵が描かれている。(以下、次回)

神田おかめ〜神田ランチグルメ

2023-06-11 05:00:00 | グルメ
神田駅近くに山形そばの店ができたと聞いて早速お邪魔することにした。山形県は位置的には暑くないと思われがちだが、戦前に山形市で記録された(1933年7月25日の40.8℃、現在でも歴代10位)気温が観測されれたのだが、40℃越えという驚くべき温度である。

そんな山形県には『冷やし麺』文化があり、冷やし中華(甘酸っぱいタレではない)や冷やし肉そばが有名である。

お店の名前は『おかめ』、ただ、お店には看板がないのか、私がみつけられないのか。ラーメン店ではないようなガラス張り、たぶんワインバーの跡を居抜きで開店したのではと勝手に想像した。

店内はまだ先客が1人のみ、カウンターに座り、冷やし肉そば(800円)を注文する。ランチはサービスで卵かけご飯が付くが、私は遠慮しておく。

店員は5人、厨房内には3人と沢山いる。すぐに茶色っぽい麺を茹で始め、これを氷水で冷やし、丼に入れる。上に鶏肉を並べ、タレを掛け、最後にネギを振る。



山形そばは色が濃く、やや太めで噛みごたえがあるのが特徴。

とても喉越しなどは楽しめない。さらに鶏肉と言っても親鶏で噛めば噛むほど味が出るが、よく噛まないと呑み込めない。

量は大して多くはないが、よく噛んで食べることになる。麺も肉も味わい深く、ゆっくりと楽しむものであることは認識しておいた方がいい。

タレはあまり濃くない醤油ダレ、出汁もしっかり取ってあり、冷やしても香りは高い。七味唐辛子も振って頂いた。これを大盛りにすると顎が痛くなりそうな気もした。夜は居酒屋に変わり営業しているのだが、メニューもなかなか豊富だった。顎を鍛えるにはもってこいである。ご馳走さまでした。
神田おかめ
千代田区鍛冶町1ー10ー8
0352444566