もう10月だというのにときどき25℃を超える夏日の日があったりしてどう考えても異常気象なのに誰も大騒ぎしないのはどうしてなんでしょうか。昔「インド人もビックリ」というコマーシャルコピーがあって何のコマーシャルかは忘れてしまいましたが、とにかくインド人は驚かない国民性なんだという噂があった上で成り立ったコマーシャルでしたが、このところ日本人も何があっても驚かない国民になりつつあるような気がします。
教育基本法を改正する動きがありまして最近日本の首相になったお坊ちゃんがおじいちゃんに教わったことをそのまま実行しようとしているわけです。教育基本法といえば国の政策の根幹にかかわるもので、そんな大事なことをどうも変な方向に捻じ曲げていこうとしているのに誰も驚きません。気づいていないのかもしれないしマスコミが気づかせないようにしているのかもしれないし政府がマスコミにあまり報道しないように働きかけているのかもしれませんが、この動きはかなり危険な動きでして、日本は本気で戦争をしようとしているとアジアを中心に国際的にアピールすることになりかねません。戦争放棄の平和憲法を戴く国民としてこの動きを放置していることは、安倍ちゃんたち戦争大好き人間に国を明け渡して自分たちの命を彼らに預けているのと同じだという気がしています。
戸塚ヨットスクールのおじいちゃんとそれを支援する石原慎太郎などが日本をまたぞろ軍国主義の国にしようと画策しているのは誰もが知っていることですが、マスコミはそれを報じません。マスコミも商売ですから強いものに巻かれないと何かと不都合が起きるのも理解できます。何を報じて何を隠しておくか何をどのようなニュアンスで報道するかはマスコミの自由でしょうから傍からとやかく言うのは迷惑かもしれませんが、では私たちはどのようにして正しい情報を洩れなく得ればいいのかというと、マスコミを抜きにしては相当困難なことであって、だからお金を払ってテレビを見たり新聞を読んだりインターネットを見たりしているわけです。いうなれば対価を払って情報を仕入れています。であるなら、対価に見合う正しい情報を提供するのが真っ当な商売というもので、お金を腹って新聞を読んでいるのにそこに書かれている情報が正しくなかったり洩れていたり事実と異なるニュアンスでかかれていたりしたら、それは契約違反であり、金を返せと言いたくなります。
しかし日本人はもはや何事にも泰然としていて、マスコミが正しいことを洩れなく伝えないことにも驚かなくなっています。マスコミなんてその程度のものだと諦めています。逆の言い方をすれば読者視聴者がそうやって諦めているからマスコミは程度がどんどん低くなり、真実を伝えるなんてことをどこかに忘れてきてただ部数を延ばし視聴率を伸ばして増収増益を図ろうとする普通の企業になってしまい、社会の木鐸などという言葉はずっと前に死後になってしまいました。
とは言っても情報は出してきているわけですから、私たちに必要なのは子供の頃に習った読書の技術、いわゆる「行間を読む」技術です。但し習ったのとは方向性が違っていて、書いた人の奥深い思想を探るのではなくて、政権の介入や金儲け主義や記者自身の遠慮や編集長の会社に対する気兼ねなどを文章から排除して残った真実を拾い集めるような読み方が必要になります。その努力を惜しんでマスコミが報道するそのままを真実として受け取ってしまったら安倍ちゃん慎太郎戸塚校長たちの思うつぼになって日本は戦争への道をまっしぐらに突き進むことになるでしょう。しかし小泉政権の5年間で疲弊しきった日本国民に果たしてそんなエネルギーが残っているのか、甚だ心配ではあります。
ところで敷金を返してくれなかったマンション管理会社ですが、もともとそのマンションを仲介してくれたのが大手の業者だったのでその本社に連絡を取って何とかしてくれと頼んでみたところ、すぐに電話してくれたようでして、翌日にはその悪質管理会社から連絡がありました。
「勘違いしていました。ごめんなさい。10月10日には振り込みますから」
10日といえば来週の火曜日ですが、本当に振り込まれるのか確率は五分五分と読んでいます。そもそも引っ越したのが1年前ですから、いまさら「勘違いしていました」と言われて納得できる人はいないと思います。最初から不誠実な対応の会社でしたから、謝ってきたのもこっちの動きを少しの間牽制しておいて、その隙に対応策をとろうとしているのかもしれません。そう思うほど不誠実で感じの悪い会社です。ちなみに中央線のある駅の不動産会社かなんかです。小さい会社みたいだから私に支払う前に倒産してしまうかもしれないし、とにかく銀行に振り込まれるまでは安心できません。しかも金額も問題で、9ヶ月しか住んでいなかったしほとんど帰って寝るだけでしたから部屋もまったく汚れていなかった上に出るときにこれでもかと言うくらいきれいに掃除してきましたから、こちらとしては全額返還してくれないと納得できないところです。はたしていくら振り込まれるのか、あるいはまったく振り込まれないのか、結果は10日以降にご報告します。