このところ、呆れ返る事件がたくさんありすぎて、悲観的な気分になってしまった人がたくさんいるんじゃないでしょうか。
あるある大事典のやらせと捏造はいまさらという感じで、逆に、いまだにあの番組を信じていた人がいたのが驚きでした。フジテレビに限らず、テレビ屋さんというのは最終的には視聴率を上げるために番組を作るわけで、決して真実を伝えるためではないという現実がわかっていれば、テレビを信じる根拠などひとつもないことは不思議でもなんでもなく、むしろ日本の常識でなければならないのですが、もちろんテレビ自身も関係の深い新聞社もそんなことは国民に知らせません。それはそうでしょう、「私たちは嘘つきです」と告白する報道機関はありません。しかし現実はそうなんです。日本の報道機関は、嘘つきです。私たちはその中で必要な情報を拾い集め、何が真実かを見極める必要があります。個人と組織の利益や思惑の錯綜する現在社会では、ただ待っているだけでは本当のことは見えてきません。
バラエティ番組は、どっちの料理ショー、電波少年、ねるとんナントカ、その他もろもろの番組はほぼ嘘と捏造とやらせです。なんせ視聴率命ですから、ニュース番組やドキュメンタリーでも、裏ではやらせや捏造や嘘を疑わねばなりません。また、百歩譲って報道されていることが事実だけだとしても、何をどのように報道するかはそのテレビ局なり新聞社なりの思惑が反映されます。どこぞの外国人売春婦を追い掛け回す低俗なテレビ局もあり、その一方で報道されなかった事実があったりで、国民は不必要な情報だけを知らされ、必要な情報が提供されていないかもしれない可能性があることを認識していなければなりません。やはりただ待っているだけでは本当のことは見えてこないのです。
わかりやすいのは安倍ちゃんで、そのまんま東が当選したときは、「再チャレンジが成功した例だ」と言い、政治家の介入と圧力で番組を改編したというNHKの判決が出たときは「政治家が介入していないことが明確になった」と言って、自分がどれだけ頭が悪いかを世間に知らしめました。森喜朗の知能指数もひどいものでしたが、安倍ちゃんについては無残としか言いようがなく、こんな首相をいただいている私たちは世界から同情されてしかるべき国民だと思います。もし次の参院選で自民党や公明党が大敗しなかったら、世界は同情どころか、日本人の国民性の低さに軽蔑をあらわにするでしょう。
そう言えば、もうひとりわかりやすい人がいました。おなじみ経団連のオテアライさんですね。1月19日のブログにも書きましたが、この人は偽装請負という法律違反まで犯したうえに、さらに従業員の給料を削れるだけ削って、莫大な利益を上げているのに、さらに残業代ゼロ法案を通そうとして政府に圧力をかけているという、いわゆる典型的な守銭奴です。もう墓穴に片足を突っ込んでいるくらいの年なのに、悟らないと言うか、もう少し世のため人のためになることを少しはしたらどうなんですかねえ。利益利益と、ゼニゲバ人生はもういいでしょうに。ボランティアというか、無償の行為だけが人間の格を上げるものだということがわかっていらっしゃらない。日本中、世界中の国民から守銭奴と蔑まれたまま死んでいく人生が空しくないのでしょうか。まあ、どのように生きようとオテアライ守銭奴さんの勝手ですが、法律違反だけはいけませんよ。
さて、節分も終わった今日は、かつてミスターシービーが勝った共同通信杯があります。東京コース芝1800メートルですね。しばらく使わなかったコースだし、このところの好天気から、場合によっては1分46秒台の決着もあっていいのですが、9頭という少頭数、逃げ馬不在のスローペースが予想され、4角回って直線ヨーイドンという競馬が予想されます。瞬発力勝負ですね。展開にもマギレはないでしょう。
やはりどう考えてもフサイチホウオーで、2番手がディープインパクトの弟のニュービギニングということになります。馬連で1.8倍。うーん、まったく買う気がしません。フサイチホウオーは最初に変換したら「負債地方オー」となって、現在の自治体の経済状態を考えるとあまり笑えないものでした。そういう意味でも買いたくないので、このレースは今回は見送りします。3-1-7の3連単も5倍ちょっとだし、こういうレースは見るレースでしょう。今週は馬券は買わないことにします。