ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

仕事と送迎、共働きの親に負担と悩み 秋田小1殺害

2006-05-29 14:04:36 | Weblog
仕事と送迎、共働きの親に負担と悩み 秋田小1殺害 2006年05月29日 朝日 http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200605280201.html
 殺害された米山豪憲君(7)が通っていた秋田県藤里町の藤里小学校では、事件後、親たちが児童を車で送り迎えするようになって1週間が過ぎた。共働き家庭が多く、親たちは職場を抜け出して学校と自宅を車で往復する。子供の安全は守りたい。だが、仕事との兼ね合いをどうするか。親たちは悩む。
 午後3時、同小学校内のプレールームに、親たちが子供を迎えに来た。
 「○○の母親です」。先生は名簿に「母」と書き込み、「お母さん来たよ」と子供を呼ぶ。子供が駆け寄ってくると、親と子供の顔を確認する。この作業なしには、学校は子供を引き渡さない。
 同小に息子2人を通わせる父親(39)は、学校側の警戒ぶりに少し驚いた。迎えの午後3時前に着いても、校舎内には先生がいいというまで入れなかった。20分ほど待たされた。
 事件前、放課後は学童保育に行っていた下の息子を午後5時に、クラブ活動をしている上の息子を同6時半に迎えに行っていた。いずれも送り迎えを担当していた母親(37)が食品関係の仕事を終えた後の時間だった。事件後、下の息子が「学童保育に行きたくない」と言い出した。今は仕事を中断し、3時に迎えに行く。
 職場から小学校は車で往復10分足らず。迎えの時間に合わせ、母親は仕事の量を減らした。「同僚の協力があるし、子供を守らなければという気持ちでストレスは感じない。でもこれが1、2カ月続けば……」(以降省略)


 「親の顔を確認してからでなければ学校は子供を引き渡さない。」という対応は、普通は幼稚園や保育園で行なわれることですが、こういった悲惨な事件が起きて、犯人がわからない状況ではこのような非常事態宣言も致し方ないのかもしれません。
 ただ企業としては、いつまで続くかわからない特例を認め続けることも困難。法律上も小学生のいる労働者に対する配慮義務までは求められていません。
従業員の解雇(事実上の退職勧奨を含める)といった最悪の事態にならないと良いのですが…。

少子化対策が立ち往生・財源確保のメド立たず

2006-05-29 13:54:05 | Weblog
少子化対策が立ち往生・財源確保のメド立たず 2006年5月29日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060529AT3S2800C28052006.html
 社会保障関係費の扱いが歳出削減の焦点となってきたことで、政府・与党の少子化対策に不透明感が強まってきた。必要な財源の手当てが困難なうえ、推進役の猪口邦子少子化担当相と応援団であるはずの有識者とのあつれきも表面化。6月下旬に経済財政諮問会議が策定する「骨太の方針2006」にどれだけ具体策を盛り込めるか微妙な情勢になっている。
 「どこかを削らずに借金をして少子化対策をやっても次の世代へのつけ回しになる」。谷垣禎一財務相は28日のフジテレビ番組で少子化対策の重要性に理解を示しつつも、財源の手当てが不可欠とクギを刺した。


 財源の手当て。結局のところそうなんですね。無条件に借金を増やせば、次世代の負担が増えるのも事実ですが、子供の数そのものが減り続ければ、負担できる額のマスも小さくなってしまいます。そのあたりのバランスが難しいですね。
 また、「職場環境の見直し」や「地域・家族の多様な子育て支援」といった抽象的な表現では、中々状況が変わらないのも現実です。育児を不安視する全ての若い世代が利用できるサービスといった、より現実的な提案を専門委員会の側からも提案して欲しいと思います。

消費税率の段階的引き上げ、経財相が必要性に言及

2006-05-29 13:47:09 | Weblog
消費税率の段階的引き上げ、経財相が必要性に言及 2006年5月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060528ib21.htm
 与謝野経済財政相は28日のNHKの報道番組で、消費税の増税に関し「2011年、15年、25年で必要な消費税率はそれぞれ違う」と述べ、今後、25年にかけて税率を段階的に引き上げる必要があるとの認識を示した。
 具体的な税率には言及しなかった。(以降省略)


 消費税については心理的な反発もさながら、具体的な税率と、その場合の財政シミュレーションを示さないから、余計に国民の不安と反発を招くのだと思うのですが…。
 国際競争力のある優良企業を流出させないためには、法人税の税率アップは非現実的。そうなると所得税か消費税の負担が増えることになると思います。
 北欧諸国のように税金も高いが、老後は安心な国と、アメリカのように自由主義を徹底する代わりに老後も自己責任が求められる国。 日本はどちらに向かうのでしょうか。
 このまま先送りを続けて、税金は高いのに将来の保障が少ない、お金のある人程海外に逃げ出すような国にだけは、なって欲しくないと思います。

NECが迷惑メールで新対策、感染会員の利用を強制停止

2006-05-29 01:40:43 | Weblog
NECが迷惑メールで新対策、感染会員の利用を強制停止 2006年5月28日 日経
http://it.nikkei.co.jp/security/news/index.aspx?n=AS1D27008%2027052006
 NECは29日から、インターネット接続サービス「ビッグローブ」で迷惑メールへの新対策を講じる。不正プログラムにパソコンを乗っ取られ、意図せず迷惑メールを大量送信する会員のメール利用をいったん強制的に停止。会員に連絡をしてパソコンの修復を指導する。
 迷惑メール業者は最近では第三者のパソコンに大量メールを送信するプログラムを植え付け、そのパソコンを遠隔操作することで発信元の特定を逃れるなど手口が巧妙になっている。NECは新対策でビッグローブ会員が発信する迷惑メールを9割以上減らせるとみている。


 私の使用しているパソコンでも、最近同じ迷惑メール業者から、全く同じ内容、全く同じ件名で、毎日のように迷惑メールが来ます。その度に反射的に送信者禁止設定をしていますが、迷惑メール業者がスパイウェア等を使って第三者のパソコンを乗っ取っていれば、いたちごっこになります。(それでも設定しないよりはマシですが…)
 もし、主要なプロバイダーが全てビッグローブと同様の対策をしてくれれば、こまめな送信禁止設定と合わせることで、迷惑メールをかなりの確立で防げるはず。
 これからはプロバイダーも料金の安さだけでななく、ウイルス対策、スパイウェア対策等の付加価値サービスが差別化になっていくのかもしれませんね。

また幼い命が…。

2006-05-29 00:50:13 | Weblog
パチンコ店駐車場の車内で乳児死亡 両親が遊戯中 2006年05月29日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0528/NGY200605280004.html
 28日午後3時ごろ、愛知県豊明市阿野町のパチンコ店「有楽」の駐車場にとめた車の中で、同市栄町、会社員竹内祐人(まさと)さん(24)の長男俐緒(りお)ちゃん(2カ月)がぐったりしているのを、母親の理恵さん(23)が見つけた。理恵さんが近くの病院に運んだが、俐緒ちゃんは間もなく死亡が確認された。脱水症と熱中症とみられる。
 愛知署の調べでは、竹内さんと理恵さんはこの日午前から同店でパチンコをしていたという。この間、俐緒ちゃんは1人で車内に残されていたらしい。同署は保護責任者遺棄致死の疑いで、両親から事情を聴いている。
 収容先の病院側が県警に通報。駆けつけた同署員に理恵さんは当初、「(愛知県)刈谷市内のショッピングセンターで買い物をしていた」と事実と異なる説明をしたという。
 また、「午前10時ごろ、入店した」と竹内さんらは説明したが、店側によると、午前9時の開店時に2人で入店する姿が防犯用ビデオに映っていたという。
 名古屋地方気象台によると、この日、名古屋市の最高気温はほぼ平年並みの25.5度だった。


 赤ちゃんを車の中に置きざりにして、両親がパチンコに熱中だなんて…(絶句
乳幼児が車の中で 脱水症や熱中症で死亡する事件は、今までも過去に何度も起きているのに、忘れた頃に同じ事件が繰り返される…。あまりにも辛過ぎる悲劇です。
 赤ちゃんを車の中に置き去りにしない、そんな当たり前の事まで、母親・父親学級で教えたり、母子手帳配布時に指導したりしなければならない時代になったのでしょうか。
 わずか生後2ヶ月でこの世とお別れしなければならなかった この赤ちゃんの冥福を心よりお祈りします。