ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

昨日の吉永小百合さんの原爆詩の朗読番組を見て…

2007-08-10 14:10:57 | Weblog
 当ブログの趣旨とは異なりますが、原爆詩というものについてどうしても触れたかったので、あえてこの話題に触れたいと思います。
 昨日のブログでもこの話題に少し触れましたが、『言葉で平和を紡ぎたい -思いを受け継ぐ子どもたちへ』という 吉永小百合さんが原爆詩の朗読をするNHKの番組を見ました。(NHKのBS2でも、8月15日午後9時20分~午後11時にこれのロング版=放送時間100分 が放送されます http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-08-15&ch=12&eid=22121)
 これまでも原爆詩というものがあること位は知っていましたし、『人間をかえせ』の方だけはその内容も知っていたのですが、他の原爆詩まではそれ程真剣に読んだことがなく、この番組で原爆詩の朗読を聴いて改めて衝撃を受けました。
 『生ましめんかな』では、重症でうめいていた産婆さんが、生まれてくる赤ちゃんのために命をかけて子供をとりあげてお亡くなりになられました。戦争という事実に臭いものにフタをするかのごとく、見ない振りをすることは簡単ですが、かって私達が生まれたこの日本でもこのような悲劇があり同じタイミングで生命の誕生があったことは、これから生まれてくる若い世代達にもずっと伝えていかなければならないものだと個人的には思います。
他にも紹介したい作品がたくさんあるのですが、原爆詩のうち、どうしても紹介したいものを2つだけこちらでも紹介したいと思います。


<序(人間をかえせ)>
ちちをかえせ
ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ


<生ましめんかな>
こわれたビルデングの地下室の夜だった
原子爆弾の負傷者たちは
ローソク一本ない暗い地下室を
うずめていっぱいだった。
生ぐさい血の匂い、死臭、汗くさい人いきれ、うめき声
その中から不思議な声が聞こえてきた。
「赤ん坊が生まれる」と云(い)うのだ。
この地獄の底のような地下室で今、
若い女が産気づいているのだ。
マッチ一本ないくらがりでどうしたらいいのだろう
人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
と、「私が産婆です。私が生ませましょう」と云ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
生ましめんかな
生ましめんかな
己(おの)が命捨つとも


他のネットで検索できる原爆詩も、そのリンク先を紹介します。
八月六日 仮繃帯所にて 眼 ちいさい子 呼びかけ
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/ningenwokaese.html
無題 http://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/taikenki/mudai.html
おとうちゃん http://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/taikenki/otouchan.html
先生のやけど http://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/taikenki/yakedo.html
ヒロシマの空 http://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/taikenki/sora.html
げんしばくだん http://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/taikenki/bakudan.html
永遠のみどり  焼ケタ樹木ハ http://www.k5.dion.ne.jp/~lovelysi/Lovelysite77.htm

被爆地の思い、次世代・世界へ…長崎原爆忌62回目 

2007-08-10 13:39:43 | Weblog
被爆地の思い、次世代・世界へ…長崎原爆忌62回目 2007年8月9日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070809itw4.htm
 長崎に62回目の夏が巡ってきた。ただ1発の原爆によって地獄を見た日。肉親を失った被爆者たちの悲しみは癒えず、放射能の影にも苦しめられ続けている。平均年齢74歳。次世代に、そして世界に、被爆地の思いを伝えて行かねば――。「あの日」と同じような炎天を見上げた被爆者たちはそっと目を閉じ、平和への祈りを新たにした。

◆原爆は悪魔「誰も正当化はできない」…被爆者代表の正林さん◆
 「一瞬にして、無差別大量殺戮(さつりく)をやってのける悪魔でした」
 長崎市の平和公園で開かれた平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げた被爆者代表の正林(まさばやし)克記さん(68)(長崎市愛宕1)は、多くの市民の命を奪い、苦しめている原爆をこう表現した。
 爆心地から1・3キロ離れた自宅近くの丘で3歳の妹とセミ取りをしていた6歳の時。飛行機のエンジン音が聞こえた。立ちすくむ妹を引っ張り、近くの小屋に飛び込んだ瞬間、真っ白い光と爆音。そして熱風が襲ってきた。
 左下腹部に竹が突き刺さり、肉がえぐれた。衣服が焦げて血を流す妹を背負い、さまよった。「お父さん」。戦死した父を呼び、泣き叫んだ。
 その後数年間、吐血を繰り返した。妹は後遺症のため頭の手術を受けた。元気そうに見えた人たちが突然、血を吐くなどして亡くなっていった。入退院を繰り返していた母も約10年前、がんでこの世を去った。
 「時を追うごとに増え続ける未曽有の悲惨さ。今も、障害に苦しむ多くの被爆者。あまりにも、不条理であります」
 長崎県被爆者手帳友愛会副会長を務め、「誓い」を読み上げる代表に推薦された。
 「誓い」の原稿が完成に近づいたころ、原爆投下を巡る久間前防衛相の「しょうがない」発言が問題となった。数日後、米国のロバート・ジョゼフ核不拡散担当特使が原爆投下の正当性を強調した。
 怒り、むなしさ、危機感――。様々な感情がこみ上げた。「被爆者の思いを伝えなければ」。それまで被爆の状況を中心に記していた「誓い」を大幅に書き直し、自らの心情を率直に吐露する言葉を盛り込んだ。
 「原爆投下は、人類の真理に背き、それぞれの立場や都合で、それを正当化し、肯定するものではありません」
 核兵器廃絶に向け何ができるのか。10年以上、保護司として更生の現場に立ち会ってきた自らの経験をもとに訴えた。
 「これからも、核兵器のない世界の恒久平和を願って、足元から微力を尽くす」
 決意の声が会場に大きく響き渡った。

「8月9日に寄せて」長崎前市長の妻がコメント発表 2007年8月9日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070809ic07.htm
 4月に射殺された伊藤一長・前長崎市長の妻、十四子(とよこ)さんは9日、「8月9日に寄せて」とするコメントを発表。
 伊藤前市長にとって最後となった昨年の平和宣言の冒頭で、進まない核兵器廃絶の取り組みを批判した「人間はいったい何をしているのか」という言葉を引用し、「その意味を今まさに、世界中の人々に、日本中の人々に、そして長崎の皆さまにこそ、深く広く考えていただきたい」と訴えた。現在の心境について、「平和発信都市長崎でおこったあのいまわしい出来事。あの事件への無念、怒りは今なお薄らぐことはありません」とした。


コメントはあえて載せません…。読者の皆様にも62年前に何があったのかを知って欲しくて、あえて平和祈念式典での被爆者代表の正林さんのお話をこのブログにも載せたいと思います。

悲しみ訴える被爆マリア像、たいまつパレードに初参加

2007-08-10 13:36:26 | Weblog
悲しみ訴える被爆マリア像、たいまつパレードに初参加 2007年08月10日 
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0809/SEB200708090043.html
毎日 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070810k0000m040083000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070809i515.htm
 被爆から62年を迎えた長崎市で9日夜、爆心地近くにある浦上天主堂から平和公園まで、核廃絶を願う市民ら約2500人がたいまつを持って歩いた。原爆で崩壊した旧浦上天主堂にあった「被爆マリア像」が聖座に載せられ、その列に初めて加わった。主催するカトリック長崎大司教区が「マリア像と歩きたい」という信徒の声に応えたという。
 マリア像は、爆心地から約500メートルの場所で崩れ落ちた旧浦上天主堂のがれきの中から、首から上だけの姿で見つかった。水晶でできていた目は失われ、残ったのはくぼみだけ。ほおや髪の毛は黒く焼け焦げたままだ。聖座をつくった被爆者の西村勇夫さん(73)は「痛々しい姿のマリア様が『人よ、戦争のおろかさを知れ。平和であれ』と言っているようです」と話した。


 この核廃絶を願うたいまつパレードという行事は、被爆者や信徒の高齢化を理由に92年にいったん途絶えていたそうですが、被爆60年となった05年に復活したそうで、今年は長崎復興のシンボルとなった浦上天主堂の被爆マリア像を聖座に載せて、2度と核兵器という名の大量殺戮平気が使われないことを願い、浦上天主堂から平和公園まで、核廃絶を願う市民ら約2500人がたいまつを持って歩いたそうです。
 実は、私の実家のある街も太平洋戦争末期の空襲で市街地の99%以上が消失して、地方都市としては一番被害が大きかったことを最近知ったのですが、父親が子供の頃にその空襲で被害を受けていて、今更ながらに『私は生かされたんだ』と人の命の大切さというものを実感しています。
 政治的な意図を持ち出すつもりは毛頭ありませんが、戦争により何の罪もない方がお亡くなりになられたり、ケガをされたり、家を焼け出されたりするような悲劇が2度と起きないことを心から願いたいと思います。

ビックカメラ、「JR京都駅前店」23日開業

2007-08-10 13:31:30 | Weblog
ビックカメラ、「JR京都駅前店」23日開業 2007年8月9日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070809AT1D0905709082007.html
 ビックカメラは9日、JR京都駅に総合家電店「ビックカメラJR京都駅前店」を23日に開業すると発表した。駅改札と直結し、売り場面積は約8000平方メートル。テレビやパソコン、生活家電など70万品目を扱う。京都駅周辺には来夏に上新電機、2009年度をめどにヨドバシカメラが出店を計画中で、大手家電量販店間の競争が激化する。


 ビックカメラが京都駅前店を作るということで、どこに出店するのか?と思い、公式サイトをみると、伊勢丹の横、つまり京都駅(在来線側)をはさむように、まさに駅直結で建設するようですね(http://www.biccamera.co.jp/shopguide/store_open/kyoto_okayama/index.html)
 ちなみに、上新電機は南区の市営地下鉄烏丸線九条駅前に延べ床面積7000平方メートル級の大型店を設ける計画で、ヨドバシカメラは2月に閉店した近鉄百貨店跡地に出店するようです。(http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070803c6b0302203.html)
 一昔前は、京都の電気街と言えば、寺町通りを四条通から下ったところ、大阪なら日本橋でしたが、大型店の相次ぐ出店で、購入客の人の流れも変わりそうですね。

新任役員の気がかりは?「吸収合併」最高・日本能率協調べ

2007-08-10 13:28:48 | Weblog
新任役員の気がかりは?「吸収合併」最高・日本能率協調べ 2007年8月3日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070802AT1D0205302082007.html
 日本能率協会(東京・港)は2日、「新任役員の素顔に関する調査」と題する意識調査の結果を発表した。複数回答で「役員として気がかりなこと」を聞いたところ、「吸収合併・買収をされること」と答えた人の比率が23.6%と、前年の調査に比べ約2.1倍に急増。1998年の調査開始以来、過去最高となった。
 米系投資ファンド、スティール・パートナーズによるブルドックソースへのTOB(株式公開買い付け)など、経営者の同意を得ないTOBが相次いで起きたことが企業役員の心理にも大きな影響を与えたようだ。
 今年5月に解禁された「三角合併」についても質問。「各業界の再編(経営統合や合併)が進むと思う」との回答が47.7%を占めた。「日本企業も相応の防衛策を講じることで対応できると思う」が38.3%で、「外国企業による子会社化(買収)が進むと思う」は14.1%だった。


 他にもこの報告書では『CSRへの取組について』、『経営者育成教育の有無とその重要性』、『新任取締役が選んだエクセレントカンパニー』『理想の経営者像』といったことを調査しているようですね。
 ちなみに、過去5年間で、上位5社の中に常連として常に顔を出しているエクセレントカンパニーは、「トヨタ自動車」「キヤノン」の2社。
 第1回調査(1988年)から理想の経営者としてトップ5に選ばれ続けた経営者は「本田宗一郎」氏、「松下幸之助」氏の2名。今年は日産のカルロスゴーン氏が6位になり上位5人から外れた一方で、キャノンの御手洗冨士夫氏が2003年から、稲盛和夫氏も2005年から上位5人にランクインしたようです。

「第10回 新任役員の素顔に関する調査」結果 はこちら
http://www.jma.or.jp/bin/jma/release/release.cgi?type=contents_20070802

外資のM&A、新入社員の28.9%「不安」・産能大調査 

2007-08-10 13:26:48 | Weblog
外資のM&A、新入社員の28.9%「不安」・産能大調査 2007年8月10日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070809AT1D0901R09082007.html
 外国資本による日本企業のM&A(合併・買収)を不安に思う若者が急増していることが産業能率大学が9日にまとめた調査でわかった。今春の新入社員の28.9%が「日本の良さが失われそうで不安」と回答、2004年に行った前回調査の14.8%を上回った。産能大は「外資による敵対的買収に関する報道が目立ったためでは」とみている。
 調査は、産能大が3月下旬から4月中旬にかけて開いた新入社員研修への参加企業265社の新入社員750人に対して実施、668人(男性427人)から回答を得た。
 外資による日本企業のM&Aが活発になっていることについて聞いたところ、「国際化の流れで自然のこと」が43.7%で最も多かったが、3年前の前回調査の61.2%を下回った。「日本企業の閉鎖性が打破されるよい機会」も13.4%で、前回調査から3.8ポイント減った。


 報告書によれば、『外資によるM&A』については、「国際化の流れの中で自然のこと」という回答が43.7%で前回の2004年調査から17.5ポイントの大幅減、「日本企業の閉鎖性が打破されるよい機会である」という意見も13.4%と3.8ポイント減少。その一方で、「日本の良さが失われそうで不安を感じる」が28.9%と不安視する答えが14.1ポイントと大幅に増加。
 海外勤務希望も、「国、地域によっては働きたい」という条件付の賛成派が45.8%ですが、「海外では働きたくない」とする消極派が36.2%と前回調査より7.5ポイント増加する一方で、「どんなところでも働きたい」という積極的な海外志向は18.0%と前回より6.2ポイント減。
 『海外赴任を命じられたらどうするか』は「命令ならば仕方なく従う」という消極的賛成派が36.5%ですが、「できるだけ拒否する」が30.5%と前回調査から大幅に増加して「喜んで従う」の29.3%を超え、積極的に海外赴任したいという方は減ってきているようですね。
 国際社会による日本の影響力については、経済面では低下するも、文化面ではアニメや漫画分野の影響が増大すると見ている人が多いようです。

第3回 新入社員のグローバル意識調査 はこちら
http://www.sanno.ac.jp/research/global2007.html

フルキャスト事業停止へ 日雇い派遣の半数、失業も

2007-08-10 13:22:21 | Weblog
フルキャスト事業停止へ 日雇い派遣の半数、失業も 2007年08月10日 朝日
http://www.asahi.com/life/update/0809/TKY200708090362.html
 違法派遣で東京労働局から事業停止命令を受けた日雇い派遣大手フルキャスト(東京都渋谷区)は、10日から新規の派遣ができなくなる。事前に契約を終えていた取引先への派遣はできるが、1日約1万2000人の同社の派遣労働者のうち半分近くが仕事を失うとみられる。失業補償が受けられる見込みはなく、労組は「安全網のないまま放置された状態」と訴えている。
 フルキャストは労働者派遣法で禁止されている港湾業務に派遣したとして、違法派遣をした神戸市の3事業所は2カ月、残る全事業所(6月末で313カ所)は1カ月の事業停止命令を受けた。
 ただ、処分が始まる10日までに適正に契約が結ばれているものは、労働者の仕事を守る必要性もあり、そのまま派遣を続けることができる。同社は3日に事業停止命令の通知を受けた後、取引先との契約を長期化するなどで影響を抑えようとした。それでも半分近い仕事が失われる見込みだ。
 新たな仕事の募集がなくなり、日雇い派遣労働者があてにしていた給料をもらえないとしても、補償される仕組みはない。日雇い労働者への失業手当制度(日雇い雇用保険)も、厚生労働省は「現在の日雇い派遣は想定外」として適用していない。学生らが一時的に働く事例も多いとして、保険適用の前提となる「生活を支える仕事」に該当するとは言い切れないとの判断だ。
 派遣労働者でつくる派遣ユニオンは「事業停止で仕事からあぶれてしまったら、寝るところや食べるものさえ奪われかねない」と指摘している。


 最近は派遣会社がフリーターや学生の携帯電話に電話をかけまくって、1日単位で企業に人を送り込む、新しい形での日雇い派遣が急増していますが、フルキャストに登録している派遣労働者の場合、フルキャストの全事業所が本日10日から1ヶ月又は2ヶ月の業務停止命令を受けるために、その間お仕事の紹介を得られない方の中には、最悪お仕事にあふれる方も出てきそうです。
 まあ、フルキャストに関しては自業自得でしょうし、都心部の労働者も日雇い派遣をやっている他の大手派遣業者に登録し直してもらえば良いとして、問題はフルキャスト以外に日雇い派遣を実施している派遣業者のない地方の働き手がどう仕事を確保するか、これまでフルキャスト頼みで仕事を発注していた地方の企業がどう働き手を確保するかでしょうか…。
 現実問題として、企業もこれから夏休みに入りますし、事務系職場ではこれまでフルキャストに日雇いで人をよこしてもらっていた企業が日雇い派遣の仕事の発注を一時的に控える可能性さえありますが、世間では夏休みでも当の日雇い派遣労働者にとっては今がむしろ稼ぎ時でしょうし、このフルキャストの事業停止による影響がどのくらい出てくるか想像がつきません。
 かといって、厚生労働省の側もフルキャストを処分しないわけにもいかないだけに、どう地元のハローワークや地方の派遣会社にこの日雇い派遣のお仕事の仲介を任せていくかが問われるかと思います。

日経平均400円超える下げ、午前終値1万6721円  NYダウも急落

2007-08-10 13:13:09 | Weblog
日経平均400円超える下げ、午前終値1万6721円 2007年8月10日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070810AT2C1000K10082007.html
 10日の東京株式市場で日経平均株価が大幅反落した。下げ幅は400円を上回り、取引時間中としては4日ぶりに1万6800円を割り込んだ。前日の欧米株の急落や円高を嫌気し、金融株や国際優良株を中心に下げが加速した。東証一部の8割強の銘柄が下げるほぼ全面安の展開。
 日経平均の午前の終値は前日比448円64銭(2.61%)安の1万6721円96銭。
 市場では「証券化商品などを組み込んだヘッジファンドが、資産構成の見直しに動いている」(クレディ・スイス証券の市川真一チーフストラテジスト)との指摘があった。換金しやすい株式を売って、損失を穴埋めする動きもあるという。

米国株急反落、ダウ387ドル安の1万3270ドル 2007年8月10日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070810NTE2INK0110082007.html
 9日の米株式相場は4営業日ぶりに急反落。ダウ工業株30種平均は前日比387ドル18セント安の1万3270ドル68セントで終えた。下げ幅は上海株急落に端を発した世界連鎖株安が起きた2月27日以来の大きさ。信用リスクへの警戒感が再燃し金融株を中心に売りが出た。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は56.49ポイント安の2556.49で終えた。金融株安が響き、S&P500種株価指数は44.40ポイント安の1453.09となった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約28億株(速報値)、ナスダック市場は約36億株(同)だった。
 BNPパリバが9日、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を巡る米資産担保証券(ABS)の混乱を背景に傘下の三つのファンドの応募や償還を一時停止すると発表。欧州中央銀行(ECB)は信用不安の発生・拡大を防ぐため欧州金融市場に緊急の資金供給を実施したが、欧州株は大幅安となり、米国株も下げた。ゴールドマン・サックス(GS)など金融株が軒並み下げ、相場を押し下げた。

東京円続伸、117円台後半 2007年8月10日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070810NT000Y13410082007.html
 10日午前の東京外国為替市場で円相場は続伸して始まった後、上げ幅を拡大。9時時点では前日の17時時点に比べて1円8銭の円高・ドル安の1ドル=117円95―98銭前後で推移している。前日の海外市場で、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が欧州に波及しているとの懸念が強まり、欧米の主要株価指数が急落。リスク回避目的で円が対主要通貨で買い戻された流れを引き継いだ。その後も円買いは続き、118円ちょうど近辺の損失限定の円買い・ドル売り注文を誘発すると円はさらに上昇した。
 東京株式市場で日経平均株価が急落して始まったことも、円買い材料視されている。円は9時過ぎに一時117円70銭台まで上げ幅を拡大した。
 円は対ユーロでも上げ幅拡大。9時時点では1ユーロ=161円18―21銭前後と前日の17時時点と比べて2円78銭の円高・ユーロ安水準で推移している。リスク回避目的の円買い・ユーロ売りが先行し、その後も円買い優勢が続いている。9時過ぎには一時160円80銭台付けた。



 昨日(9日)の深夜に、仏銀最大手BNPパリバが9日、米資産担保証券(ABS)の混乱によりファンドの資産価値を適正に評価することができなくなったという理由で傘下の三つのファンドを凍結(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M0902T 09082007&g=MH&d=20070809)し、欧州中央銀行が欧州金融市場に約948億ユーロ(約15兆4000億円)を緊急供給した(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M0902Y 09082007&g=MH&d=20070809)というビッグニュースが入ってきた時点で、アメリカ株式相場への影響も避けられないと見ていましたが、ニューヨークダウは387ドル安の急落、円も117円台に突入するなど、各国の株式相場や為替相場には、想像以上に大きな影響が出ているようです。
 で、日本市場も一時期16711円まで下げる場面があり、前場の終値が前日比448円64銭(2.61%)安の1万6721円96銭で終了。後場に入って100円ほど値を戻しているようですが、大幅調整は避けられないものと思われます。
 まあ、アメリカの個人向け住宅融資は、住宅本体以外の部分まで住宅ローンに組み込んでしまうなど 日本人視点で見ると元々の融資基準が激甘な面があったために、いつかは大幅な調整もあるのでは…という危惧がありましたが、いくらアメリカ独特の要因とはいえ、アメリカの個人消費への影響という形で、他の国の株式市場にも間接的に影響を及ぼす可能性もありますし、今回はさすがに調整期間も長くなりそうな気がします。

日経平均株価サーチはこちら
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/index.cfm