大麻事件の若ノ鵬に退職金支給へ、「解雇」では拒めぬ規定 2008年12月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20081222-OYT1T00440.htm
大麻事件で日本相撲協会を解雇された元幕内力士の若ノ鵬(本名=ガグロエフ・ソスラン)(20)に対し、相撲協会が一般の退職金にあたる力士養老金を支給する意向であることが22日、わかった。
理事会で今後、協議していく予定で、金額は500万円を超える見通し。相撲界では元幕内の露鵬、白露山兄弟らも解雇されており、協会幹部は「請求があったら法的には払わなければいけない」と認めている。
一方、傷害致死事件で解雇された前時津風親方(元小結双津竜)からの請求はなく、協会側も支給の予定はないという。
相撲協会の退職金支給規定では、除名処分になった力士と親方には、退職金を支給しないとする「不支給規定」があるが、解雇処分者に対する規定は、特に定められていない。除名は相撲協会の「役員、評議員、横綱、大関の現在数の四分の三以上の特別決議が必要」となる。
若ノ鵬は現在、解雇の無効を求めて相撲協会を提訴し、未払い給与の支払いを求めている。この訴えが認められなかった場合を想定し、弁護人は11月、相撲協会に対し、「退職金」を支払うように請求したところ、解雇が妥当と判断された時は、支給する意向を示したという。
協会幹部は「今後は規則の改正を考えなければいけない」と語った。
大麻事件で日本相撲協会を解雇された元幕内力士の若ノ鵬といえば、大麻疑惑もさながら、ありもしない八百長事件をでっちあげて、世間を騒がせたとんでもない輩ですし、もしこれが民間企業ならば、『会社の信用を著しく失墜させた』ことを理由に(退職金も支給されない)懲戒解雇になってもおかしくないと思うのですが、世間を騒がせただけで気が済まずに、今度は500万円を超える退職金をせしめようとするなんて、ずうずうしいにも程がありますし、一庶民としては 心の底からムカつきますねぇ…。
まだこれが、勤続うん十年の50代や60代の方ならば、『退職金全額を没収するのはこれまでの功績を考慮すれば酷』という考えも出てくるのかもしれませんが、若ノ鵬の初土俵は2005年の3月場所で、関取になったのは2007年の1月場所。言い換えれば、勤続年数そのものが3年半しかなく、組織の売り上げに貢献したという意味では関取になってからの1年半程度。ごくごく普通の民間会社でも、3年以上働かなければ退職金が出ないというのに、それで懲戒解雇に準ずる言動を取りながら、退職金の支給うんぬんが議論されること自体、あまりにも世の中を舐めているように思います。
まあ、解雇ではなく除名にしなければ退職金不支給にできない規定になっているのならば、法律上はそれを捻じ曲げてまで不支給で押し切ることは難しいのかもしれませんが、みすみす500万円を超える金額を満額支給などしようものならば、高い入場料を払って相撲を見に来る熱心なお客さんにもあまりにも失礼な話でしょうし(本当は支給しない方がよいのでしょうが)せめて常識的な範囲内(勤続3年半ならば、手切れ金としても数十万円も出せば十分でしょう)で和解する方向にもっていくべきなのではないかな…などとついつい考えてしまいます。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20081222-OYT1T00440.htm
大麻事件で日本相撲協会を解雇された元幕内力士の若ノ鵬(本名=ガグロエフ・ソスラン)(20)に対し、相撲協会が一般の退職金にあたる力士養老金を支給する意向であることが22日、わかった。
理事会で今後、協議していく予定で、金額は500万円を超える見通し。相撲界では元幕内の露鵬、白露山兄弟らも解雇されており、協会幹部は「請求があったら法的には払わなければいけない」と認めている。
一方、傷害致死事件で解雇された前時津風親方(元小結双津竜)からの請求はなく、協会側も支給の予定はないという。
相撲協会の退職金支給規定では、除名処分になった力士と親方には、退職金を支給しないとする「不支給規定」があるが、解雇処分者に対する規定は、特に定められていない。除名は相撲協会の「役員、評議員、横綱、大関の現在数の四分の三以上の特別決議が必要」となる。
若ノ鵬は現在、解雇の無効を求めて相撲協会を提訴し、未払い給与の支払いを求めている。この訴えが認められなかった場合を想定し、弁護人は11月、相撲協会に対し、「退職金」を支払うように請求したところ、解雇が妥当と判断された時は、支給する意向を示したという。
協会幹部は「今後は規則の改正を考えなければいけない」と語った。
大麻事件で日本相撲協会を解雇された元幕内力士の若ノ鵬といえば、大麻疑惑もさながら、ありもしない八百長事件をでっちあげて、世間を騒がせたとんでもない輩ですし、もしこれが民間企業ならば、『会社の信用を著しく失墜させた』ことを理由に(退職金も支給されない)懲戒解雇になってもおかしくないと思うのですが、世間を騒がせただけで気が済まずに、今度は500万円を超える退職金をせしめようとするなんて、ずうずうしいにも程がありますし、一庶民としては 心の底からムカつきますねぇ…。
まだこれが、勤続うん十年の50代や60代の方ならば、『退職金全額を没収するのはこれまでの功績を考慮すれば酷』という考えも出てくるのかもしれませんが、若ノ鵬の初土俵は2005年の3月場所で、関取になったのは2007年の1月場所。言い換えれば、勤続年数そのものが3年半しかなく、組織の売り上げに貢献したという意味では関取になってからの1年半程度。ごくごく普通の民間会社でも、3年以上働かなければ退職金が出ないというのに、それで懲戒解雇に準ずる言動を取りながら、退職金の支給うんぬんが議論されること自体、あまりにも世の中を舐めているように思います。
まあ、解雇ではなく除名にしなければ退職金不支給にできない規定になっているのならば、法律上はそれを捻じ曲げてまで不支給で押し切ることは難しいのかもしれませんが、みすみす500万円を超える金額を満額支給などしようものならば、高い入場料を払って相撲を見に来る熱心なお客さんにもあまりにも失礼な話でしょうし(本当は支給しない方がよいのでしょうが)せめて常識的な範囲内(勤続3年半ならば、手切れ金としても数十万円も出せば十分でしょう)で和解する方向にもっていくべきなのではないかな…などとついつい考えてしまいます。