宇佐神宮:マナー悪化で札納所廃止 ごみ処理限界 大分 2008年12月30日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081230k0000m040093000c.html
大分県宇佐市の宇佐神宮が、年末年始の参拝者から古くなった破魔矢などの縁起物を預かり、処分する「古神札納所」を廃止した。参拝者がプラスチックや生ごみを置いていくなどするため、分別に数カ月かかり処理も限界という。同神社は上宮本殿が国宝で「マナーの低下で神域の維持が困難。ぜひご理解を」と話している。
古神札納所(3.3平方メートル)は境内の春宮神社前に、1月10日まで臨時に設けられている。古くなったお札やお守り、木製の絵馬などをおはらいし、社務所裏の焼却炉で処分する。昨年度は約3トン集まった。
宇佐神宮によると、マナーの悪さは5年ぐらい前から目立ち始めた。縁起物とは関係ない人形や縫いぐるみ、書籍などを置く人も多く、納所から山のようにはみ出し、景観も悪い。中には生ごみが入ったままのビニール袋が捨てられていたこともあったという。同神宮は「やむをえない措置。分別も限界で焼却すれば有害物質の発生も懸念される」と話している。
宇佐神宮は正月三が日で県内一の40万人近くの参拝者がある。
日本では、新年に縁起物を買い、その代わりに古くなった破魔矢などは神社で処分してもらう独自の習慣があったのですが、最近では縁起物とは全く関係のないゴミを、神社の方でお炊き上げしてくれる専用の場所に捨てるとんでもない罰当たり者が増えているようで、とうとうマナーの悪さにぶち切れた大分県宇佐市の宇佐神宮が古神札納所を廃止してしまったようです。
ちなみに、この宇佐神宮。全国四万四千社と称する八幡宮の総本社だそうで、正月3か日では40万人近い数の参拝者が来る全国有数の神社ですが、当然ながら食べ物の屋台などは周辺に多数出ていることが予想されますし、おそらくはそういったゴミも放置していくおバカがいたのでしょうが、さすがに規格外のものまで持ち込まれたあげく、下手をすれば有料で処分業者に渡さなければならないようなゴミや臭いのする生ゴミまで持ち込まれては神社だってたまったものではありませんし、人形やぬいぐるみだって『供養して欲しければ専門の神社で、きちんと対価を支払って供養してもらう』性質のもの。地元の小さな社ではなく参拝客の多い神社だけに、常時人を貼り付けてチェックするわけにもいきませんし、『参拝者のマナーに任せる』では済まなくなり、このような強行措置を取らざるをえなくなったのも致し方なかったのではないでしょうか。
おそらくは他の有名神社でも大なり小なり同じような悩みを抱えていると思いますが、神社というのは新年を清らかな気持ちで参拝にいく場所。決して食べ歩きに出かける場所でもなければ、自治体のゴミ回収に間に合わないゴミを処分してくれる場所ではありませんし、参拝者の1人1人が良識に乗っ取った振る舞いをして欲しいものだと思いますね…(溜息
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081230k0000m040093000c.html
大分県宇佐市の宇佐神宮が、年末年始の参拝者から古くなった破魔矢などの縁起物を預かり、処分する「古神札納所」を廃止した。参拝者がプラスチックや生ごみを置いていくなどするため、分別に数カ月かかり処理も限界という。同神社は上宮本殿が国宝で「マナーの低下で神域の維持が困難。ぜひご理解を」と話している。
古神札納所(3.3平方メートル)は境内の春宮神社前に、1月10日まで臨時に設けられている。古くなったお札やお守り、木製の絵馬などをおはらいし、社務所裏の焼却炉で処分する。昨年度は約3トン集まった。
宇佐神宮によると、マナーの悪さは5年ぐらい前から目立ち始めた。縁起物とは関係ない人形や縫いぐるみ、書籍などを置く人も多く、納所から山のようにはみ出し、景観も悪い。中には生ごみが入ったままのビニール袋が捨てられていたこともあったという。同神宮は「やむをえない措置。分別も限界で焼却すれば有害物質の発生も懸念される」と話している。
宇佐神宮は正月三が日で県内一の40万人近くの参拝者がある。
日本では、新年に縁起物を買い、その代わりに古くなった破魔矢などは神社で処分してもらう独自の習慣があったのですが、最近では縁起物とは全く関係のないゴミを、神社の方でお炊き上げしてくれる専用の場所に捨てるとんでもない罰当たり者が増えているようで、とうとうマナーの悪さにぶち切れた大分県宇佐市の宇佐神宮が古神札納所を廃止してしまったようです。
ちなみに、この宇佐神宮。全国四万四千社と称する八幡宮の総本社だそうで、正月3か日では40万人近い数の参拝者が来る全国有数の神社ですが、当然ながら食べ物の屋台などは周辺に多数出ていることが予想されますし、おそらくはそういったゴミも放置していくおバカがいたのでしょうが、さすがに規格外のものまで持ち込まれたあげく、下手をすれば有料で処分業者に渡さなければならないようなゴミや臭いのする生ゴミまで持ち込まれては神社だってたまったものではありませんし、人形やぬいぐるみだって『供養して欲しければ専門の神社で、きちんと対価を支払って供養してもらう』性質のもの。地元の小さな社ではなく参拝客の多い神社だけに、常時人を貼り付けてチェックするわけにもいきませんし、『参拝者のマナーに任せる』では済まなくなり、このような強行措置を取らざるをえなくなったのも致し方なかったのではないでしょうか。
おそらくは他の有名神社でも大なり小なり同じような悩みを抱えていると思いますが、神社というのは新年を清らかな気持ちで参拝にいく場所。決して食べ歩きに出かける場所でもなければ、自治体のゴミ回収に間に合わないゴミを処分してくれる場所ではありませんし、参拝者の1人1人が良識に乗っ取った振る舞いをして欲しいものだと思いますね…(溜息