ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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宇佐神宮:マナー悪化で札納所廃止 ごみ処理限界 大分

2008-12-31 16:47:30 | Weblog
宇佐神宮:マナー悪化で札納所廃止 ごみ処理限界 大分 2008年12月30日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081230k0000m040093000c.html
 大分県宇佐市の宇佐神宮が、年末年始の参拝者から古くなった破魔矢などの縁起物を預かり、処分する「古神札納所」を廃止した。参拝者がプラスチックや生ごみを置いていくなどするため、分別に数カ月かかり処理も限界という。同神社は上宮本殿が国宝で「マナーの低下で神域の維持が困難。ぜひご理解を」と話している。
 古神札納所(3.3平方メートル)は境内の春宮神社前に、1月10日まで臨時に設けられている。古くなったお札やお守り、木製の絵馬などをおはらいし、社務所裏の焼却炉で処分する。昨年度は約3トン集まった。
 宇佐神宮によると、マナーの悪さは5年ぐらい前から目立ち始めた。縁起物とは関係ない人形や縫いぐるみ、書籍などを置く人も多く、納所から山のようにはみ出し、景観も悪い。中には生ごみが入ったままのビニール袋が捨てられていたこともあったという。同神宮は「やむをえない措置。分別も限界で焼却すれば有害物質の発生も懸念される」と話している。
 宇佐神宮は正月三が日で県内一の40万人近くの参拝者がある。



 日本では、新年に縁起物を買い、その代わりに古くなった破魔矢などは神社で処分してもらう独自の習慣があったのですが、最近では縁起物とは全く関係のないゴミを、神社の方でお炊き上げしてくれる専用の場所に捨てるとんでもない罰当たり者が増えているようで、とうとうマナーの悪さにぶち切れた大分県宇佐市の宇佐神宮が古神札納所を廃止してしまったようです。 
 ちなみに、この宇佐神宮。全国四万四千社と称する八幡宮の総本社だそうで、正月3か日では40万人近い数の参拝者が来る全国有数の神社ですが、当然ながら食べ物の屋台などは周辺に多数出ていることが予想されますし、おそらくはそういったゴミも放置していくおバカがいたのでしょうが、さすがに規格外のものまで持ち込まれたあげく、下手をすれば有料で処分業者に渡さなければならないようなゴミや臭いのする生ゴミまで持ち込まれては神社だってたまったものではありませんし、人形やぬいぐるみだって『供養して欲しければ専門の神社で、きちんと対価を支払って供養してもらう』性質のもの。地元の小さな社ではなく参拝客の多い神社だけに、常時人を貼り付けてチェックするわけにもいきませんし、『参拝者のマナーに任せる』では済まなくなり、このような強行措置を取らざるをえなくなったのも致し方なかったのではないでしょうか。
 おそらくは他の有名神社でも大なり小なり同じような悩みを抱えていると思いますが、神社というのは新年を清らかな気持ちで参拝にいく場所。決して食べ歩きに出かける場所でもなければ、自治体のゴミ回収に間に合わないゴミを処分してくれる場所ではありませんし、参拝者の1人1人が良識に乗っ取った振る舞いをして欲しいものだと思いますね…(溜息

「株式逃資」に「窮々病院」 住友生命が08年の「創作四字熟語」

2008-12-31 16:42:38 | Weblog
「株式逃資」に「窮々病院」 住友生命が08年の「創作四字熟語」2008年12月11日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081211AT3K1100I11122008.html
 住友生命保険は11日、2008年の世相を映す「創作四字熟語」の優秀作品10点を発表した。金融市場の混乱を招いた米リーマン・ブラザーズの破綻を題材にした「兄弟減価(きょうだいげんか)」、医師不足への不安を表した「窮々病院(きゅうきゅうびょういん)」などが選ばれた。
 北京五輪を題材にした熟語の応募も多く、金メダルを獲得したソフトボールの上野由岐子投手をたたえる「好投夢繋(こうとうむけい)」や男子400メートルリレーの「四凜駆銅(よんりんくどう)」の2つが優秀作品に。世界同時株安を嘆いた「株式逃資(かぶしきとうし)」も選ばれた。
 創作四字熟語は10月から11月初旬にかけて募集し、計9041作品の応募があった。



 今年も住友生命の『世相四文字熟語』ごとき、『創作四字熟語』が発表されましたが、今回も、病院はあっても医者が足りないことを皮肉った「窮々病院(きゅうきゅうびょういん)」、長生きしても労られないことを皮肉った「苦労長寿(くろうちょうじゅ)」、株で損をした人が応募したと思われる「株式逃資(かぶしきとうし)」、リーマン・ブラザーズの経営破たんをもじった「兄弟減価(きょうだいげんか)」など、皮肉の効いた四字熟語が集まったようですね…(苦笑
 入選作品にも、失言が原因で閣僚が次々と辞めていくのを皮肉った「舌退多数(ぜったいたすう)」や、日銀総裁不在を皮肉った「中央無人(ちゅうおうむじん)」や、小麦粉の値上げを皮肉った「粉群噴騰(こぐんふんとう)」、汚染米の流通にひっかけた「汚米極悪(オーマイゴッド)」などなど、中々ウィットのきいた面白い作品が多数集まっているようですし、お正月のテレビ番組に飽きた時などは、こういった創作四字熟語を読み上げて盛り上がるのも面白いかもしれません。

創作四文字熟語の発表はこちら 
http://cam.sumitomolife.co.jp/jukugo/2008/yusyu.html(ベスト10作品)
http://cam.sumitomolife.co.jp/jukugo/2008/nyusen.html(入選40作品)

世界のビール消費量、東京ドーム約142杯分 中国5年連続首位 

2008-12-31 16:36:18 | Weblog
世界のビール消費量、東京ドーム約142杯分 中国5年連続首位 2008年12月19日 産経
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081218/biz0812181907015-n1.htm
 キリンホールディングス(HD)傘下のキリン食生活文化研究所が18日発表した2007年の世界主要国のビール消費量統計によると、世界の総消費量は前年比5.6%増の約1億7552万キロリットル(大びん換算で約2773億本)と22年連続で増加した。東京ドームをビールジョッキに見立てると、前年比約7・5杯増の約142杯分に相当するという。
 国別の順位では、中国が5年連続で首位を維持し全消費量の22.3%を占めた。同研究所では「経済発展に伴う生活水準の向上で、ビールを飲む層が沿岸部から拡大。海外資本の参入も市場を活性化させている」と分析している。
 2位の米国、3位のロシアは順位に変動はなかった。一方、4位にはブラジルが前年の5位から浮上。ロシアとブラジルは初めて1000万キロリットルの大台を突破した。日本はメキシコに抜かれ7位と前年の6位から5年ぶりに順位を下げた。日本は、5位のドイツ、8位のイギリスとともに前年割れになっており、「少子高齢化やアルコールの好みの多様化などが影響した」と分析している。
 地域別では欧州とアジアの構成比がそれぞれ3割を超えており、世界の2大ビール消費市場という構図にになっている。アジアは31.2%で、最大市場の欧州(31.4%)に迫っている。



 お正月は、来客も迎えることも多く、ビールを飲む機会が増えると思いますが、先日キリンビールから2007年の世界主要国のビール消費量が発表され、昨年7位だったメキシコが前年比5.3%の伸びを見せたこともあり、日本と逆転。また昨年4位だったドイツと5位のブラジルも逆転しました。
 ちなみに、日本の消費量は前年比0.3%減で、他に減少している国を見ると、ドイツの3.7%減、イギリスの4.4%減、フランスの3.4%減、チェコの8.3%減など。一方、中国は11.8%増、ロシアも15.1%増と1位と3位の地位を固め(2位はアメリカ1.5%増)、18.3%増となったウクライナは13位から11位にランクアップ、18.8%増となったベトナムも23位から19位に、17.4%増となったナイジェリアも27位から25位になりました。先進国が全般的に伸び悩む中、その分発展途上国でこれまでビールとはあまり縁がなかった国が大幅に消費を増やしていると言った構図でしょうか…。
 7位日本のすぐ後の8位のイギリスは消費量が急減していますし、9位のスペインや10位のポーランドは日本の6割弱の消費量なので、今後数年間は日本の順位が落ちることはなさそうです。

 ちなみに、1人あたりの消費量で見ると、チェコが圧倒的に多く日本の2.9倍、以降アイルランド(日本の2.7倍)、ドイツ(同2.3倍)、オーストリア・エストニア(同2.2倍)、ベネズエラ(同2.1倍)となっていて、アメリカは15位、日本は38位、中国は55位となっています。いろんなお酒が飲めるという事情もあるのでしょうが、裕福な国の割には意外に順位が低いという印象を受けますね。

ニュースリリース(2007年世界主要国のビール消費量)はこちら
http://www.kirinholdings.co.jp/news/2008/1218_01.html

年賀メール:添付ファイルに注意を ウイルス感染の恐れ

2008-12-31 16:29:27 | Weblog
年賀メール:添付ファイルに注意を ウイルス感染の恐れ 2008年12月29日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081229k0000m040077000c.html
 「あけましておめでとう」メールにご注意--。若者を中心に年賀メールのやりとりが増える中、コンピューターウイルスの被害に遭わないよう、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、年賀メールの添付ファイルの取り扱いについて注意を呼び掛けている。
 IPAによると、ウイルスの中には、感染したパソコンが保存しているアドレス帳のアドレスを差出人や送信先にして、勝手にウイルスメールを送信するものがある。こうした場合、差出人のアドレスを詐称し、友人からの年賀メールを装ったウイルスメールが届くことになる。
 また、添付ファイルがウイルスだと気付かれないように、普通の画像ファイルや文書ファイルなどに見せかけるウイルスも確認されている。こうしたメールの添付ファイルをうっかり開くと、ウイルスに感染する。IPAは「添付ファイルの見た目に惑わされないことが大事」としている。
 基本的な対策は、アンチウイルスソフトやOS(基本ソフト)、ワープロソフトなどの使用ソフトを常に最新の状態に更新しておくこと。そのうえで、メールの添付ファイルには十分注意を払う必要がある。



 あ~確かに、普段からペットの面白画像とかをやり取りしているような親しい知人を装ったメールだと、つい無警戒で添付ファイルを開いてしまうこともあるでしょうし、特に年賀メールの場合は、年に数回程度しか会わない相手にも送ることがあるため『あれ? こいつ 誰だっけ?』とつい添付ファイルを開いてしまう可能性が高そうですね。
 最近は携帯電話経由での年賀メールが流行っているそうですが、携帯電話のアドレスからパソコン、あるいはパソコンのアドレスから携帯電話に送られてくるようなメールでもし添付ファールがついていたら、一応の警戒は必要(携帯電話の場合、ウイルスが携帯電話の中で活動するのに必要なプログラムが、携帯電話には組み込まれていないことや、基本ソフトの情報がほとんど外部に公開されていないことから、基本ソフトの脆弱性をつくようなウイルスが作られにくいそうですが、一部にはウィンドウズの携帯電話版基本ソフトを搭載している機種もあるそうなので、油断は禁物です 参考記事:http://osaka.yomiuri.co.jp/mono/mo70410a.htm)ではないでしょうか…。

物騒な事件2本

2008-12-31 16:24:28 | Weblog
交番で「拳銃出せ」…「出所したばかり」の65歳強盗未遂 2008年12月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081231-OYT1T00150.htm
 31日午前2時20分頃、愛知県知立(ちりゅう)市栄の同県警安城署知立駅前交番で、交番内に入ってきた男が、男性警察官(27)に食事用ナイフ(全長約22センチ)を突き付け、「拳銃を出せ」と脅した。
 警察官がすぐにその場で取り押さえ、強盗未遂容疑で現行犯逮捕した。
 発表によると、男は住所不定、無職増田敏清容疑者(65)。増田容疑者は交番内で警察官と話していたところ、いきなり右胸ポケットから食事用ナイフを取り出したという。
 調べに対し「今月20日頃に刑務所を出所し、その後出会った人物に仕返しをしたかった」などと話しているという。

「派遣契約切られた」六本木ヒルズで男が刃物振り回す 2008年12月31日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081231-OYT1T00061.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081231k0000m040103000c.html
 30日午後8時30分ごろ、東京都港区六本木の六本木ヒルズの付近を、刃物を持った男がうろついていると、通行人から警視庁麻布署に届け出があった。
 同署員が駆けつけたところ、男は六本木ヒルズの正面玄関付近で、「刺すぞ。この野郎」などと叫び、刃物を振り回したことから、同署組織犯罪対策課の男性巡査部長(35)が上空に1発を威嚇発砲し、男を銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。男は逮捕される前、「派遣社員の契約を切られた」などと叫んでいたという。
 逮捕された男は、杉並区天沼3、自称無職椎名賢次容疑者(28)。同署副署長によると、椎名容疑者は同8時35分ごろ、六本木ヒルズの正面玄関近くで、洋包丁(刃体約16センチ)を所持していた疑い。椎名容疑者は威嚇発砲の後、包丁を地面に置いたという。
 現場は、地下鉄六本木駅近くの広場付近。年末ということもあり、買い物客らが多数行き交っていた。
 映画を見に来たという30歳代の女性は、広場のそばにある映画館の前で、パーンという銃声のような音を聞いた。何人かが広場の方から逃げるように走ってきたといい、広場の方へ歩いて行くと、男性が取り押さえられ、わめいていたという。女性は「映画のロケかと思った」と、驚いた様子だった。同署の阿多孝治署長は「適正な執行と考えている」とコメントしている。



 もう年の瀬だというのに物騒な事件が相次いでいるようです。
 まず、最初の事件は出所したばかりの男が警官相手に『拳銃を出せ!』と食事用ナイフを突きつけてあっけなく現行犯逮捕。容疑者は「今月20日頃に刑務所を出所し、その後出会った人物に仕返しをしたかった」などとわけのわからないことを言っているようですが、護身術を一通り習ってから配置されている若い警官相手に、出所帰りの65歳の男がたかが食事用ナイフごときで本気で相手を脅せるとでも思っていたのでしょうか??? どんな罪で入所していたのかは知りませんが、今度は強盗未遂。今度は刑務所暮らしも長くなりそうです。

 もう一方は、派遣契約を切られたことを恨み、刃物を持ち歩いていかついていた男が逮捕されたというこちらも物騒な事件。まあ、ヤケになるのもわからなくもありませんが、今は日本中のあちこちで非正規労働者の雇用が打ち切られている時代。そんな状況でヤケを起こしても何も解決できません(泥酔してトラ箱にぶち込まれたくらいならまだしも、刃物を振り回して逮捕されたというのでは、フォローのしようもありません)し、名前がマスコミ上に出てしまっては、今後正社員として再就職することも厳しくなりそうな気がします。この容疑者がどんな経歴を辿ってきたかは知りませんが、まだ28歳ならば、万年人手不足の介護職や、中小企業などじっくり職探しを行なえば、道も開けたかもしれないというのに、自分から未来を閉ざしてしまうなんてあまりにも勿体無い話だと思います。