NY株続落、終値90ドル安 商品下落で素材株に売り 2010年11月13日 日経
12日の米株式相場は続落し、ダウ工業株30種平均は前日比90ドル52セント安の1万1192ドル58セント(速報値)で終えた。物価上昇が続く中国が一段の金融引き締めを実施するとの思惑などから、商品相場が大幅に下落。非鉄大手アルコアなどの素材株やエネルギー株に売りが膨らんだ。追加の金融緩和として、同日ニューヨーク連銀が初回の
米国債買い取りを実施したにもかかわらず、米長期金利が上昇したことなども市場心理を冷やした。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同37.31ポイント安の2518.21(同)で終えた。
NY原油、下落 12月物は84.88ドルで終了、中国需要に不透明感 2010年11月13日 日経
12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は下落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の12月物は前日比2.93ドル安の1バレル84.88ドルで取引を終えた。経済成長に伴い原油消費を増やしてきた中国経済が減速するとの懸念が浮上。需要の先行き不透明感が強まり、目先の利益をひとまず確定する目的の売りが優勢となった。
11日発表の中国の10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.4%上昇した。市場予想を上回る内容となり、中国当局がインフレ抑制のために追加利上げに踏み切るとの観測が拡大。利上げによって中国経済が減速するとの警戒感が広がった。前日時点では冷静な受け止めも目立ったが、海外市場での大きな反応を受けて改めて懸念が強まった。 ガソリンとヒーティングオイルはともに続落した。
NY金、大幅反落 12月物は1365.5ドルで終了、世界的な株安で 2010年11月13日 日経
12日のニューヨーク金先物相場は大幅に反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比37.8ドル安の1トロイオンス1365.5ドルで終えた。世界的な株式相場の下落を受けて、金に利益確定売りが膨らんだ。
中国の上海株式相場が急落し、欧米の株式相場も下落した。米金融緩和などを背景に投資資金が商品市場に流入するとの見方から金先物は上昇基調にあり、12月物は中心限月としての過去最高値圏で推移していた。世界的に株式相場が下落したことで投資家が今後運用リスクを縮小し、金に対する投資も減らすとの見方から売りが出た。
前日発表の中国の10月の消費者物価指数(CPI)が大幅に上昇し、12日は中国当局が海外からの不動産投資の規制を強化したと伝わった。景気の過熱を防ぐため中国が金融引き締めに動くとの思惑も、金の売りを促したとの声もあった。 銀とプラチナも反落した。
11月米ミシガン大消費者信頼感速報値は予想以上に上昇、6月以来の高水準 2010年11月13日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT878885220101112
ロイター/ミシガン大学の調査した11月の米消費者調査・速報値は、消費者信頼感指数が69.3と前月の67.7から上昇し、6月以来の高水準となった。
ロイターがまとめた市場予想の69.0も上回った。
6月にはリセッション(景気後退)後の高水準となる76.0を記録している。過去4カ月の平均は68.2。
FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリストファー・ロー氏は「消費者信頼感指数の小幅改善は、クリスマスまで現在の支出ペースが継続することを示唆している。こ
れは数カ月前よりも良好な見通しだ。しかし、失業率を大幅に引き下げるには不十分だろう」と述べた。
1年インフレは3.0と、前月の2.7から上昇し、5月以来の高水準。
調査責任者のリチャード・カーティン氏は声明で「とりわけ食品・燃料など、わずかであっても明確なインフレ率の上昇は不安を高め、支出よりも貯蓄の増加を招くだろう」と述べた。
景気現況指数は79.7と、前月の76.6から上昇。予想の77.0を上回り、6月以来の高水準となった。
消費者期待指数は62.7で、前月の61.9から上昇したものの、予想の63.5は下回った。
週末12日のNY株式市場ですが、中国株の急落を嫌気して商品市場も大幅下落したことから素材株などが売られ主要3市場とも続落。
NYダウも、開始直後に11120ドル近くまで下げた後、午前10時過ぎに前日終値(11283ドル10セント)近辺まで戻す場面もあったものの、午前11時前に11190ドル近辺まで下げ、11時半頃に一旦11220ドル近辺まで小反発するも、その後は再び下落に転じて午後1時過ぎに一時11143ドル84セントまで下落。午後2時過ぎからは緩やかに回復に転じましたが、終値ベースでも前日比90ドル52セント安い11192ドル58セントで終了(0.80%安)しました。
ハイテク株比率の高いナスダックは、前日比37.31ポイント安い2518.21ポイントで終了(1.46%安)。
S&P500種も、前日比14.33ポイント安い1199.21ポイントと1200ポイントの大台を割り込んで終了(1.18%安)しています。
ダウ構成30銘柄中26銘柄で下落して、アルコアが2.32%安、ヒューレッドパッカードが2.06%安、シスコシステムズが前日の16.21%安に続く1.80%の続落、キャタピラーが1.70%安など。
金融株も、バンカメが2.02%安、アメックスが1.50%安、JPモルガンチェースが1.02%安でした。
一方、ウォルトディズニーが5.80%高と反発した他、インテルが1.51%高。
11月の米ミシガン大消費者信頼感速報値が予想以上に上昇するという好材料もあったのですが、見事にスル―される形になりました。
NY原油は、前日比2.93ドル安い1バレル84.88ドルと大きく下落して終了。
NY金は、前日比37.8ドル安い1トロイオンス1365.5ドルとこちらも大きく下落して終了しています。
12日の米株式相場は続落し、ダウ工業株30種平均は前日比90ドル52セント安の1万1192ドル58セント(速報値)で終えた。物価上昇が続く中国が一段の金融引き締めを実施するとの思惑などから、商品相場が大幅に下落。非鉄大手アルコアなどの素材株やエネルギー株に売りが膨らんだ。追加の金融緩和として、同日ニューヨーク連銀が初回の
米国債買い取りを実施したにもかかわらず、米長期金利が上昇したことなども市場心理を冷やした。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同37.31ポイント安の2518.21(同)で終えた。
NY原油、下落 12月物は84.88ドルで終了、中国需要に不透明感 2010年11月13日 日経
12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は下落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の12月物は前日比2.93ドル安の1バレル84.88ドルで取引を終えた。経済成長に伴い原油消費を増やしてきた中国経済が減速するとの懸念が浮上。需要の先行き不透明感が強まり、目先の利益をひとまず確定する目的の売りが優勢となった。
11日発表の中国の10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.4%上昇した。市場予想を上回る内容となり、中国当局がインフレ抑制のために追加利上げに踏み切るとの観測が拡大。利上げによって中国経済が減速するとの警戒感が広がった。前日時点では冷静な受け止めも目立ったが、海外市場での大きな反応を受けて改めて懸念が強まった。 ガソリンとヒーティングオイルはともに続落した。
NY金、大幅反落 12月物は1365.5ドルで終了、世界的な株安で 2010年11月13日 日経
12日のニューヨーク金先物相場は大幅に反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比37.8ドル安の1トロイオンス1365.5ドルで終えた。世界的な株式相場の下落を受けて、金に利益確定売りが膨らんだ。
中国の上海株式相場が急落し、欧米の株式相場も下落した。米金融緩和などを背景に投資資金が商品市場に流入するとの見方から金先物は上昇基調にあり、12月物は中心限月としての過去最高値圏で推移していた。世界的に株式相場が下落したことで投資家が今後運用リスクを縮小し、金に対する投資も減らすとの見方から売りが出た。
前日発表の中国の10月の消費者物価指数(CPI)が大幅に上昇し、12日は中国当局が海外からの不動産投資の規制を強化したと伝わった。景気の過熱を防ぐため中国が金融引き締めに動くとの思惑も、金の売りを促したとの声もあった。 銀とプラチナも反落した。
11月米ミシガン大消費者信頼感速報値は予想以上に上昇、6月以来の高水準 2010年11月13日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT878885220101112
ロイター/ミシガン大学の調査した11月の米消費者調査・速報値は、消費者信頼感指数が69.3と前月の67.7から上昇し、6月以来の高水準となった。
ロイターがまとめた市場予想の69.0も上回った。
6月にはリセッション(景気後退)後の高水準となる76.0を記録している。過去4カ月の平均は68.2。
FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリストファー・ロー氏は「消費者信頼感指数の小幅改善は、クリスマスまで現在の支出ペースが継続することを示唆している。こ
れは数カ月前よりも良好な見通しだ。しかし、失業率を大幅に引き下げるには不十分だろう」と述べた。
1年インフレは3.0と、前月の2.7から上昇し、5月以来の高水準。
調査責任者のリチャード・カーティン氏は声明で「とりわけ食品・燃料など、わずかであっても明確なインフレ率の上昇は不安を高め、支出よりも貯蓄の増加を招くだろう」と述べた。
景気現況指数は79.7と、前月の76.6から上昇。予想の77.0を上回り、6月以来の高水準となった。
消費者期待指数は62.7で、前月の61.9から上昇したものの、予想の63.5は下回った。
週末12日のNY株式市場ですが、中国株の急落を嫌気して商品市場も大幅下落したことから素材株などが売られ主要3市場とも続落。
NYダウも、開始直後に11120ドル近くまで下げた後、午前10時過ぎに前日終値(11283ドル10セント)近辺まで戻す場面もあったものの、午前11時前に11190ドル近辺まで下げ、11時半頃に一旦11220ドル近辺まで小反発するも、その後は再び下落に転じて午後1時過ぎに一時11143ドル84セントまで下落。午後2時過ぎからは緩やかに回復に転じましたが、終値ベースでも前日比90ドル52セント安い11192ドル58セントで終了(0.80%安)しました。
ハイテク株比率の高いナスダックは、前日比37.31ポイント安い2518.21ポイントで終了(1.46%安)。
S&P500種も、前日比14.33ポイント安い1199.21ポイントと1200ポイントの大台を割り込んで終了(1.18%安)しています。
ダウ構成30銘柄中26銘柄で下落して、アルコアが2.32%安、ヒューレッドパッカードが2.06%安、シスコシステムズが前日の16.21%安に続く1.80%の続落、キャタピラーが1.70%安など。
金融株も、バンカメが2.02%安、アメックスが1.50%安、JPモルガンチェースが1.02%安でした。
一方、ウォルトディズニーが5.80%高と反発した他、インテルが1.51%高。
11月の米ミシガン大消費者信頼感速報値が予想以上に上昇するという好材料もあったのですが、見事にスル―される形になりました。
NY原油は、前日比2.93ドル安い1バレル84.88ドルと大きく下落して終了。
NY金は、前日比37.8ドル安い1トロイオンス1365.5ドルとこちらも大きく下落して終了しています。